深夜…
ラムーセスの褥に…
かすかな物音が…
小さな小さな足音だ。
以前遊んでやった…
子供らだった。
ラムーセスが作ったネズミ公園に
「猫の女王さまさようなら」
ラムーセスは立ち…
柔らかい手で子をなでた。
元気でな…
少し離れた所で母
ネズミが頭を下げた。
行き場を失ったネズミらの新天地も
ラムーセスの国家である。
彼女は猫だけでなく、
生きとし生ける者全ての幸せを、
常に考え続けている…。
「ラムーセス女王の日記(出展不明)」より