こんにちは、アオサギです。
連日の暑さで、体力を奪われます。
長期の入院で基礎体力が落ちているので、この暑さはこたえます。
昨年の夏は、暑さと痛みに耐える毎日でした。それでも、体力が落ちたとは感じていませんでしたし、不安発作もなかったように思います。
週一で、リハビリに通っています。
術足太ももの強張り感や張り感はなかなか解消しませんが、杖がなくても、家の周りは歩けるようになりました。術後半年経って、人工関節と自分の骨が馴染んだような感じがあり、自分の足になったと思えるようになって、杖がなくてもいけるかもと思いました。
金属が入ってるという感覚はまったくないのに、骨と馴染んできたという感覚もおかしな表現ですよね。
違う表現をするなら、自分の足が戻ってきた。
じゃあ、それまでは人の足みたいだったのかと言われると、それもまた、なんとも答えようがありませんが、人工のものを自分のものにした、身体の一部になったという感じでしょうか。
いずれにせよ、あの頃の痛みが消えて、とても楽になりました。もっと早く手術すればよかった、もっと自分を大切にすればよかったと、反省しています。反省というか、自分のことを後回しにしてきてしまったと自戒しています。
一つしかない身体、一度切りの人生。
ということで、タイトルにあるように、今更ながら、もっと早く離婚すればよかったと思うこの頃です。
ですが、この手術と同じで、タイミングがあると思います。
結婚して10年ほど経った頃から、離婚したい、離婚したいとずっと思っていました。
だけど、そうは言っても、なかなか離婚はできません。
なぜならば、離婚するためには多くの超えなければならないハードルがあるのです。
私の場合ですと、まず経済的なこと。
長くうつ病で、よくなったり悪くなったりを繰り返していて、就労できなかった。
経済的自立のたてには、うつ病を治すのが先か、働くのが先か。
悩ましいところでした。
うつ病を治してから、就労するという選択は不可能に近かったです。
鶏が先か卵が先かという状態ですね。
そして、もう一つのハードルは子どもが小さいこと。
二人の子は、まだ小学生。
子ども連れて別居するには、うつ病の私にはとてもできることではありませんでした。
そもそも、貯金がほぼない。
しかも、働くことができない。
頼る身内もいない。
そして、もっと高いハードルは、夫に離婚したい、別居したいと自分の気持ちを伝えることでした。
当時、離婚したい、別居したいと言うと、簡単に
「いいよ」と言うんですよね、彼は。
でも、その言葉の裏には、どうせ、そんなことできるわけがないというメッセージが隠れているのです。
いいよと言いながらも、その裏では勝手に出ていくんだろう。お金もないくせに、そんなことできるわけがない。
やれるもんなら、やってみろと言ってるのと同じでした。
別居、離婚の要件として、仕事はどうなる、子どもはどうする、別居先をどうする。
そういった問題を解決しなければなりせん。
ても、私はうつ病で、気力体力が落ちているので、そう簡単には、これらのことをクリアできる自信はありませんでした。
というわけで、私の場合、なかなか別れられない理由は、ブログ内で時々目にする共依存だから、ではないのです。
私は、この人がいないと自分がダメになるとか、この人には私が必要だからなんてことは、これっぽちも思ったことはありません。私なんかいなくなっても、彼は生きていく。今まで通りに仕事するだけなんですから。
共依存だから別れられないとか、別れられないのは共依存だからという方もいますが、それは大いなる間違いだと私は思いますね。
俺がいないとお前は生きていけないだろう、俺といるしかないんだよと毎度毎度言われていたら、私が別れたら、私もこの人も生きてはいけないと思ってしまいますよね。
でも、それは、あなたを支配、コントロールするために使われる手段なんですよ。
というのも、あなたという存在を失ってしまったら、彼らこそが生きていけなくなることを一番よくわかっているのは、他の誰でもない。
彼らなんです。
別れられない、離れられない理由は、家庭という場が「監禁状態」だからなのです。
家庭が監禁状態って?
そう思いますよね。
監禁というと人質が頭に浮かんでくると思いますが、私たちは、まさに人質なんです。
なぜならば、彼らは私たちを自分の所有物だと思っいるから、所有物がどこかに行ってしまうことは、何があっても阻止しなければならない。
それには手段を選ばない。
別れられない、逃げられないのは、置かれている状況が「監禁状態」だからであって、決して共依存だからではないのです。
続きます。