「遅くなってごめん。元気そうね。」


僕はビールを飲んで待っていた。美冬に比べて晴美はしっかりした女性に思えた。


「やぁ、久しぶりだね。君も元気そうだね。」

「そう?ありがとう。」


彼女はレストランのボーイに席を勧められて席に着いた。ボーイに

「何か食前酒はいかがですか?」と言われると、晴美は僕の方を見つめた。


「うぅ~んと、ヒロは何飲んでるの?」

「僕はビールだけど、白ワイン飲まないか?」

「うん、それでいいわ。」


晴美は素直な女だ。その分気取りがない。てごたえがないと言ってもいいのかもしれない。美冬は、その分、わがままで自由な女だ。


「綺麗になったね。素敵な彼氏でも出来たのかい?」

「友達はたくさんいるけど、なかなか”これっ!”って人は現れなくて・・・・・。それにね、最近、親に勧められてお見合いしたのよ。でもタイプじゃないから断っちゃった。」

「へぇ~・・・・・。」


僕たち二人は、昔の友達が今、何をしているのかとか、そんなことを話しながら、閉店時間まで話を続けた。それから昔行ったカラオケの店に行ったりして、一晩中飲み歩いた。












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