自宅での看取りとコロナ禍について | 不妊治療で念願の三兄弟の母になりました!

不妊治療で念願の三兄弟の母になりました!

念願の3人の母になりました。
不妊治療の記録や子供の記録を残していきたいです。

今回、
自宅での看取りについてと
コロナ禍で悩んだことについて
ブログに書いてみたいと思います。


自宅での看取りについて


おばあちゃんはにぎやかな感じが大好きだったので、母は最期まで自宅で過ごして看取りたいと思って決断しました。



自宅での看取りについては
もちろん家族でたくさん相談した上での話になります。



自宅で看取ると母が決断したと同時に
私もできる範囲で全力でサポートしていこうと
決意しました。



そんなこんなで色んな話をすすめていく中



11月半ば頃
おじいちゃんが急に脳梗塞で倒れ入院します。



おじいちゃんとおばあちゃん2人の介護をしていた母は、実は限界がきていたんです。



おじいちゃんが入院することになり
このコロナ禍の状況で
病院での面会も全面禁止となりました。


おじいちゃんには申し訳ないけれど
おばあちゃんに全力を注げるようになりました。


今思うと
おじいちゃんからおばあちゃんに最後のプレゼントだったんじゃないかと思います。


おばあちゃんを最期までよろしくね!
と、、、


実は
おばあちゃんが体調が悪化した年末におじいちゃんも状態が悪化しました。


もしかして夫婦2人で?
と、心配してましたが
おじいちゃんは復活しました。
ただ、今も入院中です。


そんなこともあり
母はおばあちゃんの介護に全力を注ぐことができました。

自宅で看取るということは
何かあっても
救急車を呼ばないということです。


何度もかかりつけ医とケアマネさんと相談して
何かあれば往診してもらえるようにしました。


呼吸状態が悪化した時
意識はある状態なのでとてもしんどそうでした。


酸素くらいは?
と、思いましたが
在宅酸素は契約していないのでできません。


このまま苦しいままなのか
救急車を呼んで入院して治療してもらうのか


すごく悩みました。


常に不安と隣り合わせだったように思います。


病院に行けば
常に看護師さんがいて
何かあれば医師に相談してくれます。
必要ならモニターもつけてくれます。


自宅では
自分の知識と感覚を頼るのみ。


ただ、このコロナ禍の状況で入院となると
きっと面会はできない状態になります。


私達はそれを1番懸念していました。


なので
最後までみんなでワイワイしながら
おばあちゃんを囲んで過ごしました。


かかりつけ医も往診してくださって
訪問看護師さんも来てくれました。


妹やおばちゃんとは度々リモートで顔を見せ合いました。


特に妹はおばあちゃんに会いたかったと思います。

おばあちゃんも会いたかったんです。

コロナじゃなければ何度でも会いにこれたんです。
コロナじゃなければ、、、


私達も会いに帰ってきてほしかった。

やっぱりどこか不安だったんです。

本当にこの選択で間違ってなかったか。

今は帰らないで。
と、言わなければならないのも辛かった。
本当に辛かった。

みんながみんな会いたいのをたくさん我慢しました。

コロナじゃなければ、、、
何度も思いました。


結局、お葬式にも帰れず
みんなが寂しい思いをしました。

ただ、リモートでも参加してくれて
ずーっと繋がっていたので
それだけでもおばあちゃんは嬉しかったと思います。


自宅での看取りは
亡くなるまで
亡くなった後のことは考えてないので
毎日を必死に頑張ります。

亡くなった後が問題なんです。

ぽっかり穴が空いたように寂しくなります。

おばあちゃんは7年間母と生活をしてきたので
元気だった頃から最期まで
自宅での思い出になります。
その思い出がいっぱいの自宅で
またいつも通り生活をしていかなきゃならないんです。

おばあちゃんが寝ていた部屋
いつも着ていた服やパジャマ
毎食使っていたお箸やコップ
座る時に使っていた座布団など

家におばあちゃんの物がたくさんあります。

いまだにおばあちゃんがいるような気がしてなりません。

何となくおばあちゃんのにおいも残っています。


いつも窓際に座ってパズルしてたなぁとか
ただいま〜と帰ると
きたきた!と喜んでる顔とか

思い出がありすぎるんです。

最期、しんどかったなぁとか
ご飯食べれなくていっぱい心配したなぁとか

全力でしてきた分
それが日常になりすぎていて
つい、スーパーに行っても
おばあちゃんのために好きな果物買って帰らなきゃとか
おばあちゃんお刺身好きだから買って帰ろうとか
無意識に考えたりしています。


自宅で看取るということは
亡くなった後、
残された私達が乗り越えないといけないことが多いなって思いました。

決して、病院で亡くなる方がそうじゃないわけではありません。

ただ、私は色んな人の死と対面してきて
自宅での看取りが初めてだったので
そう感じました。


コロナじゃなければまた違ったかもしれません。


おばあちゃんのことをみんな大切に思ってるからこそ、色々なことが寂しく辛いんだと思います。


おばあちゃんにはたくさんのことを
経験させてもらいました。

看護師としてもっとパワーアップしなよ!
って最後のエールのようにも感じます。

この経験を私は絶対に無駄にしたくないです。

まとまりのない文章になりましたが
今の私の素直な思いです。