ここ数日、このブログを更新させる為にかなりの長湯をしたことが功を奏したのか、体の張りが少し取れた気がします。湯船に浸かることは一日の終わりを告げる合図みたいで俺は結構好きです。そこからは一人の時間。映画を観たり、本を読んだり、好きな音楽を聴く。あと毎日のヨガは欠かせない。好きなことを好きな様にする。それ以外の一人の時間はあまり好きではない。これくらいで充分だ。よし、曲作ろう。



  さて、バンドを紹介するのもこれで最後。奈良に初めて来てもらったのはつい最近のことで、繋がったのも最近かと思いきや、実は21歳くらいの頃に既に会ってるのです。今日はBray meの話をしましょう。


  当時の俺達は、これまたマスノリ君の存在もあって、大阪の新神楽というライブハウスで良くライブをしていた。年間15~20本位はあのライブハウスで演奏してたんじゃないかな。そんな起承転結の承で出会ったバンドがBray meです。


  4人組ガールズロックバンド。


  わかりやすい見出しで登場した4人は、全員が俺とゆうまの同い年で、知り合う人の殆どが先輩だったその頃の俺は、心の中で小躍りしたもんだ。

  しかし、捻くれと人見知りが併発している俺は、それを表に出す事もなく、バーカウンターの前でこたに(Vo.Gt)と話した記憶がある。話した事実しか覚えていない。ただ漠然と格好良い奴だなと思ったのは記憶している。


  色が抜けて白くなってきているストレートジーンズ。無地のTシャツに、長い髪を深く被ったキャップで抑えて、クランチの効いた黄色のレスポールスペシャルを腰あたりで掻き鳴らす。極め付けはあの声だ。俺にはダメなところが一つも見当たらない。あのバンドの真ん中は絶対にあいつでなくてはならない。

  勿論、その他のメンバーもとても魅力的なんですけど、同じボーカリストとして憧れに近い求心力を感じます。


  それから数年が経ち、俺がMade in Me.と出会った冬にBray meと再会した。今年に入って奈良に来てもらった時には、テンションが上がり過ぎてめちゃくちゃハイボールを飲んだ。そして12/16のオファーをした。衝動を感じたからそれを止めることはいけない事だと思った。


  俺にとって「MUSIC」というアルバムを経てからの今迄の中で、一番心と音で繋がったバンドがBray meです。こんなにも男臭いメンツの中にBray meが居ることは何の違和感もないことなんです。それを是非我が身で体験してほしい。






  これで出演してくれるバンドは全部。イベントについてのブログは明日で最後になります。ではまた明






  

  
  

  毎日の様に曲をどうするか考えながら、時間を見つけてはこの原稿を書いているわけなんですが、全裸の自分を見せているみたいで、なんとも言い表せない感情があります。良くも悪くも俺はこの感じで物事を感じているんで、自分がダメだと思うことは蓋をしないで取り出して、興味のあるものは吞み下す勢いで今年は走り抜けようと思います。


  さて、今日はMade in Meです。

  ここからは比較的新しい付き合いになっていきます。出会いは地元、奈良NEVERLANDに彼らがツアーでやってきたところから始まります。うちの1st mini Album「LINK」をリリースした後くらいですね。

  俺は音響スタッフとして出勤していて、リハーサルのトップがMade in Me.でした。その段階では通常運行の「おはようございます」くらいしか話してません「なんか癖の強そうなのが来たな」くらいなもんで。

  あの時のことは鮮明に覚えています。リハーサルが終わった瞬間に「めちゃくちゃ曲いいですね!」なんて話しかけてしまう程に、俺は「怪獣」という曲に心奪われてしまいました。どこか懐かしさを覚えるノスタルジーなメロディ、男女混声、しかもスリーピースの三声なんで、歌のリズムに合ったグルーヴ感が心地良さを加速させるんですよ。それでいて、カサブタをめくってしまいたくなるような危なっかしさも持ち合わせてる。どれもこれも俺にクリーンヒット。

  「歳の近いバンドでこんなにも良いバンドが居たのか」と思うと興奮が抑えきれない程にライブも良くて、俺は急いで「LINK」を彦(Vo.Gt)に渡したんです。

  良くあるやつですよ。

「ライブめちゃくちゃ良かったです!俺もバンドやってて、最近アルバム出したんで聴いてください!」みたいな。そしたらですよ、昨日の記事に書いたやつ覚えてます?年末の八王子のイベント。INKYMAPとハルカミライからオファーしてもらったやつです。そこに彦が居たと。しかも俺らのライブを観て、凄く良かったとメンバーにも話してくれていたとか。

  そんな嬉しい出会いがあるんでしょうか。

  INKYMAPに呼んでもらったイベントで、俺が39degreesに打ち抜かれた日、彦は初めて俺らのライブを観て、格好良いと思ってくれたんですよ。いやーこの日ばかりは心の底から続けてきて良かったと思いましたよね。こんなドラマがあって呼ばない理由が何処にもないです。

