最近のこと・・・背後から憑けてくる気配を感じたの、悪い感じはしなかったから知らん顔すること数日・・・横須賀に行かなきゃな~とスケジュールを確認していた夜中・いきなり現れた方がためいきためいきためいき

かなり礼儀正しくて年齢は20代・・・着ている服が『白の軍服&帽子』おじいちゃん関連の方かなとは思ったけど、亡くなった事も自覚している感じで、出てきた意味が解らない・・・聞くしかないじゃん?

『あの・・・貴方はどなたですか?私のおじいちゃんの知り合いの方です?おじいちゃんは終戦の10年後に亡くなりました』

これはお約束ですよキラキラキラキラキラキラこんなにハッキリ見える人は徳が高い人物だろうし、おばあちゃんからも言われているの(≡^∇^≡)

『霊も元は人間・悪さをしない限り誠意を持って対応しなさい、それが見える人間の作法』

戦没者の中でも死を理解している方は丁重に対応しないと夢のなかでしばかれる(笑)
私の言葉を聞いたあとから話すようになったんだけど・・・おじいちゃんとは学校経由の幼馴染みで、大学は別れたけど同じように海軍に入って階級も同じ、それでこの方は飛行機乗りで特攻して亡くなったらしい、それで出てきた理由がおばあちゃんの無事を確かめたかったのと、おじいちゃんとの約束を果たせないまま死んだ後悔??

おばあちゃんの名前を出されるとは・・・おじいちゃんの幼馴染みって事は昔から知っているって事だよね・・・思い出してしまった(((((((・・;)おばあちゃんがモテモテだった事を・・・私の前でもプロポーズが・・おばあちゃんは秒殺もの汗汗
美人すぎる祖母を持つと苦労するっての身を持って教えられたよぉ、でもこの方はおばあちゃんに一言も言わなかったんだろうなぁ~そんな性格じゃないよ、一本筋が通った人って分かるかな???

『突然で申し訳ない、知りたい事があってここに来た、答えてくれるか?』

『その前に貴方はずっとあの世に逝かなかったんですか?』

『靖国で会おうと言われなかったから約束の場所で待っていた、君のおじいちゃんはどうなった?』

『大和に乗りながら直前で別の仕事を言われて下船した後に、撃沈された報告を聞いて荒れまくって、自分も特攻で死ぬと言い出して、終戦した日に行く筈だったんですけど、玉砕放送で行けないまま終戦に』

『アイツは生き残った・・・?』

『おじいちゃんは自分を責めていたらしいです、終戦のその日大学の正門前で同期を待って、数人の生き残りの方と再会した後に福岡に戻って1日だけ、おばあちゃんと過ごして、翌日止めるのも聞かずに家のバイクで長崎に・・・』

『佐世保・・・?』

『原爆知ってますか?』

『俺が飛んだのは4月だから』

『長崎と広島に原爆が落とされて放射線が強い時に、おじいちゃんは佐世保にいる仲間を見つけるって出て、仲間を見つけて最期を看取た後に遺骨を実家に連れ帰ってあげたんですけど・・・』

『けど?』

『帰ってきた時にGHQ・戦犯を裁判で決める場所に連れていかれて』

『どうして・・・』

『詳しくは本人が話さなかったから知らないみたいですけど、母親がロシア人で母親の身内にはソ連の兵士がいて、階級持ちだったらしくて・・・』

『アイツはそれで?』

『戦争をしている最中に撃墜された飛行機に乗っていたアメリカ兵を助けていて、その人が証言してくれて、戦犯容疑は晴れたらしいですけど・・・参戦したソ連の兵士の身内もおじいちゃんを探していたみたいで、見つけた時はボロボロで』

『・・・アイツらしいよ、外見は外人でも中身は日本男児、でも孫である君がどうして詳しく知っているんだ?』

『おばあちゃんが戦争を体験しておじいちゃんがハーフでも助かった意味を考えれば、ちゃんと知る権利があると私に話して聞かせてくれて、海軍に入らなかったらおじいちゃんは真っ先に死線送りだったと』

『大学に入学して半年で学徒出陣を命じられ海軍か陸軍か選ぶ選択が出来ただけでも・・・君のおじいちゃんは最後まで海軍を拒んでいて、叔父さんが俺に助言をするように言ってきたんだよ』

『海軍一族で兵学校出身の身内のコネで入るのは嫌だったんでしょ?』

『そうだね・・・それもあるけど父親が頼んだのに気付いたからかな?君のおばあちゃんを地元に残しての進学だったし』

『おじいちゃんは聞きました?』

『いいや、殴りあいになったよ(笑)天下の帝大生を殴り飛ばして、おばあちゃんの事を言ったら渋々了承したよ』

『おばあちゃんを知っていたんですか?』

『知ってたよ、俺は幼稚部からアイツと一緒で親同士も仕事の関係で仲良くて、幼馴染みの女の子を見たのは、国民学校1年の時かな?俺たちは一貫校で君のおばあちゃんは国民学校、制服を着た俺達を見て知らん顔して通りすぎたのが最初だったよ、お下げの女の子』

『おじいちゃんとは仲良しでした?』

『いいや、姿を見た時の顔は嫌そうでアイツも可愛くない女とか(笑)』

・・・聞いたまんまだよ~おばあちゃんはおじいちゃんを嫌っていたのよ~土地を借りている大地主の次男坊・それだけで嫌な奴と決めつけていたらしい・・・うううううう

おじいちゃんが勉強を教えてあげるようになったのも高学年だし、中学では1年間アメリカに留学していたから会ってないし・それにおじいちゃんには許嫁がいて・・・
好きになったのは中学時代?おばあちゃんを自分の家で働かせるようになった時には、落ちていたんだよなぁ~(。-∀-)



