はじめまして。次郎と申します。


1年前、私の兄は心肺停止状態が続いたことにより低酸素脳症になりました。突然のことでした。


午前7時半ごろ。

私は自室で学校へ行く準備をしていました。

兄はいつも午前7時には起きて、学校へ行く準備をします。

その日は兄がなかなか起きてこなかったので、母が私に起こしてくるよう言いました。

階段を上がり、ノックをし、ドアを開けました。


兄は自ら命を絶っていました。


その時の光景は1年経った今でも鮮明に覚えています。忘れられません。


私は頭が真っ白になり、叫ぶことしかできませんでした。

母がすぐに駆けつけ、必死に兄を持ち上げました。

ですが、大柄な兄はびくともしません。

私は「お父さん!」と叫びながら、自室に戻りスマホを手にし、119番へ電話をしました。

すぐに父も駆けつけ、状況を把握し、兄を持ち上げ床に寝かせました。

父は脈の確認をし、心肺停止していたため心臓マッサージを行いました。

父と母の「戻ってこい!」という必死な叫びと、私の「早くきてください!」という叫びが家中に響いてました。


救急隊員の方は5分ほどで来てくれました。

それからのことはあまり覚えていません。

ですが救急隊員の方の「脈があったぞ!」という言葉に少しほっとしたのは覚えています。

その後、兄は病院へ搬送されました。


今回はここまでにしたいと思います。

その時の状況を思い出して、文章にするのは結構精神的に疲れるなと思いました。

でも、自分の気持ちやその時の状況は誰にも話せないのでこの場を借りて私の中から排出しようと思っています。暗い話でごめんなさい。

ですが今、私たち家族は元気です。

もちろん兄も含めてです!

どんなお兄ちゃんでも大好きです。

直接は言えないけどね。