面接実習でカウンセラー役になる日は、いつも憂鬱で胃が痛くなる思いでした。
  「相手のありのままを受け止めよう。」 「相手の感じている感情を一緒に感じよう。」
このふたつを呪文のようにつぶやいて、気持ちを落ち着かせていました。
  しかし、気持ちとは裏腹に、指導者や観察者からの鋭い指摘とクライエント役の方から「あまり聴いてもらえなかった。」という発言に、どうしたらいいのか解らず、面接実習の後はいつもボロボロに落ち込む日々でした。
 こんな私を救ってくれたのは、インターネットで見つけた『カウンセリングが成功する条件は、カウンセラーの力が25%、クライエントの力が25%、相性が25%、運が25%』という尊敬するカウンセラーの言葉でした。
私は今まで気負いすぎていたことに気づかされました。
 そして、この言葉のおかげで随分と気持ちが楽になり、緊張はするものの以前とは比べ物にならないくらい落ち着いた気持ちで、面接実習に挑めるようになりました。こちらの緊張がほぐれると、相手も安心して話をしてくれるようになり、少しずつ信頼関係が構築できるようになりました。
 私が目標としている「相手の気持ちに寄り添い、相手を正しく理解すること。」を実行することは、とても難しいことです。
これからもきっと上手くいかないことの方が多いことでしょう。
まだまだ人として未熟な私は、コツコツと勉強を積み重ねていかねばなりません。
人間力を鍛えることは、決して楽な道ではなく、険しい道のりであることは容易に想像できますが、私は諦めずに乗り越えていこうと思っています。
それは、自分らしく生きられるようになるための第一歩に繋がると信じているからです。
 最後になりましたが、講座では多くの方達にお世話になりました。異なる価値観を共有できたことは私の財産となりました。
特に面接実習は得難い経験でした。どうも有難うございました。