長屋の路地裏

長屋の路地裏

さんま焼けたか!粋なオヤジの声がする♪

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この空 どこまで高いのか
青い空 お前と見上げたかった
飛行機雲のかかる空
風来坊 サヨナラがよく似合う

歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
雲がちぎれ 消えるだけ
空は高く 高く



この風 どこまで強いのか
北の風 お前と防ぎたかった
ビュー ビュー 身体を刺す風
風来坊 うつむきがよく似合う

歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
背中丸め 直すだけ
風は強く 強く



この道 どこまで遠いのか
恋の道 お前と暮らしたかった
振られ捨てられ 気付く道
風来坊 強がりがよく似合う

歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き来たけれど
瞳熱く うるむだけ
道は遠く 遠く



この坂 どこまで続くのか
上り坂 お前と歩きたかった
誰でも一度は 上る坂
風来坊 独りがよく似合う

歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
影が長く 伸びるだけ
坂は続く 続く

坂は続く 続く



風来坊 ふきのとう

作詞・作曲:山本康世


俺らいちぬけた


田舎のいやらしさは 蜘蛛の巣のようで
おせっかいのベタベタ 息がつまりそう
だから俺らは 町に出たんだ
義理と人情の蟻地獄
俺らいちぬけた

ところが町の味気なさ 砂漠のようで
コンクリートのかけらを 食っているみたい
死にたくないから 町を出るんだ
ニヒリズムの無人島
こいつもいちぬけた

考えてみりゃ 俺らも生きもののひとつ
お天とう様がなかったら 空気も吸えなんだ
花や鳥の中に 俺を見たんだ
命あるものの 流れに沿って
今夜町を出よう

命あるものの 流れに沿って
今夜町を出よう


作詩:作曲 岡林信康
草原のど真ん中の一本道を当てもなく浪人が歩いている

ほとんどの奴が馬に乗っても浪人は歩いて草原を突っ切る

早く着くことなんて目的じゃないんだ

雲より遅くて十分さ

この星が浪人にくれるものを見落としたくないんだ

葉っぱに残る朝露 流れる雲 小鳥の小さなつぶやきを聞き逃したくない

だから浪人は立ち止まる

そして、また、歩き始める


『映画 学校Ⅱより』