今、午前10時半。
起きてからこれまでに朝の日課が終了した。
7時に母を起こし、トイレに連れて行く。母は紙パンツに尿取りパットをして寝てもらっているが、どうしても寝ながらおしっこは出来ない、と言う。
うん、うんと唸りながらそれでも介助すればトイレまで歩けるから助かる。
寝汗をかいたと言うので、まずは身体を拭き、パジャマやパンツを取り換える。
あ~気持ちいい!と言ってくれるので嬉しい。
それから、朝食を準備して運び、据われるかどうか試してみたが、今日もまだベッドの上にも座って居られない。痛い。寝ながら食事。スプーンで一口ずつ口に入れる。よく噛んで食べている。
救急車で運ばれた時に、私は入れ歯を忘れたことに気付き、もし入院になったら入れ歯を取りに帰らなくちゃいけないな!と思っていた。幸い入れ歯を取りに戻ることがなくて良かった。
入れ歯は毎回付けたり外したりして、きれいにする。
夫の母の入院の時に、入れ歯を持ってきて!洗ってちょうだい!と言われ、初めて入れ歯を洗った。初めての時は、ちょっとぞっとしたものだが、今はそれにも慣れた。
自分が入れ歯をしていないと、そういうものだろう。
用意したものを全部食べてくれるから、体力は落ちない。
でも、一番大変なのは排便。
老人は腹筋もなくなっているから、排便は結構大変なのだ。しかも、毎回すっきりとしたい人にとっては尚更。母もこのタイプだから、毎日すっきりしたいが、身体に熱をもっているのかなかなか出ない。
力も入らないし、便座に座ることが苦痛な状態なのでそこでも介助が必要になる。トイレまで支えて連れて行き、ズボンを下げ、身体を支えながらゆっくり座らせ、その身体を少し持ち上げておく。そうしなければ、痛くて泣きそうになる。尾骨、仙骨などのひび、骨折はこの辺りが辛い。
自分で拭くことも出来ないし、ウオシュレットのボタンを押すことすら出来ない。だから、後の始末もしてあげなければならない。
でも、昨日はトイレに行くことすらできなくて、ベッドに身体を預けながらおむつにしなければいけなかったから、格段の進歩である。
ぴきっ!というするどい痛みが走っていた昨日と比べると、今日はそれが無い!という。バッチフラワーレメディーの先生の山内さんに教えて頂いた、バッチクリーム(無かったので、バッチバーム)を尾骨に塗ったのが良かったのだろう。ぴきっ!が無いだけで、かなり違う。山内さんにも助けられた。ありがとう!
その後母の足を洗い、洗濯を2回し、掃除機をかけ、トイレの掃除をした。
それが全部終わったのが10時半。
昨日は買い物に2回行かなければいけなかったが、今日は行かなくても良さそうなのでちょっと楽。
一日で1キロ痩せた。結構動いているんだな!
でも、先が見えてきた感じがするので母も喜んでいる。昨日と今日と違うのが二人とも実感できるから嬉しい!!!
「私、死ぬにおいがする?」と日曜日には尋ねた母だが、今はそんなことは微塵も考えないだろうほどに良くなってきた。
死ぬにおい。死にゆく人、動物のにおい。私はこれが分かる。
でも、めめちゃんのように突然死んでしまうのは分からなかった!その程度のものである。
明日はもっと良くなる!!!