「新しいスパイクが欲しい」
そう言った長男に、
一足のスパイクを贈りました。
私が息子に与えられるものは、
物ではなく、
“可能性”です。
それがもし、
彼の夢に一歩でも近づく力となるならば、
この贈り物には、
深い意味があると信じています。
人生には、
与えられる
“今” があります。
その“今”を逃さず、
贈るべきものを贈れるかどうか。
スパイクの刃がトラックを突き刺し、
その足音が、
未来への確かな鼓動となって響いてゆく
彼の姿勢に、
私はしばしば圧倒され、
自らの一日を見つめ直します。
目標を持つ者の時間は、
常に夢に通じている。
満員電車に揺られながら
“消費”されていく時間とは、
明確に異なる。
一日一日の過ごし方が、
やがて人生を定義する。
それを、
彼の背中から教わる日々です。
誰しもが、
目標に生きるべきとは思いません。
しかしもし、
あなたの胸のどこかで
「燻る想い」があるのなら、
ぜひ、
私と出会ってください。
ともに何かを築くなかで、
その炎は、
再び強く燃えはじめるかもしれません。
面と向かっては語れない言葉を、
このブログという場所で、
私は綴っています。
願わくば、
あなたに子どもが生まれ、
その手に、
“未来へのスパイク”を渡せる日が来たとき――
その物語を、
どうか私にも聞かせてください。
きっと私は、
またあなたに触発され、
今日という一日を、
より力強く生きようと思うはずです。



