昨夜のニューヨークを、途中まで心臓が縮むような思い出見ていた。


というのも、昨日(21日)買い建てだけでフルレバになってしまったからだ。一昨日までは日本郵船とJQのテラを買い建てていて。両方とも買値を下回っていた。その上、昨日クラレを前場の場中、1104円で買い建てた。前場330円くらい日経が下がったあたりで、底を打ったと判断したのだ。


しかし、一気のリバウンドは見られず、クラレは1118円までしか上昇せず、大引けは1113円。クラレは昨日のうちに売り埋めしても良いと思っていたが、その機会は訪れなかった。日経も一気のリバはなく、220円安くらいまでしか戻らなかった。


振り返って見れば、セリクラといえるほどのパニック売りは出なかったようだから、ちょっと早まったかなとの不安を持った。


だからニューヨークが始まる前は怖かった。ヨーロッパが全面安だったが、それはギリシャが震源なのだから、ヨーロッパが1番だけ気を受けるのは当然だ。しかし、それが昨夜もアメリカに波及したら、、来週の東京は底が抜けたような暴落になるのは必至だからだ。


実際、ニューヨークが寄り付き直後、150$くらい下がったときは終わったと思ったよ。しかし、その後乱高下があって、引けは120$くらいあげて終わった。助かった。


しかし、その前日の350$くらいの下げの3分の1を戻しただけだから、トレンドの転換ではないだろう。したがって月曜は寄り付きでクラレを、1150円くらいで売り埋めしたい。場合によっては郵船も売り埋めしたい。


そうそう、昨日の後悔といえば、クラレを買うのではなく、テラに寄り付きで成り行き注文を出しナンピンをかけることを考慮したのだ。しかし、値動きの激しいこの銘柄でナンピンする勇気が出ず、クラレを買ってしまったのだ。結果は、テラは寄付きが底値ですぐに急反発、7%くらい上がった。こっちにすればよかった。

3月23日に、東芝のチャートを見ようと「6502」と入力した、はずだった。しかし、「5602」としてしまったようだ。それが栗本鐵工所だった。


その時初めてその名を知った栗本の日足チャートは、25日移動平均線から60%以上も上にあった。業績をさっと見たら、悪い。いつ更正法の適用を申請しても不思議はないものだ。


そこで、すぐに173円で空売ってしまった。しかし、上昇は止まらず、176円で損きり。知ったばかりの会社の株を空売りするのは無茶だったわ。チャートのクセなんて、まったく分からない状態だったもの。


その反省を踏まえ、同31日には189円で空売って、187円で買い戻した。その後も、9回空売りして、勝ち負けを繰り返していた。


その中でも悔しかったのは、4月23日に167円で空売って、さらに168円で追加の空売りを入れたことだ。しかし状況がたいして変わらないのに、追加の空売りを入れるのは、動きすぎだ。意味がなかった。


こんなアホなことをやっていると、株価は裏目に行くもので、その日の後場には174円にまで上昇してしまった。これ以上の評価損は耐えられないので、174円で損きり。しかし、どうせ損きりするのなら、後場の寄り付き170円で損きりすればよかった。


そして迎えた今日、168円で空売った。そして161円で買戻しの注文を入れておいた。今日中に出来ればそれで良いし、出来なければ、今日の大引け後に、重大な会社発表があるかもしれないから、それを待てばよいと思った。


とこおrが、外出していた午場中に、減資の会社発表があって、一気の暴落を演じた。安値122円円で、終値は124円。当然、私の161円の指値は約定してしまった。


後場ちゃんと板を見ていて、減資の発表と同時に注文を取り消せばよかった。さもなければ、重大発表が必ずあると信じて、買戻しの注文など入れずに、とことん待てば良かった。まあ、最後の詰めが甘かったな。


