退院が決まって、K先生とY先生が来られた。


今後の通院の話。

そうだ。

退院 = 終わり  ではなかった。


最初の通院日は、2週間後になるとのこと。


K先生 「それで、僕とY先生とどっちがいいかな?」


私    「どちらでも」 

心の声 『どっちて・・そりゃあY先生が・・・』 でも言えない。ドキドキ。


K先生 「じゃあ、Y先生でもいいかな?」

 Y先生はきらきらした目で見ている・・ように見えた。


私    「はい」

心の声 『やったあ』


K先生 「じゃあ、Y先生で」


Y先生 「よろしくお願いします。」


私    「お願いします。」

心の声 『良かったあ。』


ということで、Y先生が担当医になってくれることになりました。


退院が決まった時、もうY先生には会えないんだと、淋しかった。

毎日、朝夕時々昼と顔をだしてくれて、親身になってくれた。

夕方は、主人がくるのを待てって、顔をだしてくれて、様子を説明してくれていた。


Y先生は、まだ若いから、担当されている患者さんも少なく、時間もあったから一生懸命やってくださっていたんだと思うけど、お陰で、『こんなお医者さまもいるんだ』と、医者不信から救われた。


担当医もY先生に決まり、通院に対する不安はなくなった。


でもまさか、こんなに早くお別れがくるとわね。(T_T)

この時は、知るよしもなかった。