3日前から気分が変です。
妙に舞い上がっているような…漫画で見たことがある躁状態にそっくり。

 

だるさを取る薬でサインバルタを飲んでいて、
サインバルタは心の薬としても飲まれているから
こんな気持ちも変ではない。

 

どう変なのさ?という話をすれば、
何でもできる気がするんだ。
 

体は相も変わらずとても痛いのにやりたいことがポンポン浮かんでそれを実現できると思ってしまう。

 

でもどこか冷静な自分が
ここまでやったら明日体が痛くて動けなくなるから
これ以上はダメとブレーキをかける。

 

ブレーキをかけてやりたいこと、欲は抑制されるけど
別段ストレスは感じない。
 

むりか~むりならしゃあないね。のようなえらくのほほんとしている。

 

 

顔をゆがませたり息の詰まるほどの痛みのときは
さすがに暗く重くもなるけれど、
ああ痛いなあ焼かれているなぐらいの(ふつうこんな痛みがいきなり襲ったらなくだろうけど)
痛みならそんなに気にしない。
ああ痛いわ、でもいつも通りだから我慢しよ。


 

きっとこの気分に終わりはあると思う。
でも生かしておきたいから、
ストレッチをはじめた。

 

痛みに効果があるわけではないけど、
寝たきりで歪んだ体や、変な姿勢でおえかきしていて凝った肩、
かたくなった筋がほぐれるのはきもちいい。

 

いつもだったら重苦しく手をついて動くのが精いっぱいで、
最近は病院にいくことでさえ休憩をしながらゆっくり向かいたくなる。

 

でも今は痛さを気にせず、痛くなったら我慢すればいい!みたいな自分がいる。
だから少しのストレッチなら進んでやりたくなる。

 

今はなんにでも意欲的だ。
 

いつもは聞きたくない音楽もいまは勉強のために聞くのもありだと考える。
むしろ興味がわいてきて聞きたい、といったほうがしっくりくるほど。

 

行動、体力をつかうものは限界があるから理性はとめるけど
痛みを我慢すれば生活できるのかな。
 

いやいや我慢できずに卒業の打ち上げも足早に帰ったのだから現実は難しい。

30分横になったけれど帰るのが難しくなるほど体は疲労にまみれて、

全身がかっかっと痛みを伝えた。

思い出すだけでも血の気が引く。

 

 

 

気分が舞い上がる原因はおそらく妹が
「ママとパパがおねえちゃん仕事しないの?って言っていたよ」
といったことや、卒業をむかえたことだ。

 

 

4月から進路が決まった友達がスーツの話を私にする。
グレーのスーツおしゃれだね、大人みたいだ。
 

わたしはいつ大人になるのかな。

 

仕事、遊びでさえ人ときちんと話せるのは1時間半。
今は病気をわかっていて、
2時間おきぐらいに「体調大丈夫?やすむ?」と声をかけてくれて
わたしもごめんね休みたい、って甘えられる人としか過ごせない。

 

1時間半で雇ってくれるひとはいないだろう。
もう痛みをとるのは無理かもしれない。
 

なら私が我慢大会で勝つこと以外なにがあるんだろう。

 

母は私の何をみていたんだろう。

 

 

仕事ができると思っているのなら、
痛みを体験させたいけどめちゃくちゃ痛いしかわいそうだから
そんなことしない。
 

でもそれくらい痛いことわかっているのかな。
 

わかったうえで仕事するわたしを望んでいるのかな。

 

 

悲しかった。
でも体は昨日も今日も変わらない。
むしろ動きを止めるような痛みが増えた。
ひたすらに耐える。

 

お父さんは別居しているからわからずいったかもしれない。
ひっどーい!こんなにいたいいたい言ってぐったりしてるのをみて…
 

でもパパはわたしといるときは優しくしてくれてるから、
きっとなにかあるかもしれない。

 

ママと同じように仕事をしてほしいと思うのなら、
懇切丁寧に痛みを説明するしかない。
それでもがんばれというなら心がおれちゃう。おれちゃってるけど。

 


 

こころはへんに元気でやりたいことだらけ。
悪い気はしないけど、
なんだか不安です。

 

小さいときに手を放した風船は

どこにいったんだろう

品羽 優生