パラパラと「冒険の心得」を読み漁っていると

興味深い単語が出てきました。


「ちいさなメダル」


!!

「各地で発見されている小さなメダル。

ツボやタンスの中をくまなくチェックしてみよう!

世界のどこかにいるというメダル好きの王様が

集めた枚数に応じて貴重なアイテムと交換してくれるぞ!」


素敵すぎです。


僕の家の中ではそんな物を見た事がないので、

早速、近所の家に行ってきました。

ご想像の通り、全ての家が大拒絶です。

なかなか家に他人を上がらせてタンスやら何やらを

調べられるのを承知してくれる人はいませんよ。

警察ですら令状がないと捜索できませんからね。

∴勇者≦警察


そして次に、友人に「メダルいっぱいあるよ」と教えてもらった

パチスロ屋に行きました。

残念ながら、ちいさくなかったです。


で、イライラしながらの帰り道。

なんと、粗大ゴミとしてタンスが捨てられていた!

勇者はタンスを調べた。

…しかし、何も見つからなかった。

…さらに、ゴミを荒らしているのを複数人に見られた。

ジーザス!



p.s.家に帰ってから調べたら、メダル好きの王様が住む

「世界のどこか」というのは「足立区」だと分かった。

さすがインターネット。


今日も1人で大冒険…しようかと思ったんですけど、

雨が降ってて気分が乗らなかったので

家でダラダラしてました。


ダラダラってステータスがあったら、そりゃ天下一だな。

と、考えながらダラダラ。


ゴロゴロしながら、昨日折れた剣をボンドで付けてみて、

1振り目で先が飛んで失敗。またゴロゴロ。


そして、これからファミレスのバイトに行くのです。

どこが勇者だ!

これまで使ってきた銅の剣が折れてしまいました。

まぁ銅の強度なんて、そんなもんなんでしょう。

まだ虫を潰してるくらいなんで特に必要もないんですが、

次に買うのは鉄とかの丈夫なのにしたいなぁと思い、

ちょっと武器屋を見てきました。


高い!

金が足りない!

…あれ?勇者としての収入って?

今はファミレスの給料があるけども、

勇者一本にした場合、収入はどうするんだろ?

モンスター(虫)を倒しても金なんて落とさないし。


「冒険の心得」の「よくある質問」にも載ってませんでした。

「Q:『勇者だから勇ちゃんって呼んで』と言う男はどうですか?」

よりは気になると思うけどなぁ。

何してやがった!今までの勇者!


なので、ちょっと城へと行ってきました。

と言っても、急に行って会ってもらえるほど王様もヒマではありません。

一般受付の方に10分ほど並ばされて、

ようやく相談係の人に聞く事ができました。


「毎月、月末〆で翌月10日に銀行振込になります。

どのモンスターを何体退治したかはこちらの担当の者が調査してます」

「え?どうやって調査?」

「お答えできません」

「尾行ですか?」

「お答えできません」

「…」


とりあえず、10日を楽しみにしながら後方にも気を配ります。

今日も仲間を探しに酒場に行ってきました。

案の定、キウイサワーが美味く、

案の定、冒険向きの職業は見つからず、

ただの飲み会となりつつある頃。


先日の仲間探しの時に声を掛けて少し仲良くなった

大学生(♂)が今日も酒場にやってきました。


「おいっすー」

「お、おいっすー」

「この前、戦士とか探してたよね?」

「うん」

「うちの大学に1人いたよ」

「本当に!?」

「おう。なんなら今、呼ぼうか?」

「ぜひとも」

(携帯で電話)「あ、もしもし。俺。今、○民。来れる?」

「来れるってさ」

「どうも」


数十分後、その人は現れました。


「…こ、この人ですか?」

「そうだよ」

「黒い…ですね?」

「うん。オゴドゥ君。アフリカからの留学生で、

向こうでは部族の戦士だったんだって」

「戦士…」

「よろしくお願いします。オゴドゥです」

「あ、日本語は大丈夫なんですか…」

「頑張れ2人とも!パーティー結成だな!

