ハンドルキーパー
ももか「ねぇ、なんでママは運転しないの?」
嫁「パパがねー、ママは運転しなくていいから。
助手席に乗ってるだけでいいよ!って言ってくれたからなんだよ♪」
ももか「本当!パパ優しいねー」
違う。
断じて違う。。
もしかしたら、結婚前の頭がどうにかしていた時期に、
まかり間違ってそんなことを言ったかもしれない。
だが、結婚後には嫁に言ったハズ!
頼むからお前も運転してくれと。
だけど嫁の答えは決まってNO
理由は面倒くさいから。
そんな理由で乗らなくなり、今では運転が怖いからという理由で、
結婚以来運転をしていない。
なので、嫁の言い分は嘘ではないが真実ではない。
とある日。
親戚の家に車で遊びに行くと、晩御飯も食べていきなさいってことに。
叔父さん「カズマくんも一杯飲むか?」
おじさんからお酒を勧められるのは自然な流れだろう。
カズマ「飲みたいのは山々なんですが、あいにく車でして。。」
叔父さん「だったら、早苗に運転させたらいいだろ。
確か、早苗も免許持ってただろ」
嫁「(# ゚Д゚)・・・」
突き刺さるような視線を感じる俺(汗)
嫁は目で会話ができるのだ。。
カズマ「帰りは暗くなるので、嫁が運転すると危ないので
僕が運転して帰るので、今日は遠慮しときます」
叔父さん「そうか、それは残念だな。。」
嫁「本当は運転したいんだけどね。代わりに私が飲むわ」
ビールを美味そうに飲み始める嫁。
カズマ「お前さあ、結婚以来まったく運転してないだろ!
他の家族とか見てみろ!旦那さんが飲んだら、奥さんが代わりに
ハンドルキーパーしてくれる。何て羨ましい光景なんだ!」
嫁「そんなの知らないわよ!いつも思うけどさー、
あなたって、すぐに他所の家の話を持ち出さない?」
カズマ「へっ?」
嫁「もしかして、大多数の家族がそうだとでも言いたいの?
ちなみに、私の周りの家族で奥さんに運転させる旦那さんなんかいないわ!
7階の奥さんなんか、生まれてこの方一回も運転したことないのよ!」
いや、それは免許持ってないだけだろ(汗)
嫁「あなたの大多数は根拠がないし、サンプルが少ないのよ!
たまたまな結果を大きくしないでよ!」
カズマ「ぬぁぁぁぁ(;´Д`) 」
嫁「いま高齢者の運転も問題になってるじゃない!
私も運転免許を返納してもいいと思ってくらいよ!
私は死ぬまで絶対に運転しないから!」
固く決意する嫁の顔は清々しかった。。。
夫が飲んで妻が代わりに運転する。
そんな光景は一生見れそうにない(涙)