スゴいんだよ・・・おじいちゃんの意思が強すぎて汗汗汗高校生の時に許嫁と二人にさせられた時に、おじいちゃんはキレて迫る許嫁を突き飛ばして、両親たちが揃う居間に連れて行って、父親に断言(。>д<)

『俺はコイツと結婚しない、相手は自分で決める!!!』

・・・お茶を運んできたおばあちゃんの腕を掴んで無理やり連れ出した人なのよ・・それを話せば笑って素直じゃないからって

『みーちゃんの美貌は街1で父親が彼女を女郎屋に売ろうとした時に、アイツが金を出して助けて家に置いて働かせてね』

『おばあちゃんに理容師を薦めたのもそうですよね?』

『そうだよ、元々頭の回転が早くて努力を惜しまない子だったから本当に資格を取って・・・』

『おばあちゃん変わらなかったんですよ?私を厳しく育てながらも忘れちゃいけない事はしっかり伝えてくれて』

『戦争は遠い過去なのに?変わる日本を見て知ってるよ』

『嘆かわしいとは思わないですか?』

『思わないよ、望んだ平和な生活があるだけで自分達の死は無駄じゃなかったと思えるからね』

『迎えに来た人いたでしょ?それでも逝かなかった理由は約束ですか?』

『男同士の約束は絶対だからね』

『おじいちゃんは違えた訳じゃないですよ・・・おじいちゃんは家族を守るために死んだ後もずっと家に捕らわれていて』

『来なかった事を責めていないよ、責めているのは自分自身かな?』

『おばあちゃんと関係が?』

『約束はそうだよ、心残りもそう』

心残りって・・・(´д`|||)

『死にたくなかった』

ガーンガーンガーン・・・重いです・・・ガーンガーンガーン

『国を守る為に覚悟は出来ていたけど・・
誰もがそう思って逝ったと思う?』

『思いません・・・おじいちゃんが兄と慕っていた人が特攻した時の事を聞いていれば・・・』

『あの日見送りに来てくれたんだ』

おばあちゃんが見送りに・・・ガーンガーンガーン

『ボロボロの飛行場から飛び立たなきゃいけない時にね、最後に会った時に何も言っていないのに』

『おばあちゃんとおじいちゃん鋭いですよ?見えないものを見る力も強いし』

『そうだった2人して同じ方向を見ていたりしてたよ(笑)』

『おばあちゃん間に合いました?』

『間に合ったよ、杯を手にしていた時に名前を呼ばれて見ればそこに立っていて』

聞いているほうが泣くのを我慢するぐらい
切ない・・・(´д`|||)おばあちゃんからも聞いた事がない話しだよううっ...ううっ...ううっ...

いや、それらしい言葉はあった・・・?

『想いが強いほど辛くなるものよ』

この言葉がそうだったとか・・・?
聞いた時はおじいちゃんの事だと・・・
おばあちゃんが気持ちを気付かない筈がないんだよ~分かっていて悩んだんじゃないかな?おじいちゃんが強引に結婚して籍も入れてくれたけど、認めてくれない両親たちがいるし・・・おじいちゃんを好きな事には変わりがなくても、色々と考える人だよ、あの人は、辛すぎるなぁ~なんで戦争なんてしたんだろうね(。´Д⊂)

この方はおじいちゃんとの約束も忘れていないよしょぼんしょぼんしょぼんおじいちゃんもこの方との約束を守れなかった・・・おばあちゃんだけ遺されて(。>д<)こんなに悲しい戦没者は初めてです、祖父母の関係者だからリアルに見えて話せるんだと思うと・・・ううっ...ううっ...ううっ...
私がこの方と同じレベルになれたから会えたのかな???

全て聞きました、聞いた上で号泣です。。

自分の気持ちを自分で責めて上がる事を拒否していたなんて!!!あの時代の男性は本当に固すぎる(泣)おじいちゃんもその気持ちに気付いていたから、約束をしたんじゃないよ~!!!!約束は永遠ってこと??

三角関係なんてあるだろうに・・・私は三角関係は経験ないけど・・・ある意味幼馴染み同士ならあり得ると・・・戦争が終わって68年目ですよ?このまま待たせる私じゃありません(笑)これを書くのも祖父母とあの方の為です(*'∀`*)v(*'∀`*)v(*'∀`*)v

故人を思い出して話してあげるだけで
あの世で徳を積めるんですよ(≡^∇^≡)

全てを聞いた上での感想は・・・3人共覚悟していたのが辛いガーンガーンガーン最期に逢えた事を幸せだと思って、飛び立つ時に見た顔は泣き顔だったとか・・・(。´Д⊂)

おばあちゃんはその事実をおじいちゃんに話せないままでも、知られるじゃない?海軍なんだから・・・その時の話も・・(泣)
今回ほど霊感の強さを感謝した事ないかも知れない・・・おばあちゃんの気持ちが辛すぎるあせるあせるあせる

男同士の友情も辛いけどやっぱり辛いのは女だと思う!!!私がその立場だったと考えても・・・おばあちゃんみたいに出来ないよ・゜・(つД`)・゜・おじいちゃんの妻の立場を裏切らないけど、もう一人の幼馴染みの為に駆けつけるって(泣)

いい女だからなぁ~おばあちゃんは

おじいちゃんが惚れてその方も惚れるぐらいの性格だよ、顔やら体やら関係なく中身もいい女なの泣泣泣私が小さい頃から見てきたからよーく分かる・・・(。>д<)



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