借りていた行政法の参考書の期限が近づいていたので更新し、
ついでに未だかつて使用経験のない判例六法をパクろうと企てていたのですが…
持ち出し禁止指定とは…
しかし絶対に今年は買いたくないです。来年度のやつ早く出版されろ~
仕方ないので市民図書館にでも行って借りようと思いますが、
色んな図書館で借りると返却が面倒ですよね
京都教育大学の学生による、集団準強姦事件
その事件自体は正直どうでもいいです。
残念なのは、集団強姦や大麻所持など最近表沙汰になっている学生による犯罪を ひとくくりにして、「最近の学生はハメを外し過ぎだ」などと、文章表現のハメが外れている“オトナ”がどうしようもなく多い件。
50代の方が、「今の学生はおかしい」・「学生の犯罪が増えた」なんて軽口を叩くようでは、それを吐く世代で既に日本の良識は無くなっていると言った方が正しいでしょう。
学生による犯罪なんて今に始まったことでは無いし、自分達の世代を棚に上げて何を仰っているのかと言いたいですね。 犯罪の数が増えたと言って嘆いている“オトナ”の方々は、何をもって犯罪の絶対数が増えたと断言しているのでしょうか。それを理解しているのでしょうか。
関連事項として述べますが、犯罪のカウントシステムは、ひとえに警察機関の認知件数(届けられた数)によります。キュウリ一本盗まれた場合でも通報を受ければ犯罪数は「1」ですし、殺人が起きたとしても警察が認知していなければ犯罪数は「0」になるのです。
つまり我々の把握するところの「犯罪数が増える」というのは、警察の認知件数が増えるということであり、それが意味するのは単純に、警察に寄せられる情報量の増加(国民が警察を利用する頻度の増加)です。
犯罪が増えたと嘆くのは、警察に認知されていない暗数をすべて調べ、認知件数と足してからにしていただきたい。
昔の方が認知件数が少なかったというのは、犯罪が少なかったという事にはなりません。暗数が多かったという事なのです。
それこそ、学生による犯罪が増えたなどと、誰がどの口をもって語れましょう。
ちなみに、年間に起こる殺人事件の認知件数は、毎年1200~1300件の横ばい状態が20年ほど続いています。警察の認知総件数も13000~17000件をいったり来たりしているだけらしいです。
分かりやすく書くと、何十年も犯罪は「増えた」と騒ぐほど増えてなどいないという事です。マスメディアが面白可笑しく、話題になる事件をばんばん報道してくれているというだけの話です。
犯罪者全体に対して「情けない」・「呆れる」という表現を当てるのは、ひとくちに間違っているとは言いません。しかし対象が学生に限定されるならば、それはいわゆる「最近の若者に対する偏見」です。
さて。“オトナ”がこんな状態での裁判員制度スタートでは、日本の刑事司法に対する見識は落ちていく一方ではないでしょうか。 重要な部分を理解していない人間が、学生全体に対して何か物申すことが出来るのでしょうか。説得力の無い言葉による窘め(たしなめ)は、虚しいだけになってしまいます。
結論としては、「思慮深い“オトナ”ならば、安易に他人の犯罪について駄弁るべきでは無い」ということで。