ギリシャ支援策に対してドイツの政府高官が不完全であると発言したと、日本時間23:37ころに伝わって、下落気味だったニューヨーク市場が一気に下げ足を早めたようだ。


今日本時間5日の03:30ころだが、ダウは249.19ドル安の10,903.64ドル。シカゴの日経先物は約10,700円。


中国市場はすでに天井を売っているし、日本は4月1日が天井だった可能性が高い。アメリカも5月上旬が天井になるかもしれない。


私といえば、2月、3月にずいぶん空売りを入れて、損を出していたので、連休前にびびった。4月30日(金曜)にクラレとJTに空売りを入れて、前から売り建てていた栗本鉄工所とあわせて、フルレバになってしまった。そこで、安全策をとって栗本を買い戻してしまったんだ。


連休中にニューヨークが上昇したら、フルレバでは耐えられないからね。結果論では空売りのフルレバで連休明けを待てばよかったことになるが、そんなリスキーな決断はリアルタイムでは下せない。

昨年のオークス以来、久しぶりに馬券を買った。長いことやってないと馬やレースを見る目がなくなっていているのを自覚していたが、このレースの出馬表をみたら、スーとある馬が目に入ってきた。


3000m級のレースは非常に少ないので、長距離馬の層は薄い。したがって、天皇賞(春)は人気うすでも勢いがある馬が勝つことを期待してもいいレースだ。昨年のマイネルキッツがいい例だ。


誰もが私と同じようなことは考えているのだと思う。だから、フォゲッタブルが2.3倍で1倍人気になっているのだろう。たしかに4歳で勢いがあり、長距離向きの良血である。母がエアグルーブというのも良い。しかし、2.3倍ではコストパフォーマンスが悪いんじゃないかな。


そこで、同じ4歳で阪神大章典を2着したジャミールが9.6倍なので、こっちのほうが割が良いと見た。ステイゴールド×Sadler's Wells という血統も、このレースを勝つためにあるようなものではないか。そういうわけで、ジャミールの単勝を買った。

の予想との記事が17日の日経ウェブ版に出ていたらしく、ヤフーファイナンスの掲示板にそうのってたのだが、一瞬ギョッとした。


というのも、16日に郵船に386円で空売りをかけて、持ち越しているのだ。実は2月からの上昇過程で2回空売りをかけては撤退し(途中ドテン買いも入れたが)、これが満を持しての空売りだ。


600億円の黒字というけど、昨年の12月に大規模な公募増資を行い、発行株数は1,700,550千株に増えている。これは公募前の約4割増である。その記事では純利益がいくらになるかは書いてないが、1株あたり利益はかなり下がるだろう。したがって、11年3月期をベースにした PER 20倍は、おそらく300円をきることになるだろう。


郵船の株価がここまで上がったら、これは材料出尽くしと捕らえられるはずだ。外部要因として週末の NY が大幅に下落したから、郵船は下がるだろう。

株のトレードをやっていると、後から、ああやっておけば良かったと、後悔したくなる事はしょっちゅうだ。

たとえば、1日の値動きの中で最も安いあたりで買ったり、最も高いあたりで売ったりするのが理想なのだ。あるいは、数日のスパンで同じことが出来ても十分に理想的だ。しかし、そんな絶妙のタイミングは、リアルタイムではつかめるものではない。結果、高値で買ったり、安値で売ったりしてしまうのだ。

そんなときは、それが出来たら神だと思って、出来なくても後悔しないことにしている。エントリー(買いから入る場合は買い、売りから入る、要するに空売りの場合は売り、を意味する。)に失敗しても、数日放置しておけば、利益が出る水準に株価が来ることが多いし、来なかったらロスカットだ。

ただし、どちらのケースも、イグジット(買いから入っていたものを売り埋め、売りから入っていたものを買い戻すこと)で同様の失敗をすることが多い。だから、後悔の種は尽きないのだが。

タイトルに使ったその表現は、昨年末に思いついたのだが、それ以後は多少リラックスしてトレードできている。高値や安値を予測しそこで売りまたは買うことは、人間の力を超えていると思えば、躊躇が少なく注文を出せるのだ。

それ以前はどうだったかと言うと、やはり、そんなことは人間技を超えていることは分かっていた。しかし、そうできることが自分のトレードの指針となる基準として、どこか頭の中にあったようで、当然そんなことは出来ないから、大事な場面や土壇場で立ちすくむことが多かった。

