今日は帯広までお墓参りに行って来ました。


高速が出来てから行くのが楽になりまして、3時間ちょっとくらいで行けるようになりました。


今から100年近く前、夫の祖父母は北海道の地に移り住みました。


祖父は富山県から、祖母は石川県から。


その祖父母が結婚して、二人で行商の仕事から始めてお店を持ったのが帯広でした。


その関係で帯広に夫の家のお墓があるのですが、祖父が建てたお墓は私が嫁いだころには結構な古さで、きっとそのまま移転するか墓地を市にお返しするか、どちらかだと思っていました。


ところが、夫の祖母が亡くなる数年前に「お墓をきれいに作り直して欲しい!」という夢のお告げがあったとか言い出して、結局は墓石を削り直して(リフォームですね)新品同様にしてしまいました。(その頃、義祖母は105歳でしたが・・・)


それも夫と私が何度か帯広まで出向きまして、役所の許可やら業者との交渉やら色々と細かい仕事をしまして、出来上がった後の御霊入れなどのことも全て義父の代わりにやったわけです。


それから約10年。まだお墓はきれいです。


帯広にお墓参りに行く仕事は、私たち夫婦の役割になっています。


毎年お寺にお布施を届けるんですが、お寺の御住職も代替わりをすると昔の祖父母を知るはずもなく、今年は何となくいつもと違う感じがしました。


何と言うか、もうそろそろ移す時期が来たのかもしれないな~と。


ご住職のお母さんがいらした頃は、昔のお話しをしたり、祖父母の事もよく覚えていて下さっていつまでもお話しできたんですが・・・


これが時の流れということですね。


仲の悪かった義祖母と義父。


それで、義祖母は帯広のお墓に眠っていますが、義母は苫小牧のお寺の納骨堂に眠っています。


今日夫が車の中で言いました。


そのうち、全部まとめて札幌だ!


生きているうちはどんなに仲が悪くても、亡くなってしまえばもう関係ありません!と私も思います。


自分たちの代で何とか整理しなければ、後を継ぐ者たちが大変ですから。


どうも、そういう事をきちんとするのが、私たち夫婦のお役目のようですあせる