昨日、無事に父の葬儀を終えました。
お布施の額までわたしに
指示していた父(笑)
ご住職の希望された額よりも、
だいぶ多めでしたが。
ピンハネしないで、ちゃんと
お渡ししました(笑)
娘に代替わりしたらケチになったななんて、
ご住職に思われたくないし

今回お願いしたご住職は、
母の葬儀からのお付き合いです。
父が、「お仏壇のはせがわ」の営業さんに
紹介していただいたお寺さん。
母の葬儀はイレギュラーでして。
遺体の損傷が激しく、現地で火葬をして、
お骨になってから地元で告別式をしました。
・すでに戒名は付いている
・自分には娘しか居ないから、後の事を考えると檀家にはなれない
・節目のお付き合い以外は出来ない
昔ながらの厳格なお寺さんでは、
門前払いされそうな条件を提示した父
快諾くださったのが
今回も来てくださったご住職でした。
父は本当にご住職には感謝していて。
こんな条件を呑んでくれた、
読経の声が素晴らしいと大絶賛。
法事のたびに、ご住職が恐縮するくらいの
お布施をお渡ししていたようです。
前回ご住職にお目にかかったのは、
母の十七回忌。
その翌月に父のガンが見つかり、
そして昨日の告別式でした。
ご住職もびっくりされていました。
戒名もお願いしましたが、
母の戒名で使っている一文字を
入れてくださいました。
この文字は、墓石にも刻まれている文字。
父も満足していると思います。
年齢の割には身長もあったし、
背筋をピンと伸ばして、長い脚で
悠々と歩いていた父でした。
1年以上も闘病していましたが、
骨はすごくしっかり残っていて。
かかととか、骨盤とか、
大転子とか、仙骨とか(笑)
LAVAのレッスン中に出て来る骨を
目の当たりに出来ました。
ちゃんと耳の穴が開いている骨もあったし、
歯もたくさん残ってくれてて。
骨壺に全然入りきらなくて、
何回もミシミシ潰されていました。
さすが父ちゃんだな、
ただでは納まらないなとか
思いながら見ていました。
食いしん坊だった父が、
お線香の香りだけで満足するとは
思えませんが

今日は一日何にもしないで、
ひたすらお線香をあげる日に
しようと思います。
横田先生が、シャバアーサナでよく言われてた
「なんにもしないって事を、全力でします」
をやろうと思います。
遺影とお骨になってしまった父。
ほんとに死んじゃったんだなぁ。
遺影はね、奇跡の一枚なんですよ。
喜寿のお祝いに、叔母が父に
帽子をプレゼントしてくれて。
それを被って出掛けた箱根旅行で、
叔母に見せてあげようと思って
わたしが撮った写真を、
遺影にしてもらいました。
これを撮っていなかったら、
マジで写真なかったので、
叔母が帽子をくれて良かった

そしてこの写真を撮った時が、
父にとって最後の旅行になりました。
普段はわたしがプレゼントした、
デニム地のキャップを愛用してくれていました。
キャップはたくさん持っていたのに、
わたしがあげたものばかり。
気に入って使ってくれて、
とても嬉しかった。
わたしが引き継いで使おうと思いましたが、
棺に一緒に入れてあげました。
「父ちゃんが衰えてんのは髪の毛だけだな!」
とわたしに言われていた父(笑)
帽子は必須アイテムですからね。
どうせならお気に入りを、
持たせてあげました。
次は納骨か…
しっかりがんばります。
でも、今日は何にもしないけどね。