麻原に 絶対恐怖 を感じとる
誰からもそう思われ村井さんもそう思う
実際の中川智正は 強かで感情の一線 
それを麻原が越えた時に別人のようになる

彼女さんを東京の付属医院から
犯罪に加担させる電話をしたのは命令
村井さんも元妻を犯罪に加担させる
女の利用価値は女心 だとしても
中川さんは心も動かず言われるまま巻き込む
頭の中も心の中も中川さんの中にあるのは
自分の子供 最初の犯罪に巻き込み
それ以降 主治医と名ばかりの立場を与えられ
やることは オウム真理教の犯罪の実行犯 そんな中川智正の一線を超えたのは
麻原の自分の種の子供しか大切にせん姿

やっと男が生まれた麻原と違う
ウチは最初からずっと男の子で中川さんは
更に麻原の嫉妬を買うんよ

医者になりたくてもなれんかった自分
待望の男が生まれたのは上に4人いる状態
夫人に対しても酷い仕打ちをする麻原やけど
中川さんは家族だけは大切にして利用価値の
女を大切にして家族になっとるのも嫉妬する

麻原は人を見抜けんくなっとるからこそ
中川さんの冷たい目に気づけんで失敗する
上祐さんでさえ何か言えば 子供がおらん男に理解は出来ん と言われてしまう
彼女さんを犯罪に巻き込んだと知った時に
反対にウッパラさんを出されて口で負ける

貴方はスポークスマン
私は家族がいるただの男です

こう冷たい目をして言われてしまえば
上祐さんはステージが上であろうが言えん
実行犯はオウム真理教の中で特殊な存在で
マイトレーヤ正大師だとしても下に見られる
村井さんと新実さんが実行犯でおるんやから
上祐さんは蚊帳の外にされても当然やけど
普段は優しい中川智正から言われたら傷つく

人が忙しく働きよるのに
突然 来て中川さんの言葉の真意を尋ねる
そのままの意味で 中川智正は父親として生きとるんよ と言えば理解して
中川くんは … と言うから あの人が本気になったらオウムは潰せる
それだけしか言ってやらんかったけど理解する

早川パパはチクったりせんけど
中川さんの危うさを心配してくれたりする
子供を孫みたいに可愛がってくれるからこそ
父親としての感情は理解出来るとしても
危うい道を進まんか心配しよる

上祐さんはウチらに巻き込まれとる
逃げようとしても麻原にポアされるしかない
大人しくウチらのやり方を見とくしかない

ロシアにいて女と仲良くするも良し
麻原に見つかれば知らんけど後々バレるんよ
そうなろうとポアの時間は稼げるんやから
稼ぎよるうちにオウム真理教は崩壊する

私は上祐さんが何をしようが関係ない
生きとってくれとけば良いだけやからこそ
麻原に嘘をつくとしても喜んで協力する

井上さんも中川智正をオウムに入れた
その責任があるから私に淡々とそれを言われて
何も言い返せん事態に陥るやろ

恋愛感情と家族愛は違うと実感する
中川智正には家族愛があるからこそ
死刑への道 それに進ませようと思う
人を殺めたら死刑になるのが日本では当然
麻原に無惨に殺されるとかあったらいかん

23年後に中川智正の歩いた道
刑場での一部始終を視てしまうけど
立派 の一言 実際に視たけど走り書きは
音が聞こえよる最中に書いたんよ

何度でも思い出したら思うことは
時間を巻き戻して助けたい
オウム真理教に行く前まで時を戻して
11歳の私なら中川智正を岡山に戻せるんよ
看護婦長に若くしてなった伯母の怖さもある
私自身が霊力に振り回されて気持ちが分かる

死んだ中川智正に ありがとう 
って言われる事が何よりも悲しいんよ
落ちる瞬間に手を伸ばしても残像でしかない

本人が良い人すぎて悲しくなるばかり

上祐さんみたいに派手やないけど
子供を大切にして良いパパな人やんか

理系やから私が生理で寒気もする
腹も痛い 、そんな時に見よって 上がるのはまだまだ先 とか医学的に言い出す

医者の考えを出すのは医者やけんやろね