午後1時半頃とうとう子宮口全開になり、破水しました。

私は妻の頭を支えました。誰よりも頑張っている妻に「頑張れ!」とは声をかけませんでした。「痛いよね、辛いよね」と、なるべく寄り添うように声をかけることや一緒にゆっくり深呼吸するように心がけました。

「あと3回いきんだら出てくるよ!」という先生からの言葉でいよいよだと思いました。

3回目妻がいきんだときずるっと頭が出てきました。

その瞬間涙が溢れてきました。が、助産師さんに「まだだよ!!」と言われました笑

ちゃんと体が全部出るのを見届けました。女の子でした。その後はバタバタと先生と助産師さんが動いていたためよく覚えていませんが、元気な泣き声を聞くことができて、改めて号泣しました。
ホントに自然に、自然に涙が出てきました。

妻には「お疲れ様。ありがとう。」と声をかけました。

また、事前に伝えていたへその緒を切ることができました。胎盤も見せてもらい「こっちが赤ちゃん側で、こっちがお母さん側についていたんだよ」と説明を受けました。
その後は体重や身長の計測に立ち会いました。

会陰切開をしたものの、出産後は妻も赤ちゃんにも特に問題はなく、早期母子接触として分娩台に横になっている妻のそばに赤ちゃんを寝かせての2時間ほどゆっくり過ごしました。

先生には「冷静な出産だった。」と言われました。確かに、妻はあまり多くを語る方ではないのですが、それでも妻の必死さはひしひしと伝わってきました。

丸2日近く眠ることができないまま想像を絶する痛みに耐え、食べたものや飲んだものを吐いて、それでも弱音を一切吐かずにむしろ私を心配してくれた妻を心から尊敬します。

出産の立ち会い大変だったね、と声をかけられますが、私は大変とは思いません。妻の大変さに比べたら私は全く大変ではないと思います。

出産してくれた妻と産まれてきてくれた娘に感謝の気持ちを忘れないようにしようと思いました。

以上、出産レポでした。