  Made in Me.の良さはノスタルジックな部分だけではなく、そのバイタリティにあると思います。優しい曲もあれば、臓物の奥の方から引きずり出した様なエグミも持っていて、俺はそれに凄く人間味を感じます。あんなにもクリエイティブな奴なのに、なんでそんなものまで持っているのか。凄く広い意味で、12/16はMade in Me.が良いフックになると確信しています。

  Made in Me.はストリーミングにかなり力を入れているので、是非とも一聴してみて下さい。あとでMVも貼っておきますね。

  さてさて、俺の個人的な思い出を好き放題紹介するのも次で最後です。あと一組はBray meですね。この時間が終わることは少しの寂しさを感じますが、これが終わればまた次の作業に取り掛かるだけのことです。そうやって進んで行くのです。それではまた明日。







  昨日INKYMAPのことを書いたツイートをVoのカズマが引用リツイートしてるの見て思い出したんですが、そういえばうちのバンドは全員高校辞めてたんですね。年齢を重ねていくうちに重要度がどんどんと薄れていて、そんな事実すらも気に留めてませんでした。そんな奴ら今時居ないですよね、うけるー。



  はい、今日は39degreesです。

  昔話大会みたいになってきてるので、たくさんバンド名が出てきますけどね、頑張ってついて来て下さい。


  INKYMAPのお陰で八王子と繋がって、どん!と仲良くなりました!て訳では実はないのです。
  当時20歳程の俺達は、マスノリ君に繋いでもらったお陰でTHE NINTH APOLLOから出た「V.A In The Stage2」というオムニバスアルバムに参加させて頂きまして、そこでtactってバンドと出会って、後にスプリットアルバムを出しました。その一連の流れの中で、関東のメロコアシーンに居るバンドと距離がグッと近づくことになるんですが、39degreesもそこで知り合った訳ですね。

  まだ関西圏でのライブばかりだった俺達にとって、この辺りから「描いていたバンド活動」に近づいて行った気がします。こうやって友達が増えていって、イベントに呼んだり呼ばれたりしていくんだって。実際、39degreesとMrs.WiENERが出したスプリットアルバムのツアーファイナルに、俺達はスプリット繋がりで呼んでもらったしね。何の根拠もない自信と希望に、一番溢れていた気がします。



  昨日と同じくここからは個人的な話です。

  そうして人生の中でも一番沢山の人と出会って、毎日の様に真新しい事を経験していた俺は、もっとカッコ良くなりたい!良い曲が書きたい!の想いが溢れかえり過ぎて「みんなとは違う事がしたい!」の気持ちの矛先を間違え始めます。
  どうゆうことかというと、「みんなツービートでメロディが違うだけの曲を作ってる、俺はそうじゃないものを作るから負けないんだ!」

 てな感じです。

  人見知りも併発して、それはそれはめんどくさそうな後輩が出現するするわけです。当時の俺みたいな奴が今居たら、本当にどう扱っていいかわからない。まずその発想に辿り着くこと自体がナンセンス過ぎる。

どう思われていたかは、せっかくなんで16日に聞いてみることにしますが、俺はツービートもメロコアもめちゃくちゃ好きなんですよ。若かったんですね。なんでも否定したくなりますから、若さって。

  ところがどっこい。39degreesにはズドーンとぶち抜かれたんです。

  とある年末の八王子、INKYMAPとハルカミライの共催のイベントに出た時に39degreesと共演したんですが、拗れていた俺もハッキリと覚えているくらいこの日のライブがあまりにも格好良かったんです。繰り返しますね。

  あまりにも格好良かったんです。

  生き死にが関わってないと、この格好良さには辿り着けないんではないだろうかと思って、打ち上げ中、隣り合わせで小便してる坂東君(Gt.Vo)に「あんな下手なのに、あんな格好良いことあるんですか!!」などと言ってしまった。
  
  よくブチ殺されなかったと思う。失礼過ぎる。

  39degreesの良さはどこ?と聞かれれば「熱いライブ!」の一言に尽きるのかもしれないけど、そんな言葉すらも惜しいほどに、俺の胸には訴えかけてくるのだ。青春の甘酸っぱさも、辛かったことも全部をひっくるめて連れてきてくれるバンドが39degreesなのかなと思う。そんなバンドのスタイルがメロコアだったって話だ。

  このCome As You Areというイベントに出演してくれるバンドは共通しているところがあると思っている。そんなものを一番象徴しているのは、確実に39degreesだ。だからオファーを受けてくれてとても嬉しい。

  時間も迫ってきているので出来る限り早く次の記事を書こうと思っている。当日イベントに来るかどうか悩んでいる人にこそ俺は呼んでほしい。
  活休だからどうとかではなく、一イベントをより楽しめる様にと。