これら2つの状態は微妙な違いだが、トレードする身としては、結果として現れてくるものの違いが結構大きい気がしている。

そんな中、今週水曜日の17日、短期的なトレード技術としては快心の結果が出た。数日前に日本郵船を328円で空売りして、値上がりされていた。そして迎えた17日、1日の中での値動きはこうだった。

始値が349円。この時点でかなりの評価損だ。幸い340円まで落ちてくれたが、短期的にはこれ以上下がりそうもないので、342円で空売りしていた株を買い戻した。

328円で売っていたものを342円で買ったのだから、これでも損は確定なのだ。しかし、その後、同じ342円で新たに信用買いを入れられたのが、リラックスできていた証拠だろう。

それが順調に値上がりして、15:00ちょっと前に349円で売り埋めできた。そして、終値は349円だった。このように、ほぼ安値で買い、高値で売れたことは、あまり記憶にない。これで、空売りのロスカットで確定した損失の約半分を取り戻せた。

所詮人間には、こんなこと出来ないと思うようになったら、そんなことが出来てしまったわけだ。ただし、349円に売り注文を出しておいたから、その値段で売れたのだが、349円にならなくても構わないと思って注文は出した。実は、なるだろうとは思っていたけど。

だから、厳密に狙ってそんなことが出来たわけじゃないのだ。まあ、狙わなかったからこそ出来たんだろうね。

びっくりした。帰宅して今日の相場をチェックしたら、何と、22円以上も上昇していた。前場の感じでは100円以上下がっているだろうと思っていたのだが。


午前11時に日銀が、0.1%の固定金利で今後3ヶ月間10兆円を供給すると発表したのが、きっかけらしい。後場、これをきかけに、あっというまに上昇した。


前場はまだ下がると思って、何も買わなかったが。むしろ、主力株に大量の空売りが入っている様子があって、プロはこういう、下げ基調がはっきりした時期に空売りをかけるものなんだと感嘆してたものだ。


ここまで下がってきたら、あと下がる余地が少ないから、私は空売りいずらいけど、ほぼ確実に下がるなら下げ幅が小さくても、プロは行くのかと思って傍観してたよ。で、さっさと家を出たのだ。


後場の急上昇は前場の空売りの買戻しも寄与したんだろうな。売らないでよかった。

10月18日、2度目の英検準1級を受けた。最初に受けたのは1月で、落ちた。その次の受験機会は6月だった。しかし、3月以降全然勉強してなかったし、指定された受験地が家から遠かった。それで困ったなと思っていたら、新型インフルの影響で、体調不良の人は次回に振り替えできることになったので、喜んでそうした。体調? 健康そのものだったけど。

そして、迎えた10月の今回。やはり準備はしてないけど、今度は受験地が近かったので、受けることにした。

準備してないといっても、4月から、まるで外国人学校のような中学校でも教え始めたので、自然に英語を使うことが増えた。それが力になってるだろうと気楽に受けた。

気楽にやった分だけ、1月より出来た。英語力は進歩したないはずだから、緊張するとしないでは、結果は大きく違うものだ。

でも、5点は、冷静にやれば取れたのに、焦って失った。しかし、全体的には、ミスはこれだけ。前回よりずっと少なかった。英作文抜きで、自己採点64点。合格ラインは、おそらく70点前後になるだろう。すると、英作文の満点14点のうち6点を取れていれば、そこに達する。

マークミスさえなければ(前回は自己採点より結果が4点低かった)、受かるだろう。そうなれば、次は2次試験の面接だ。ここまで来たら、真面目に面接の準備もしよう。
この前、妙な所で、演劇をやってる人と知り合いになって、雑談しているうちに、サイコドラマのような会話になった。

ところで、サイコドラマって、問題について演技を通して理解を深め、解決を目指す集団精神療法である。これって、ウィキからの引用だが、今この日記を書いてて、初めてその定義を調べて知ったよ。

