内容ははっきり覚えていません。
途中で眠気に襲われ他界していたのかもしれません。
記憶に残っている事と言えば、海外旅行に行った時の家族写真がスクリーンに映し出された事。
「年に何度も私は家族と海外旅行に行っています」
「皆さんもこんな生活したくないですか?」
「いつまで今の生活を続けるつもりですか?お金に困らない生活をしましょう!!」
周りのセミナー参加者(恐らくサクラ)は、
「すごーい!」
「こんな生活したい!」
なんて黄色の声援を上げているのです。
私は、初めての体験に恐怖を覚えました。
早く終われ、帰りたい。
そして、目の前のテーブルに並べられた化粧品らしきサンプルの説明が始まりました。
「この商品はとても素晴らしいです」
「ぜひ使ってみてください」
「仕事内容はとても簡単です、この素晴らしい商品を、あなたのお友達に紹介するだけす」
「普段からいい商品があれば、これいいよって友達に紹介しますよね?それと一緒です」
「紹介料としてあなたにお金が入ります。いい商品を勧めてお金が入る。こんな素晴らしいビジネスはありません」
そしてここで周りからの
盛大な拍手が起こります。
横に座る友人M子を見ると
頬に流れる一粒の涙。
え?
感動して泣いているのでしょうか。
私には理解できませんでした。
1時間くらいで、セミナーが終わりました。
M子「りえちゃんどうだった?」
早々に帰り支度を始める私にM子が感想を聞いてきました。
私「あ、うん。なんかすごいね。私セミナー初めてだったから、ちょっと話の内容とかびっくりした。」
M子「すごいよね。私も最初話し聞いた時びっくりしたけど、こんないい仕事ないなって思ったんだ」
私「そうなんだ、、」
M子「ちょっと待ってて、私の仲間紹介するね」
この後、自分の仲間という人達を次々に紹介してくれた。
M子「ねぇ、りえちゃん。この後ちょっと時間ある?紹介したい人がいるんだけど」
まだ紹介したい人がいるらしい。
私「いや、ちょっと今日は帰るよ」
なんだかとっても疲れていた。
M子「ちょっとでいいから!りえちゃんに会うために遠くから来てくれるみたいなの。すごく尊敬できる人だし、お金稼いでる人だから、りえちゃんの仕事の相談も乗ってくれると思う。だからお願い!」
M子ってこんなに強引な人だったっけ?
こんなに真剣なM子を見たことがなかった。
私「じゃあちょっとだけなら、、。」
M子「ありがとう!そしたら行こっか。近くの居酒屋で待ち合わせしてるの」
私達は近くの居酒屋に向かった。
この後起こる事態を、私は想像もしていなかった。
