みなさん楽しい夏休みを過ごしていますか
小さなお子さんがいて時間を持て余してる、そこのママさん。今日は私の勤めるカナダの幼稚園でのアクティビティをいくつか紹介します
私の住む州の公立幼稚園は、遊びを通じて色々学ぶプレイベースド ラーニング(play-based learning) が基本です。教室の中には、Art area(工作やお絵描き)、Building area( ブロックや車など)、Dramatic play area(ままごと等ごっこ遊び)、Sensory play area(様々な感覚を刺激する遊び)、Quiet/Reading area(本を読んだり、静かに休んだりできる)があります。その他に、数/言葉/科学、季節ごとやイベントに合わせてアクティビティを準備します (園や教育法により多少違います)
朝出勤し各テーブルにアクティビティを準備しますが、なるべく毎日違うものを用意します(子供達からのリクエストがあれば数日同じものを使います)。
エリア分けしてあるので、子供達も一目でわかり遊びの選択がしやすくなります。朝イチで子供達が教室に入って来て、テーブルを見た瞬間に歓声が上がると心の中でヨッシャとガッツポーズ
日本や韓国よりも団体行動が少ないカナダ。子供達の意思を尊重し、遊びの強要もしないので、子供達が好きなエリアで好きな様に遊びます。準備した私達の意図とは違う方向にいってしまうこともありますが、そこから又発見があったり(もちろん失敗もあり、そんな時は先生みんなで反省会です)。子供達のアイデアを私達が次のアクティビティに反映したりもでき、毎日彼らの想像力に感心させられます
子供達に人気のあったアクティビティ
カラーマカロニ/お米
染めたいもの1~2カップ、消毒用アルコールジェル小さじ2、フードカラー数滴をジップロックに入れシェイク。あとは乾燥させてできあがり。
お友達や家族にお手紙を書いて(字が書けない子は絵を描いたり、シールやスタンプで)ポストへ。大きな子なら、郵便局で切手を売ったり、配達したり。郵便屋さんごっこまで発展させられるかと思います。
重曹へ着色した酢を混ぜ、色や状態の変化を楽しみます。スプーンでも良いですが、スポイトをよく使用します(指先の筋肉発達)。最後は素手でぐちゃぐちゃに。お水も加えて、洗ってお片付けまで
検索するとピザのトッピングなどプリントできるものも出てきますが、塗り絵やお絵描きしても。出来上がったらオーブンへ
写真では、紙袋、包装紙、リボン、セロファンなど用意してますが、材料は何でも子供達が自由に好きな物を作ります。カナダの幼児教育でよく耳にするopen ended materials/loose partsを使った工作の時間。子供達のアイデアで、遊び方も作れる物も無限大。
みんな違ってみんないい
準備する物は自由工作と同じ身の回りにある物みんな同じである必要はないんだよ、違って当たり前。皮膚や髪の色の違い。感情を上手く表せない、逆に溢れすぎてコントロールができない。そんな子達の気持ちを表現する練習、お手伝いにもなります。
手話
カナダの学校はインクルーシブ教育に力を入れてる(フリをしてる。上は口だけで何もしてくれない😆)ので、手話以外にも多文化、障害のある子達について学ぶ機会を設けるようにしています。
紙皿とセロファンで作った影絵遊び、影踏み。
シェイビングフォーム1/2缶と重曹200g。写真はそこにインスタントコーヒーを混ぜたもの。工事現場に見立てダンプやショベルカーを置いても
アロマおいる、スパイスやハーブ、お花など自然のものも使って、潰して混ぜて。アイマスクをつけて、香り当てゲーム。おままごと。混ぜてお気に入りの香りを作ってる子も
環境汚染やリサイクルに関する絵本を読んで、意見交換。写真カードを使い分別を遊びながら学ぶ。
読み聞かせで使った絵本の中でも人気のものを選び塗り絵をプリント。プレイベースに反すると嫌う先生もいますが、子供達が喜ぶので時々します。写真は子供達の大好きなPete the catシリーズの中から、それぞれお気に入りの靴を歌いながらデザインしてるところ。
単純に教室内に物を隠して探す方法。もしくは写真の様なシートを用意し、リストにあるものを探す方法。(検索すると色々なテーマのがあります)屋内、屋外どちらでも楽しめます。
他にも人気なのが、絵の具+シェイビングクリームでお絵描き。フードカラーを使いカラフルにした氷やゼリーの中に動物などのフィギュアを入れる。定番の小麦粉粘土、キネティックサンド、スライム作りをし、それぞれ好みで色や香りをつけるのも子供達に人気です
長々と載せましたが、最後までお付き合いありがとうございます。
アクティビティ、少しでもお役に立てたら幸いです