※この記事は、読書をより効果的に出来る方法が書いてあります。

 

本が頭に入ってこない、と悩む時期があった。

 

うだうだ自分の中で悩んだ末、ネットの記事を探りまくった結果、

 

読書の質を上げるには、「前準備」が大事

という結論にたどり着いた。

 

それよりも先に、自分が読書に期待する効果を羅列する。

 

1.内容の骨子を理解し、全体を通して作者が何をいわんとしているか理解できる。

2.理解した内容を多面的な視点から反対、賛成することが出来る。

3.内容をもとに人と議論できる。

 

2,3は1の内容を理解することが前提となるため、1の優先順位は一番高い。

しかし、それが出来なければ世話ねーよ、というのが一般的な意見だと思う。

読んでても内容が頭に入ってこないので本を読む意義すら疑問に思う

人が多いのではないだろうか。

 

内容の骨子、作者の言わんとしていることを理解する、これを達成するために、僕が実践した対策を以下に述べる。

 

・書いてある内容にいちいち感情的になったり、大げさに反応する。

・意識改革する。

 作者の下にいる自分→作者と対等に議論する自分

・読書しながら、頭の片隅に要点を常に置いておく。

・他の人に説明することを想定する。

 

・・・正直どれもありふれた方法だと思う。

学歴をある程度持つ方々ならああ、そんなことねと

ここでこの記事をそっ閉じしていることだろう。

 

しかし、以上に挙げた方法以前に、意識すべき大前提がある。

それは冒頭でも述べたが、

「読書の前準備」=「本の表紙、裏、目次を徹底的に読み込む」

こと。

 

本の表紙、裏、目次などは情報の宝庫だ。

特にその本を評価する評論家のキャッチコピーなどはその本を一言で要約している場合が多いので、

それを見るだけで要点を得られる場合がある。

 

先ず、本のタイトルやキャッチコピーをできる限り時間をかけて記憶する。次にその集めた情報から、本がどのように議論を展開していくのか頭の中で予想を建てる。正直妄想でも何でもよい、その上で目次を見、要点をより具体的なものにする。

 

出来上がった自分なりのその本の「要点」を、頭の片隅に置くか紙にでも書いておき、その本を読んでるとき、

詰まった場合などにそれを読み返す。

 

この前提が出来ていないと、以上に挙げた内容を実践したとしても効果が出ない。

例えるならば、ビジネスで長期的プランや最終的に何がしたいかを明確にせず、その場で必要なことをしているイメージだ。

これでは脳も読んでいる内容をどのように記憶としてしまいこめばいいか混乱するはず。

人間には一貫性の法則というものがあり、一貫しているものに対してはより理解できる。

 

如何だっただろうか。

誰でも読書中に五里霧中となり、なんとなく読んで読んだ気になってしまうことは多いと思う。

その時は、本の表紙や目次に戻り、もう一度時間をかけてそれを理解してほしい。

きっと得るものがあると思う。

 

読書によって、人々の人生がより実りあるものとなりますように。