よし!ここはいっちょ友情一気だ!」

「え!?」

で、一気飲みを強制され、オゴドゥ君とメアドを交換して。

今度、都合が合う日に一緒に洞窟にでも行こうということで

流れていくように予定が組まれて解散。



オゴドゥ君(戦士)が仲間になりました。

レベルが上がりました。


さっき、練習洞窟でデカイ蛾を潰したら

♪チャラララチャーチャッチャー♪とファンファーレが聞こえました。

特に「レベルが上がった!」とか「力が上がった」とかの

インフォメーションは入りませんでしたが、

たぶんレベルが上がったんでしょう。

実感はまだありません。


 ☆力・体力は、まぁ上がったかな。

  銅の剣を持ち歩いてたし、腕に筋肉が少しつきました。

 ☆素早さも上がったかなぁ?

  洞窟の奥から物音が聞こえた時はダッシュで逃げてましたけど。

 ☆賢さは確実に上がりましたよ。

  洞窟入口付近の虫は殺虫スプレーで一発です。

 ☆運…は…えっと、どうなんでしょう?

  その日によって違うもんですし…ねぇ。



そういえば、こないだ教会に行った日の帰り道でも

突然ファンファーレが聞こえてました。

その時は誰かの着メロか暴走族だと思ってたんですけど、

よく考えたらあの時、なんかの虫を踏んづけてたんですよ。

だから、今のレベルは3ですね。


「メラ!」とか「ホイミ!」とか「魔王死ね!」とか色々唱えたんですが、

何も起こらなかったようなので、呪文は覚えてないみたいです。

「バイキルトーッ!!」って叫びながら剣を振ったら攻撃力は上がってそうだけどね。

昨日、仲間を作るには酒場に行けばいいという事を知りまして、

さっそく今日、友達と2人で行ってきました。

僕の予定では、最初に僧侶と魔法使いの“魔法使える組”を

入れたいなぁ、と。


行ったのは近所の○民です。

席に着き、まずは飲み物を頼み、お通しをカットして

「たこわさ」(好物)を注文。

僕はビールやワインや日本酒やウィスキーが苦手なので、

サワーや焼酎のボトル&コーラ・ウーロン(デカンタ)で。


んで、チマチマとたこわさや友達の頼んだ物をつまみながら

ほろ酔いになった頃、仲間探し開始!



まずは隣の席にいた女性の2人組に声を掛ける事にしました。

僕は人見知りでそういうの苦手なんで、友達任せで。

「こんばんは。こいつ勇者。」

その後、少し話したら2人とも大学生だという事が分かりました。

酔っ払ってたので特に気にしてませんでしたが、

何度か試みた「魔法は?ねぇ魔法は使える?」という質問は

毎回流されていました。

でまぁ大学生を仲間にするわけにもいかないので、

程よい所で切り上げさせてもらいました。


次に、中年のオジサンの席へと行きました。

いきなり「よっ!大統領!」とか言われたので、

「いえ、勇者です。」と訂正させて頂きました。

「僧侶かな?商人かな?」と見た目で予想しながら話を聞きましたが、

残念ながら、会社員だそうです。

なんだ。雇われの身か…。

ガッカリ。



そんな感じで、その後も何人かに声を掛けたけど、

なかなか魔法使える組はいないですね。

まぁ、戦士も武闘家もいなかったんですけど。

ってワケで、今日の収穫は「生絞りキウイサワーが美味い」

だけでした。残念ね。

やっぱ1人旅は怖いですよ。

練習がてら通ってる洞窟も、ある程度までは行けるんですが、

なかなかそこから先に進めません。

霊感とかは無いんだけど単にビビリなんで、

暗い中に長時間1人きりってのは無理です。


1人でダメなら誰か道連れにしちゃいます。

パーティーってやつを組んでみようかと。


どんな職業を仲間にしようかなー。

戦士、武闘家、魔法使い、僧侶、商人、盗賊、遊び人。

男だらけじゃなんなんで女性も欲しいですよね。

考えただけでワクワクです。


…で、どうしたら仲間作れるのかなぁと思って、

王様からもらった「冒険の心得」を読んでみました。

「よくある質問」のページに答えがありました。


Q:仲間を作るにはどうしたらいいの?

