みなさん、こんばんは。
本日は私の本業であるジュエリーについてお話したいと思います。
何度かコラムにも書いたことなどがありますが、やはりよく受ける質問なので再び・・・。
私が『優美和がたり®』という和の文様をテーマにしたブライダルコレクションをデザインしたのはご存知の方も多いことでしょう。
もちろん依頼によって他にもジュエリーのデザインを描くのが私の仕事ですが、私は長くダイヤモンド畑にいたもので、特にブライダルコレクションの制作に多く携わってきました。
では、ブライダルコレクションとは何ぞや
字面通り、これから結婚される方に向けてのコレクションということになります。
結婚するにあたり、一般的に男性は二種類のリングを女性に贈ることとなります。
まずは婚約指輪。
これはブライダルリング、もしくはエンゲージメントリングとも呼ばれますが、婚約の証として男性から女性に贈られるものです。
そのデザインの特徴としては大ぶりのダイヤモンドをあしらったリングです。
シンプルに一つ石のものもあれば、脇にメレダイヤをあしらった可憐なものとパターンは多様ですが、その真ん中に0.2カラットからそれ以上の大きさのダイヤモンドが燦然と鎮座しております。
一般的に『お給料の三か月分』というリングはこちらのことを言いますね。
高額なリングであることから近年では結納の目録にも加えられております。
婚約した女性が結婚するその日まで長くつけると幸せな結婚生活に恵まれるというお話もありますが、もちろん結婚なさった後もお付けいただいて幸せを満喫していただきたいものです。
そして結婚指輪。
こちらは男性と女性がペアでつけるものです。
結婚式の当日に神の御前で結婚の誓いを交わし、その証として交換する指輪です。
こちらはまさに死が二人を別つまでつけ続ける指輪ということになります。
デザインの特徴としては地金メインの甲丸タイプのものが主流となっております。
『優美和がたり®』はデザインに和の文様を織り込んだものですので、それぞれのデザインにおめでたい意味があります。
婚約指輪は11型、結婚指輪は6型で展開しております。
その一部をご紹介☆
婚約指輪『瑞雲(ずいうん)』
伝説の仙境・蓬莱には吉兆を呼ぶ瑞雲が吹き出す巨石があると言われております。吹き出した雲が凝り固まって五色に輝く瑞雲になる様子を表しました。
結婚指輪『向蝶(むかいちょう)』
有職文様で知られる胡蝶。このオリジナル原画は私が描きました。
蝶は再生を司り立身出世の縁起を担いでおります。