ゆばー*短歌* ≪Ecoute! Ecoute! C'est Ondine≫ -7ページ目

大豆畑

雨の降る畑に屈(かが)み葉を上げて枯れた大豆の茎を下ろす
Il pleut et je suis accroupie dans le champ en baissant les tiges des sojas pour en enlever les feuilles
que les sojas lèvent pandant l'étè


雨降りの畑仕事、意外にも大好きです。あんまり雨が強くなければのことですけれど。
かっぱを着て外にいられるのがうれしいのかもしれません。

柚 葉

山羊

街に出て道に迷い農園の山羊の声を幾度も思いだす
Quand je suis perdue dans la ville je me rappelle plusieurs fois la voix de la chèvre dans la ferme où je travaile

自分でも不思議なくらい、農園にいるときは元気です。
柚 葉

コスモスの種

花首をむしるようにコスモスの種を取る指が強く匂う
Comme j'arrache les fleur je prends des grains de cosmos, mes doigts sentent fortement

コスモスの種、もうはじけて種だけになっているものもあり、それは触るとバラバラ落ちます。
でも今日は、種が黒くなっている花の終わりをぶちっとちぎったことも多々ありました。大丈夫かなあ?

柚 葉

柚子みそ

先日、兵庫県の篠山で外国人などのウーファー(詳しくはこちら)を受け入れ自給自足の暮らしをしている方から、
無農薬の柚子をいただきましたので、柚子こしょうならぬ、柚子みそを作りました。

青唐辛子がなくタカノツメを使いましたので、赤い柚子みそです。
材料は柚子の皮、タカノツメ、粉唐辛子、お塩ちょっと。すり鉢でひたすらすります。
まだちょっとなめらかになっていないのですが、疲れてしまい、終了しました。

柚子をくれた方は、アクティブで魅力的でした。茅葺の古いお家を手入れして住んでいるそうです。
農業をすると一年中土地を離れられないのかと思っていましたが、彼女は冬に何ヶ月か外国へ行きます。
バングラディシュの田舎へ行って井戸を掘ったりしています。よい勉強になりました。

そうそう、今日コタツ出しましたよ。
柚 葉

夜盗虫 よとうむし

見逃した夜盗虫が葉にのぼるころ二日月を眺め畑を後にする
Il est temps que les larves de papillon de nuit que j'ai laissé échaper cet après-midi commencent à monter sur
les feuilles pour les manger et je pars des champs en contemplant la lune fine

夜盗虫、夜盗蛾の幼虫です。蕪の葉っぱが丸裸になってしまったので、午後、一匹ずつ格闘しました。
でも黒っぽいので暗くなったら見えないし帰るしかないもの。そしてそれからが夜盗虫の活動時間です。
ちょっとならいいけれど、葉っぱが全然なくなってしまうのはわたしとしても困ります。

「夜盗虫」で辞書を引いたら、加藤楸邨の「夜盗虫急ぎ食う口先行す」という句が載っていました。

柚 葉

消えてゆく星を見ながら米を炊き静かな変化に満ちるこの頃
Regardant les étoiles qui vont disparaître je cuis du riz, des changements tranqils me remplissent

炊飯器を持っていないので、早朝にお鍋でご飯を炊いて、何らかのスープを作って一人で朝ごはんです。
今の時期は、米をといで水につけておくのも、スープ用の出汁をひくのも(鶏、豚を含め)前の晩です。
これまで毎朝食べていたお蕎麦はお休みの日だけになってしまいましたが、こうしてご飯を炊く時間もかなり好きです。

柚 葉

籾がら

鉄塔に雀が群れて鳴くそばで籾にまみれ籾を集める
Des moineaux chantent sur le tour de fer et je suis au-désous trempée des balle de riz en les ramassant

籾殻(もみがら)集め、帰ってきたらおへその中まで籾(もみ)が入っていました。
わたしはいたってまじめに仕事をしているけれど、はたから見たら遊んでいるように見えないか不安です。

柚 葉

アメジストセージ

アメジストセージの花と葉の下の茎の辺りに今朝は目が行く
Ce matin mes yeux sont attirés par l'alentour des tiges sous les fleurs et les feulles de sauge améthyste

紫の花と葉の色はアメジストセージのまばらな茎の辺りに降るよう
Les couleurs des fleurs violetes et des feuilles somblent tomber à l'alentour des tiges épars de sauge améthsyte

$ゆばー*短歌* ≪Ecoute! Ecoute!  C'est Ondine≫

今日は、お休み。お散歩に行きます。
柚 葉

夕方

稲を掛け一日終わる夕暮れに空は残りおり雲が渡る
Le soir où j'ai fini le travail dans les champs le ciel reste, les nuages blancs passent

もう見えないから、と仕事を終えたのになあ。

柚 葉

休日

わたくしの器官に数えるいくつかの家財道具に秋の陽たまる
Le soleil d'automne s'accumule dans les meubles dont je considère chaque comme un de mes organs

秋晴れですね。家中の窓、全開です。棚の扉や引き出しも。部屋を片づけて畳に風を送っています。
それから、気持ちがよいので何でも干します。お布団も調理用具も、椅子なども。
わたしといっしょで、日に焼けてものすごく困るものはあんまりないです。
(本は本棚から出すのが大変!積んであるのは触ったら崩れる!虫干ししたいけれど、また晴れた日に。)

これまでは家にいたので、お日様が出たらいつでもお布団を干せたけれど、
そうもいかなくなって、これぞお休みだな~と思います。

柚 葉