映画沼の住人が紹介する、一本目

 

                       『コン・エアー』

 

 

    【沼の得点】

     ストーリー ・・・ 23

     キャラクター ・・・ 23点

     映像 ・・・ 20点

     演出 ・・・ 22点

 

        全くといってもいいほど眠気に襲われることは皆無だったため、

                  減点要素の眠気点は0%なので0点!!

 

     合計得点・・・  88点 !!!

 

         これは間違いなく、死ぬまでに見ないと損する映画の一つ!!

         (住人の独断と偏見とあれで決定していますが、鑑賞をして万が一損をした場      

          合でも時間の返却はデロリアンも手元にないため出来かねます。)

 

             沼の得点も決まったところで映画紹介です!

 

   【基本情報】 

    1997年公開・アメリカ合衆国製作

    監督 サイモン・ウェスト

    製作 ジェリー・ブラッカイマー

    キャスト ニコラス・ケイジ、ジョン・キューザック、ジョン・マルコヴィッチ他

 

   【登場人物】

 

    ★ キャメロン・ポー(演:ニコラス・ケイジ)…

       元陸軍。模範囚として仮釈放となり娘のケイシーちゃんに初めて会えるというこ    

       とに上機嫌

 

 

 

     ★ ヴィンス・ラーキン(演:ジョン・キューザック)

        連邦保安官。ニコラスと同レベルの暴れっぷり。

        しかし、人のオープンカーは使っちゃダメよ…

 

 

     ★ サイラス・ぐりサム(演:ジョン・マルコヴィッチ)

        天才凶悪犯でハイジャックの主犯格。  

        ブシェミのファンらしい。

 

 

     ★ ガーランド・グリーン(演:スティーヴ・ブシェミ)

        37人を惨殺した連続殺人鬼。

        劇中一度も武器を握らず、代わりに少女からの人形を握りしめていた。

 

     ★ ダイアモンド・ドッグ(演:ヴィング・レイムス)

        囚人グループの2番手でブラックゲリラ。

        警官はさっさと殺したいご様子。

 

     ★ ベイビー・O (演:ミケルティ・ウィリアムソン)

        ニコラスの友人で黒人、糖尿持ち。一番悲惨な役どころでかわいそう。

 

     ★ サリー・ビショップ(演:レイチェル・ティコティン)

        女性護送官。強姦魔とサイラスへの一撃はキク~!

 

   【あらすじ】  注意ネタバレあり

 

    陸軍を除隊した日、キャメロン・ポーは妻に絡んできたいかにもおつむの弱そうなチン   

           ピラを誤って殺害してしまう・・・なんという重い幕開け・・・

 

 

          軍人という肩書からか正当防衛も認められず(無念)服役!

             しかし刑務所で模範囚となり仮釈放が決定!拍手

     一度も会えていない娘にようやく会えると気分はウキウキ、ロン毛はサラサラ。

 

 

                          しかし!

        仮釈放のため乗り込んだ囚人輸送機がツルツル凶悪犯サイラスによって

                ハイジャックされてしまう(またもや無念)。

 

 

    銃を奪い、一言、「コン・エアーへようこそ!!」・・・出ました!!!!名台詞!!!

     あれ?このシーン・・・サイラスを応援している自分がいる・・・しまった・・・!!

      娘に会うことが出来ず、分かりやすくうなだれるポー。ロン毛もシュン・・・

途中の飛行場で脱出のチャンスが巡ってきたポーだが、友人と女性刑務官を見捨てたら娘に          

        堂々と会えないという主人公あるあるの理由で機内に留まる。

               サイラスにも気に入られてしまったポーだが、

  彼らにばれないように(かなりキワドイ)地上のラーキン保安官とうまく連携していく。

                 だがそう長くも続かず、ついにバレる!!!

         サイラスもそこまで馬鹿ではなかったらしくポーは一気に窮地に!!

            しかしここで糖尿友人がまさかの自己犠牲モードに!?

            ポーをかばい銃弾に倒れる・・・(糖尿・・・退場か・・・?)

          うん・・・?神がいるだのいないだの結構しゃべれるのね・・・

           これを機にポーサイラスたちに対する怒りが大爆発!!!

 

 

           (なるほど・・糖尿は自己犠牲をすることでポーの闘志に

            さらに火をつけようとしたのか・・・賢い!!・・・のか?)

        殴られても肩を撃たれても表情一つ変えず次々と敵をなぎ倒すポー!!

                 素直にかっこよい。ロン毛もキリッ!!

        操縦室を制圧し、ヘリで後を追ってきたラーキンと無線でのやり取り。

                   いいコンビになってきたなあ・・・

   と思うのもつかの間、銃撃戦により制御不能となった機体は真っ逆さにきらびやかな街、

                       ベガスに墜落!!!

       墜落中、終始歌を歌って心を落ち着かせてくれた連続殺人鬼がかわいい・・・

         空から墜落してもなお、不死身の囚人たち・・・(ジェイソンですか?)

 

 

           飛行機から消防車に乗り換えて逃げる逃げる逃げる!!!

         見つけたポーラーキン・・・目くばせしバイクで追う追う追う!!!

                   二人の関係性の変化にグッとくる・・

                消防車の運転席を水攻めするドSラーキン

             サイラスに手錠をかけ消防車に拘束するドSポー

      方向を見失った消防車は激突!!!断末魔と共に放り出されたサイラス!!

                しかしまだ生きてる・・・(やっぱりジェイソン?)

      最後は頭上から降ってきた工事現場の重機にツルツル頭をパッカーン・・・

     華やかなベガスの街としみるバックミュージックの中、娘と妻に再会するポー・・・

 

              三人は熱い抱擁を交わし・・・エンドロールへ・・・

                      と思いきや!!!!!!!

                 突如映し出されたのはカジノで勝ちまくる

             劇中で一度も戦っていない中立野郎の連続殺人鬼。 

                 いや・・・あんたで終わるんかい!!!!

       製作ジェリー・ブラッカイマーのスティーヴ・ブシェミ愛を感じたラストだけでも

               この映画を見る価値はある、といえるだろう・・・

 

   【住人的沼ハマりポイント】

     クセモノ大渋滞!!!

    本作、とにかく警官から囚人に至るまでキャラの個性がすごい。

    そして、いい意味で想像通りの配役・・・

 

    ポーの為自己犠牲に走る黒人囚人1 。

    ポーとラーキンを引き合わせるため死体となっても活躍する黒人囚人2 。

    サイラスに 「サイ・・・なら」と一瞬で殺された麻薬王の御曹司。

    37人も惨殺しているという設定にもかかわらず、劇中一人も殺さない殺人鬼。

    自分のオープンカーが空を飛んで粉々になり、涙目な麻薬取締官。

    ・・・などなど、書ききれないほど魅力的なキャラクターが溢れている。

 

    物語も勧善懲悪で痛快!映像も大迫力!ともちろん素晴らしいが、キャラの個性が際     

    立っている為飽きが来ない。感情移入しやすい!!

 

     本作のキャッチコピー・・・「雲の上に地獄はあった」なのだが・・・

     住人的にはこんなキャストに機内で囲まれたらもうキャッチコピーを・・・

       「雲の上に天国はあった」に書き換えたい、そんな一作。

 

  【次回予告】

    沼の2本目は・・・強盗に入った家の住人は、最強の盲目ジジイ・・・

    スティーンヴン・ラングだった・・・『ドント・ブリーズ』!!!!

    乞うご期待・・・!!