風邪がちょっとひどくなった。
咳と鼻水、それに身体のだるさ。熱はないようだ。
でも、家で寝ているのが一番楽な感じ。どこにも出かける元気はないので、今晩の講演会もキャンセルした。
朝に、義父のヘルパーさんからメールがあり、義父も発汗があるので頼んだパジャマ、早めに購入して欲しいと。
シルクのパジャマが欲しいんだそうで、苫小牧には無いので札幌で買って欲しいという。
この前、電話したら冬までで良い、というのでまだ買って無かったんですけどね
旦那に電話して三越まで行かせようかしら?
と思い、電話した。
「何でお前が行かないんだ?」と夫。
「だって、具合が悪いんだよ、いま私。それに仕事もあるけど、それだけしか出来ないと思うから、三越まで行かれない。」と言うと、
「仕事ってなんだ?」と聞く夫。
そうか!この人はホントに私のことには関心がないのね!
私が英語を教えていることを知らないの???
それを多分仕事だとは思っていないのかもしれないが、私が昨日も具合が悪いのにも気が付いていなかった
私が早く布団に入って寝ていたのに、テレビをいつものように付けて、大声で笑っていたので、目が覚めた私は言ったのに・・・
「お父さんの笑い声で目が覚めた。私が具合が悪くて早く寝ているのに、どうしてそれが分からないの?」
全てを都合よく忘れる夫。
しかし、これは実は家系的な問題であるのだ。
夫の弟も同じように、色々なことをよく忘れる。うちの旦那よりもひどくて、傘や鞄など、いくつ忘れて来たか数えきれない!と義妹が言っていた。
察するとか、気配で分かるとか、そういうのとは全く無縁の家系なのだと思う。
人というのはこういうモノなんだよ!と説明したところで、自分の感情の中にはそれが無いし、その説明さえもすぐ忘れてしまうから、どうしようもないのだ。
これだけ、全てのことを忘れてしまえるのは、私にとってはとても不思議なことだが、学校の勉強だけは忘れないから大学へも行けたのはもっと不思議?
優しさもないとは言えないが、あくまでも自分中心だから、相手を思いやるということではない。
言えばその時は覚えているが、しばらくすると忘れる。
だから、この前言ったでしょ!というのは、大抵意味がない。
今朝も、私はムカムカと腹が立っていて、頭の中は熟年離婚!という言葉でいっぱいになっていたが、パジャマを買いに三越まで行かせられそうなので、ちょっと胸のつかえがとれた。
世の中には優しく、介抱してくれる旦那さんもいるが、それは大層幸せなことである。
それが当たり前だと思ってはいけない。
奥さんが具合が悪そうだという事さえ気付かずに、あれ、持ってこい、これ、くれ!と命令ばかりする旦那も世の中にはいるのだ。
ようやく私の状況に気付いた旦那、パジャマを買いに行ってくれるらしい。「東急でも、大丸でもいいんだべ?」と電話をよこした。
うるさい!と言われても、言うべきことは言わないければ!!!と、決意を新たにした今日だった。
でも、ダルイからもうひと眠りするわ