こんばんは、結葉です
今日は昨年映画になった『ブタがいた教室』を観ました。
この作品は実話をもとにして作られています。
子ども達に命の大切さを伝えたい!
新任教師のそんな想いから、6年2組はブタのPちゃんを飼育することに。
1年後、卒業の時にはみんなでPちゃんを食べると約束して。
しかし、実際に飼っていくうちにクラスの一員となっていくPちゃん。
別れの時が近づくにつれ、Pちゃんへの愛情も大きくなり、
Pちゃんを「食べる」か「食べない」かと
何度も話し合いが持たれることになります。
その結末は・・・(秘密です)
「命」について子ども達が「自分の問題」として考えていくのが
よく分かる作品です。
まず、この作品を観ながら私は、違和感を感じてしまいました。
新任教師を演じているのは妻夫木聡さん、
生徒役には見たことのある子役も・・・。
それなのに、本物のドキュメンタリーをみてる感じがするのです。
今までにない不思議な感覚だったのです。
あまりにも気になって調べたところ、この作品は最初、
子ども達の台詞が白紙だったそうです。
廃校となった学校を借り、
子ども達に実際180日間ブタを飼育をさせ、
ブタがどうなるか結末を知らない状態で、
「食べる」「食べない」など
それぞれが意見や思いをカメラにぶつけたとか。
(その意見・思いを元に後々台詞や代役が設定されたそうです。)
他にも、自分の意見をぶつけることを練習するために
数々のテーマで子ども達に話し合いをさせたと書いてありました。
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「食育」、今凄く話題になっていますね。
知識は全然ありませんが、とても興味がある分野です。
このバイトをしていると、「食」を通して色んなものが見えてきます。
それは、どんな食材が使われているかだったり、
どれぐらいの量が日々残飯になっていくかだったり。
でも、それだけじゃなくて、
「食」を通して家庭やその人の人となりまで。
見えてくるものが多いのです。
ご飯を残さず食べる!
毎日感謝して食べる!
など、私自身必ずしも出来ていないことなので、
そのことに関してはやめときます
反省すべきことばかりです。
改めて・・・私達は、他の命によって生かされているんですよね・・・。
しかし、私がこの作品を通して一番感動したことは、
子どもたちがブタの飼育を通して、
目の前の問題(「食べる」か「食べないか」)と
真剣に向き合う姿勢・真っ直ぐな瞳を見れたことでした。
一所懸命想いを伝える場面でした。
「食育」や「命」の授業に限らず、
今学校現場で求められていること、
もっと努力すべき点はここにあるのではないか、
そう思いました。
目の前の問題や事実を、
しっかりと自分に引きつけて考えられるか、
その意見や考えを他者に伝えることが出来るか、
又、相手の気持ちを考えて発言出来るか、
一見何でもないことのようですが
それが今を生きる上で必要な気がするのです。
そんな力を伸ばしていく教育が重要なのではないかと。
時にはぶつかってもいい!
自分の考え述べ、相手の意見を聞く!
そんな中で築き上げられていく人間関係って
素晴らしいと思うんだけどな。
(・・・ってただの理想論かな~
私自身も出来ているか自信ありませんが・・・。)
作品中の子ども達の涙は
作られたものなんかじゃない
伝えたい想いが溢れ出たもの。
本当の言葉なんだろうな・・・。
自然とそんな気がしたのです。
って・・・、恐らく作品の主旨以外のとこで、
私は感動しちゃっているでしょうね
でもまだまだ消化不良な気がするので、
機会があればまた改めて(‐^▽^‐)
皆さんもよければ御覧になって下さい!