4/25 19:05

梅葆玖先生がお亡くなりになったことを知り、無念でたまりません。梅先生は生涯かけて京劇梅派の芸術の伝承と発展に全力を尽くされました。

映画『梅蘭芳』を撮影していた時に芸術面でいただいたご指導は、私の生涯の宝となり感謝にたえません。一番申し訳なく思うのは、梅先生がたびたび私に梅派を学ばせたいと話されていたのに私は行動を起こさなかったことです。大師があの世に逝ってしまわれた今となっては、さらに悔やまれてならないのです。

ご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

中国京劇界の巨匠、梅葆玖さんが25日に逝去。ずっとお元気で活躍されていて、公子が「叮咯咙咚呛」を歌った年越し晩会にも出演していましたが、3月末に入院のニュースが流れ、ご回復を願っていたところでした。82歳でした。梅葆玖さんは、梅蘭芳の九番目の息子さんで幼いころから舞台に立ち、日本でも何度か公演されていました。

 

昨夜、公子がインタビューに応じて梅さんを偲んでいるニュース番組の動画がアップされました。下矢印 

 

http://www.le.com/ptv/vplay/25215037.html?sf=4&sc=0 <专访余少群:缅怀梅葆玖先生>

「京劇界の偉い人ではあっても、実際は穏やかでやさしく紳士的な、可愛いおじいちゃんだった。映画の撮影のため京劇男旦の特訓を受けている時も、ごちゃごちゃ言うのではなく、手の動き、指の形が大事とポイントを押さえたご指導をしてくださった。「少群、なかなかいいですよ、進歩していますよ」と励ましてくださった。梅先生には顔向けできない思いがある。「少群に梅派を勉強させたい」と仰っていたことは、他の人たちから聞いていたから。最後に会ったのは年越し晩会で、先生が舞台に立っていらっしゃるのを舞台裏から拝見し、痩せられたなぁと思った。梅先生は本物の芸術の大家として生きられました。」

 

公子の気持ちはわかりますが、梅派を学びに行かなかったことをやましく思う必要はないですよね。公子の男旦は確かに圧倒的な美しさがあるけれど本来は小生武生を専門としていたわけですし、越劇団にずっと籍を残していたほど、京劇より越劇を愛しているんですもの。いわゆる芸能界入りして映画やドラマに出ていても、伝統劇の発展に寄与することは自分の使命としていますし、すでに私たち日本のファンにも中国の伝統文化への関心を持たせてくれました。公子は自分のやり方でちゃんと梅先生の期待に応えられる人だと思っています。

 

梅葆玖さんのご冥福をお祈りいたします。

 

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