理想的な家族はどういうものか、という話題になって、私が、子どもが遊びに夢中になって夕食の時間に帰るのを忘れたケースを例にとった。何と言ったかよく覚えてないのだが、その時の親の叱り方として、夕食の時間を守る約束をしていたのに破るのは良くない、とか、破られて親は悲しい、とかの台詞をあげた。

これでも、とっさに頭を働かせて、いかにも心理学の教科書にのっていそうな上から目線、にならないように工夫したつもりだった。

そうしたら、彼女がそのときの子どもの気持ちはどうだったとか質問するので、私が子どもの立場でちょっと演技して、「ちぇっ」とつぶやいた。

それは機能不全家族だと返されたので、そんなものかなと思いつつも、その子に帰属させるべき別の発言を考え、演じてみた。今度は「くそババア、何でオレの分を取っておかないだ。」とやった。あるいは、「食べるの楽しみにしてたのに。」とか付け加えたかもしれない。

これが結構ウケて、「エネルギーが違う」と、2つの反応を比較して言われた。「方向が?」と聞いたら、量のことらしい。

それで調子に乗って、どう叱るかに戻って、「みんなで一緒に食べようと思って、美味しいピザを焼いていたのに、残念だったな。次は一緒に食べられるようにしような。」というのはどうかと提案した。

今思うと、これも何だが、目線は最初のと違う。同じ目線に立ってることは確かかな。こういうやり取りは、今までの自分にないパターンで、新鮮だった。

そして、数日後、偶然それを試す機会が訪れた。授業で、中2の、生意気盛りの男子が、「先輩!」と私に向かって言って、反応を試しにきた。この揺さぶりは初めてだぞ。

そうしたら、すぐに「お前のような後輩は持ちたくない。」と口から出てきた。我ながら、これには驚いた。満点の反応ではないだろうが、上手いイナシだったとは思う。こうな風に、新しいパターンが身につくとは思わなかったよ。
木曜日は私の仕事が11:00前に終わる日だ。職場を出て早めの昼食を食べていたら、そこのTVで首都圏のJRがまだ止まっているのを知った。

朝はJRが止まってて、つくばエクスプレスに振り替えで職場に行ったが、雨はとっくにやんでいるのにJRだけが止まっているとは!

JRは最近裁判を起こされているから、万が一の事故の可能性でも、止めたがるんだろう。たとえ台風のせいでも、事故が起きれば、裁判で負けるからな。

それはともかく、丸々フリーになる午後をどうぢようかと考えていたときに、そのニュースに接したのだ。JRが止まっているなら、東京国立博物館で開催中の「皇室の名宝」展がガラガラにすいているはず。そのHPはこれ、

http://www.bihana.jp/

どう考えても、この展覧会には人が殺到して、通常ならすいている時間帯など現れようもないものだ。そりゃそうだ、永徳、応挙、抱一、若冲、北斎、さらには明治以降の大観など、最高峰の作品が見られるのだから。

したがって、これは台風が与えてくれた絶好のチャンスだ。東博に行こう。

そして、動いている千代田線で千駄木まで行き、坂を上って東博に着いた。

作品はどれもこれも芸術的価値の高いものばかりだ。永徳の「唐獅子図屏風」は実物を見ると、獅子が生き生きとしているのが良く分かる。抱一は色使いが端正で、上品だ。北斎は浮世絵だけ描いていたのかと思っていたら、浮世絵じゃない絵も描いていて、その西瓜の絵が見事に写実的だった。

若冲は好みの分かれるところだろう。大胆な構図に大胆な色彩、それが絵画のバランスがくずれるほどに追求されている。その不安定な印象が現代的で、人気を得ているのだろう。ただし、こんな書き方をしたが、芸術的価値が高いことは疑いようもない。

大観もよい。スケールが大きく、明るく、明治日本を代表するような作品だ。大観以降の屏風画や掛け軸も意外に良かった。色彩が「赤坂離宮御苑」なんて、池に鴨が飛び込む様子が背景の林の濃い緑に映えてて、のどかで美しい風景を切り取っているようだった。

どの作品も写実的で、極めて装飾性が高く、あるものは豪華で、あるものは上品であった。こういうところが、仏画を除くと日本絵画の特質なのだろう。