入院の日が決まりました | 空もよう2 ~20代で舌がんになっちゃった~

空もよう2 ~20代で舌がんになっちゃった~

2011年9月、26歳で舌がんを告知され、手術しました。2015年、無事に術後3年半が経過。サッカー、フィギュアスケート、ディズニーが好き。座右の銘は「上善如水」。

来週20日から入院することになりました。
今のところ、早ければ1週間、長くて2週間くらいで退院できるみたいです。

昨日、検査の結果や入院のことなど、お医者さんに説明を聞きに行ってきました。

前回の診察から昨日までかなり時間があったので、
旦那さんといろんなケースについて想像し、話をしてきました。

覚悟はできているつもりだったけど、
やっぱり前日は緊張してしまい、なかなか眠れず…。
旦那さんを巻き込み、近くの自動販売機に行ったり、お笑い番組を見たり、
無理やり気を紛らわし、ようやく眠りについたのは明け方。

そして当日、家を出なくてはいけない時間に、インターホンの音で目を覚ましました。
(付き添いで来てくれるお義母さんが鳴らした)。

もう焦ったのなんのって、あまりにあたふたしすぎて、幸か不幸か、病院に着くまで緊張感はゼロ。
若干遅刻気味に到着し、ロビーで実家の母と妹と合流、口腔外科へ向かいました。

少し待ち、診察を受けた後、会議室のようなところで、主治医の先生や教授から説明を受けました。

PETやMRIやCTの結果、リンパやそれ以外の場所に転移を示す所見は見当たらなかったこと、
ただ、舌に原発の他もう一箇所、癌を疑われる箇所があるということ、
また、年齢がまだ若いため、今後の転移や再発の可能性は十分にありえるということ、
抗がん剤や放射線治療の有無は、手術時に切除した腫瘍の悪性度を見て決めるが、
今のところ予定はしていないこと、

などなど。それから、手術後の会話や食事のこと、切除の範囲、唾液への影響なども説明を受けました。

ひとまず、リンパへの転移が見られなかったという言葉で、気がふっと抜けてしまった。
そういえば、覚悟はしておいたほうがいいからと、悪いケースはいくらでも考えていたけれど、
比較的良いケースはあまり考えていなかったのでした。
おかげで用意していた質問のメモは、半分くらい聞かなくても良いことに。
もちろん良いことばかりではなかったけど、頑張る気力は十分持ち合わせているのでだいじょうぶです。

そのあと、母と妹と別れ、私は肺活量の検査へ。
病院を出た後は、旦那さんとお義母さんと3人で藍屋でお昼ご飯を食べました。

本当に長い午前中だったけど、外に出たらとても日差しが温かくて、まぶしくて、幸せを全身で感じました。

考えてみたら、来週の今日が手術日!
しばらくの間、好き勝手にしゃべることができなくなります。
でも、生きてるならそれでいいの。どれだけ舌たらずになっても、頑張る。
きっとこれから、つらいことや大変なことがたくさん待ってるだろうし、短気な私は我慢できなくなることもあるかもしれないけど、生きてる!ってそこに立ち戻れば、頑張れる気がしています。

それから、この10日間くらい、久しぶりな人も含めていろんな人から連絡をもらって、励ましてもらって、
病気も悪いことばかりじゃないなって改めて思っています。
本当にありがとう。
体調が戻ったら、いろんな人に会いたいなぁ。出会えた人は宝ですね。
これからもよろしくお願いします。

では、あと1週間、神様のくれたお休みだと思って、思いっきり羽を伸ばします!