問題40 医療と介護の連携について適切なものはどれか。3つ選べ。



1 訪問介護事業所のサービス提供責任者が,通所リハビリテーション事業所の理学療法士等に同行し,利用者宅を訪問した場合には,連携に関する介護報酬を算定できる。


2 併設医療機関ではない在宅療養支援診療所は,介護老人福祉施設への往診料を算定できる。


3 在宅療養支援歯科診療所は,介護支援専門員の指示により,歯科訪問診療を実施する。


4 介護老人保健施設が地域連携診療計画に係る医療機関から利用者を受け入れ,当該計画の診療報酬を算定している病院に対して文書により情報提供をした場合には,情報提供に係る加算を算定できる。


5 介護保険と医療保険の利用者負担の合計額が世帯で一定額を超えた場合には,介護保険と医療保険から,高額医療合算介護(予防)サービス費と高額介護合算療養費がそれぞれ支給される。









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解答2・4・5

問題39 訪問看護について正しいものはどれか。2つ選べ。


1 訪問看護開始時における主治の医師の指示書のとおりにサービスを提供していれば,訪問看護報告書を主治医に定期的に提出する必要はない。


2 末期の悪性腫瘍は,医療保険による訪問看護の対象となる「厚生労働大臣が定める疾病等」に該当する。


3 要介護者に対して医療保険と介護保険の両方から給付が可能な場合には,医療保険を優先して適用する。


4 訪問介護事業所の利用者に対し,喀痰吸引等に係る特定行為業務を円滑に行うための支援を行った場合には,看護・介護職員連携強化加算を算定できる。


5 訪問看護ステーションは,緊急時24時間連絡体制を義務づけられている。









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解答2・4

問題38 介護老人保健施設が提供するサービスについて適切なものはどれか。3つ選べ。


1 特別療養費は,入所者に対して指導管理等のうち日常的に必要な医療行為として行った場合に算定できる。


2 経口維持加算は,医師等の指示に基づき,管理栄養士その他の職種が共同して計画を作成し,継続して経口摂取を進めるための特別な管理を行った場合に算定できる。


3 栄養マネジメント加算は,常勤の管理栄養士又は経験のある栄養士を配置している場合に月単位で算定できる。


4 ターミナルケア加算は,突然死の場合には,本人の了解が得られていなくても,その後のケアが必要なため算定できる。


5 認知症専門ケア加算は,認知症高齢者の日常生活自立度Ⅲ以上の者に対して専門的な認知症ケアを行った場合に1日単位で算定できる。









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解答1・2・5

問題37 次の記述のうち適切なものはどれか。2つ選べ。


1 1 屋内での歩行が安定して自立している要介護高齢者については,屋外での歩行も同様に安定して自立するため,転倒のリスクを検討する必要はない。


2 失語症とは,発語に関係する筋に異常がなく,知能低下もないが,言語による表現や文字の理解ができなくなることであり,その原因は主に聴力障害である。


3 片麻痺がある場合の車の乗降は,健側から乗り,降りる場合は逆の順序で行うとよい。


4 重度の片麻痺の場合には,肩の亜脱臼を合併しやすいので,日常生活動作の介助において,麻痺側の上肢の位置などに配慮する必要がある。


5 廃用による筋力低下の予防のためには,日常生活動作の励行やレクリエーション活動等の継続は効果がない。









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解答3・4


問題36 痰の吸引について,より適切なものはどれか。3つ選べ。


1 長期療養で気管切開や気管挿管を受けている者では,自力で気道内の分泌物を喀出できない場合も多いので,気道確保のために吸引が必要である。


2 意識のある療養者では,吸引は激しい咳嗽反射を起こし,負担がかかるので,吸引は慎む。


3 口腔・鼻腔吸引及び気管内吸引が必要な療養者では,カテーテルを介した感染の危険性があるので,口腔・鼻腔用と気管内用のカテーテルは別にする。


4 療養者の退院に当たっては,その家族が日常的に吸引の操作を行うことができるように,トレーニングを受けることが望ましい。


5 吸引に際しては,事前に体位ドレナージを行うと喀痰が移動してしまうので,有効な排痰ができなくなる。









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解答1・3・4