A:酒場へ行け。


なるほど。酒場ですか。

あんまりお酒が飲めないもんで、

今までは友達やバイト先の飲み会以外で行かなかったから、

酒場で仲間が作れるなんて、まさかですよ。


そういえば、他の人達の席に乗り込んでくる人ってたまにいるね。

ああやって仲間を探してたんだぁ。


よし!じゃあ明日、1人だと不安だからヒマそうな友達でも連れて、

近所の酒場に行ってみようと思います。

昨日まんまと呪われてしまったので、今日は教会に行きました。

「呪いを解くには50Gの寄付を」って言われたけど、

それは寄付じゃなくて料金って言うんですよ。

神に仕えるものが金儲けなんかしやがって!


でまぁ、お金を払って祈ってもらったら

般若の面がパリーンって割れまして、

ようやく周囲の冷たい視線とウドン食から解放されました。

空気が顔に当たるって気持ちいいね。


「そいじゃ」って帰ろうとしたら、

神父が「セーブしていきませんか?」とか言うんですよ。

セーブって!ゲームじゃあるまいし!

こんなんだから、最近の子供達は「リセットすればいいじゃん」

なんて言いながら、平気で生き物を殺すんですよ!

いいかげんにしてください!



p.s.教会から帰ってきた時に玄関で塩をかけてもらったけど、

これは間違えたなと思った。

今日はめちゃくちゃ落ち込みました。


昨日と同じダンジョンで5時間くらい頑張っていたわけですよ。

ネズミ大のモンスターも倒せるようになってました。

で、少しずつ奥に向かってたら、

洞窟の端に落ちている何かを僕の懐中電灯(頭につけるタイプ)が

照らし出しました。

お面です。

さっそく装備してみました。頭の懐中電灯を外して。

すると♪デロデロデロデロ~♪と不思議な耳鳴りがしました。

お面が外れません。

まさかの呪いの装備です。

ゲームだったら、こんな前半から出てこないのに!

現実の怖さってやつです。



呪いの装備

まぁ、こんな面だったんで、もう少し警戒すべきでしたね。

帰りのバスや電車では周りの人にジロジロ見られるし、

警官からは職務質問を受けるし、知らないお爺さんには

「勇者が!何たる事か!」って怒鳴られるし、散々でした。

家に帰ってからもこんな面ですから、夕飯もウドンしか食べられません。

部屋に入る時もツノが上に引っ掛かって何度も首がグイッてなるし。


皆さんも呪いには気をつけて下さいね。

さぁ冒険の始まりです!

町の外に出て、モンスターとの戦闘やダンジョンの探検。

常に死と隣合わせの大冒険です。


ですが、よく考えたら、僕の住んでる所は都内なので、

「町の外」ってのが分かりません。

どこまで行っても草原なんてありません。

もう道に迷ってしまいました。


道に迷ったら交番ですよね。

交番に行って聞いてみました。

「ダンジョンなら2つ隣の駅で降りて、バスで15分くらいだよ」警官。



-ガタンゴトン&バス-



これは怖いです。今にも何か(霊的な)出てきそうな雰囲気です。

洞窟の入口を1歩入った時点でジメジメした空気が満ちています。

あまりに気持ち悪いので、入口付近で小さい虫を

数匹殺して(銅の剣の腹で叩き潰す形で)、出てきました。

まぁ初回にしては上出来じゃないでしょうか。

徐々に奥へと向かいたいと思います。

ユニクロで買った「ぬののふく」は動きやすくて良かったですが、少し汚れてしまいました。

白はダメだね。今後は黒っぽいの買わなきゃ。