つつみ まみ の 満つここち

つつみ まみ の 満つここち

堤 満美 の 芝居日記。

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ああ、覚めやらぬ興奮が、溢れ出す感動が、とめられなくて。。

 
久しぶりに観劇ブログを書いちゃいました。
 
私の頭の中を肉の海が侵食していくよ。
ぶよぶよと。
 
 
 
6月8日 (金)
本多劇場にて
オフィス3◯◯『肉の海』
原作:上田岳弘「塔と重力」
脚本演出:渡辺えり
観てきました(≧∇≦)♪
 
 
 
 
楽しかったー!楽しかったー!楽しかったー!
て、叫びまくったね、心の中で。
 
惚れてしまう歌声
手拍子したくなるブラスバンド
ずっと見ていたい道化っぷり
でもね、歌やダンスがあったから楽しいんじゃないんだ。
全力で楽しませてくれてることに感動した。
音楽劇だから楽しいんじゃなくて、舞台だから楽しかったの。
ステージ上にいる人たちの心が全部ホンモノだったから美しかった。
 
何から説明していいやら…(*´ω`*)
とりあえず原作「塔と重力」のあらすじより抜粋してみる。→→
「予備校仲間と勉強合宿のさなか、阪神大震災で初恋の相手とともに、倒壊したホテルに生き埋めとなった僕は、ひとり生還したのち、失われた彼女の記憶を抱えて生きていた。20年後、Facebookを通じて再会した大学の旧友は、そんな僕に、「今日は美希子を呼んでいるんだ」と持ちかけた。」

これは田辺くんの物語。現実であり記憶であり、SNSであり黄泉の世界であり。
彼はかつて好きだった人を焦がれいろんな世界を彷徨っていく…

 ストーリーは本当に混沌としている。
印象的なのが、渡辺えりさんが病室でベッドに横たわりながらFacebookにいいねを押しまくるシーン。
日本の病室で、中東で起こっている戦争や事件にいいねを押しまくる。
自分に関係なくても、遠く離れた場所で起こっていても。
それってよくよく考えてしまったらすごい怖いことで。でも平気でやってしまってること。
でもその直後に家族の当たり前のストーリーが展開されるから、
なんかほっとする。世界で日本で何が起こっていようと、私たちの目の前にいるのは家族や愛する人。その人たちと向き合わなきゃいけない。これが現実なんだと。
だから、今のままでいい、変わらなくていいって思える。「変わらない」って、すごく強い意志や責任が必要だけど。

渡辺えりさんの台詞でドキっとさせられたのが
うろ覚えだけど
面白くない映画が溢れていて、考えもせずに奇をてらったアングルで撮ってみるだけだったりする。というもの。
客席で背中が凍りついたね。怖っっ!!って思った。いい加減な作品作ってちゃダメだって。
やっぱり昔の作品をちゃんと踏襲しなきゃなって。
自分が注目されたいとかじゃなくて、やっぱり作品作るって責任なんだよね。そう思うと怖いなぁ。

それから大好きなのが三田和代さん。
三田さんの立ち姿や言葉は故郷の母や亡くなった祖母を思い出す。
だから話す言葉がとても温かくて、身近で、
三田さんが喋るだけで涙が止まらなくなる。
とても美しい人。

久しぶりに、こんな"観劇体験"をした。
面白い面白くないとかじゃなくて。楽しい。ただただ楽しい。
そして、ああ今、東京にいるんだなぁと思える。2年間地方にいながら観劇するために随分交通費を使った。わざわざ観に行かなきゃいけなかった。
でも今東京にいて、ちょっと誘われてこんなにいいものが見られる。なんて贅沢なんだろう。
映画だってたくさん見られる。
これはきっと一生続く楽しさではないから、限りある時間を使ってもっともっと楽しいものを見たい。
もっともっとたくさんの人たちを知りたい。