ノート表紙裏の言葉
ここに陸尽き、海始まる カエンモス(ポルトガル)
※カエンモスではなく、詩人ルイス•デ•カモンイス。
リスボンのロカ岬にはこの詩人の叙事詩「ウズ•ルジアダス」の一節「ここに地終わり海始まる」を刻んだ石碑が立っている。
流れる水、過ぎ去る時間、ぱっと広がる花束。
もしこれらのどれかに待つように言ったとしたら、いったいどれが私の言うことを聞いてくれるだろうか?
↑は出典がわかりません
(左)抜き書きノート
(右)ノートの表紙裏
(丸)yuchanの新しい日傘
yuchan、新しい日傘を買いましたよ
今まで使ってたのは、折りたたみの日傘。
ニースの海岸の写真でよく見るビーチパラソルのような青のボーダー。気に入ってたけど、強風の日にさしていたら(傘の)骨が二本折れてしまった。形は変わったけど、yuchanは気にせずふつうにさしていた。でも、風が無くても傘がぱこんぱこんと裏返って、深皿(スープ皿)みたいな形になってしまう。形は気にしないけど、日傘の効用を果たしてないので、どうしたものかと思ってたら、ファンシーショップ(キャラクターグッズ等を扱う店)に行ったときに気に入ったのがあって、買った。
新しく買った日傘は、紺色のストライプ。
新版 きけわだつみのこえ
日本戦没学生の手記
光文社
ノートに書き写したものを探しているとき、目についた。
ノートに書き写したのは、だいぶ前だけど、この箇所を写したことは、覚えている。が、なぜ「きけわだつみのこえ」を読もうと思ったことは覚えていない。
ひとりの学生の手記を選び、書き写した。
内省的なことを綴っていて、静かな怒りや心情が伝わってくる。
写りが悪いのですが、拡大して読んでいただけたら…
↓
↓
戦争にかんすることは、デリケートな部分もあるので、言葉にするのは難しい。50代⤴️の人たちはわかると思うけど、50代⤴️の人たちの子供時代には、まだ、戦争の名残をかんじることは日常の様々な場面であった。
最近、ブロ友さんがご自身の戦争について思われていることを書かれていて、その記事を読んでとても感銘を受けた。
「出島の千の秋」
デイヴィッド•ミッチェル
土屋政雄 訳
河出書房新社
デイヴィッド•ミッチェルは、奥様が日本人で自身も広島に滞在していたこともあって、日本の描写にリアリティがある。
リリカルな言葉と重層な構成のストーリー。
「ナンバー9ドリーム」では、屋久島の描写が圧巻だった。
ペーパーバック
英語だけど、英国版、米国版がある。
↓はどっちだろう?
デイヴィッド•ミッチェルはイギリス人なので、オリジナルはイギリス英語だろうか?
BOOKOFFで安かったので買ったけど、yuchanの中学(小学生)レベルでは、まったくわかりません
…放つ光が窓ガラスで溶かされ、障子で濾過されて、チョークの粉になる。
──(略)──
一音一音が蜘蛛の糸のよう。星に輝き、ガラスで紡がれる。
──(略)──
痛いほどの切望を、音楽は癒し、音楽は搔き立てる。
(上巻) P.83~84
男とは、髭を剃るときに心の奥底から記憶をよみがえらせるものか、と思う。
(上巻) P.86
「すみません……」藍場川が顔をしかめる。「気高いレスピラーツィとは何ですか?」
「レスピラーツィではなくアスピラーツィ。レスピラーツィは呼吸、アスピラーツィは志、計画、人生の目標です」
「ああ……」(蝶が一羽、藍場川の手に止まる)「……人生の目標」
そう言って、そっと息を吹きかけると、蝶は棚のブロンズ製蠟燭まで舞い上がる。
止まって、羽を閉じては広げる。
「紋白蝶といいます」と藍場川が言う。
──(略)──
マリヌス医師が病室に入ってくる。「機会は逸し易く、試みは……藍場川さん、このヒポクラテスの箴言はどう締めくくられるのかな?」
「失敗すること多く、判断は難しい」藍場川は立ち上がって頭を下げる。
(上巻) P.102
何よりも、朗読に海の香りがし、
──(略)──
……海は人間の境界を溶かし去る、と思う。
(下巻) P.213
夜の虫が歌い、刻み、穿ち、鳴らす。掘り、つつき、切り、刺す。
(上巻) P.84
(。・∀・。)ノ*◆〓◆〓◆***
前回、載せるのを忘れました
プラダの店舗でミランダ•ジュライの個展をやっているそうです。
入場無料
あと、1週間
yuchanは地方在住なので、行けません~
sit modus lasso maris et viarum militaeque.
海に、陸に、戰爭に疲れたる者に限りあれよ.
(Hor.Carm.Ⅱ,6,7.)
MATANE~〓■〓■〓