レ・ミゼラブル、見て来ました
感動しました。久しぶりです、映画を見て感動したのは・・・
直ぐには席を立ちたくなかったですね！余韻を楽しんで、ゆっくりと映画館を後にしました。
昔むかし、ジャンバルジャンの本を読んだな～、と思い出しました。半世紀前！（すごいな！）の事です。
皆さんにも見ることをお勧めします。
今日はちょっと、内輪のお話し。
先ほど帰って、母とちょっと話した時のうなずき方をみて、母が随分老いたことを感じました。老いた人のうなずき方には独特のものがあります。私は老人の姿をそんなに多く見ているわけではありませんが、そう思いました。
人間は老人に成りたくなくても必ずそうなります。当然のことです。でも、当の本人はそれほどの自覚があるかといえば、そうでもないものです。年相応の感覚で居る人は少ないでしょう。だから、頑張れる！ということもありますが。
母には3人の妹がいます。一番下の妹は私と7歳しか違いません。母と一番仲の良い妹です。電話で長話が出来るのはこの妹だけなのですが、この妹がちょっと難しい人。
今日母がちょっと寂しそうに言いました。
「私何か変なこと言ったかな～？○○、全然電話して来ないし、電話掛けても出ない。」
この妹は、母以外の兄弟7人と絶縁状態にあります。自分の娘ともそうなっています。電話番号も掛けて来られないように変えてしまいました。兄弟に自分の悪口を言われた！ということを恨みに思って、それを何十年も言い続けています。
私は思いました。
言い方は悪いですが、中学生じゃないのです。例え母が何か気に入らないことを言ったとしても、84歳の老人は思わぬことを言ってみたりするものです。しっかりしていそうでそうでもないのが老人というものです。
67歳になる叔母は自分と姉との関係が、若い時のままであるのでしょう。だから、腹も立つのでしょう。でも、84歳なのです。
この叔母と同じ名前の私の友人が、今朝も似たような話をしていました。彼女も被害者です。でも、私から見たら許せないほどの事ではないのです。私は最後に言ってみました。
「私の分析では・・・なる。それがそうかも？と思ったら、広い心と愛で許してあげたら？」と。彼女は
「愛、無い！」と答えました。あらあら！
60歳、十分年寄りです。
67歳、十分年寄りです。
84歳、勿論十分年寄りです。
人生の長さだけの思慮と思いやりと愛が持てたら、人間として真に生きた！という事になるのでしょうね～。そして、それが持てる人はそんなにたくさんはいないのかもしれませんね。
今朝、こんなことがあったから余計にレ・ミゼラブルに感動したのかもしれませんね