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気付いたら更新する系。
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*恋人は明日の私*


意味
恋人になにをしてあげたら喜んでもらえるかを考えるように、明日の自分のために今日なにをしてあげたら喜んでもらえるかを考えよう。というもの。
自己愛。
架空通貨 池井戸潤

教え子の麻紀が突然訪ねてきた。
その理由は不渡りを出し、倒産が目前になった父親の会社をどうにかして救済するためだった。
辛島は商社でアナリストとして働いた経験から独自の調査に乗り出す。
その調査の中で目にしたのは、一つの会社に経済を支配された街の異様な姿だった。
お金に縛られ、お金によって動かされる人、会社、街。
相次ぐ会社の倒産。街の底でゆっくりと首を締め上げる私製貨幣。
複数の会社をまたいで張り巡らされた陰謀。
そして街はついに崩壊の時を迎える。
果たして辛島は麻紀を救うことができるのか。


お話は経済の概念を取り入れた箱庭のような舞台上で進行します。
経済系の用語はあまり詳しくありませんが、わかりやすい表現で書かれているので読みやすかったです。
全体的なビジネス感覚や、お金を基準に動く人間を動かすための戦略が印象的で刺激になりました。
加賀さんの綿密な作戦には相応の執念を感じました。人物描写、特に心理描写が主体でなくとも伝わる人物イメージもあるんだなと思いました。最近はあまり意識していなかったことなので新鮮でした。

お金って何なのか、考えさせられます。

また池井戸さんを読も。
フリーター、家を買う。 有川浩
3ヶ月で会社を辞めてしまった。
辞めてからしばらくは再就職活動も適当にバイトで繋いでいたが、母が倒れてしまう。
姉に激怒され、今までどうしようもなく甘えていた自分を自覚し、変わっていく。
紆余曲折がありながら就職が決まり、あれだけ苦しんだ採用にも関わることになる。
上司から出されたオーダーは自分のような人材を採ること。
結果的に二人を採用することとなり、後輩に負けないよう今までにも増して仕事に没頭する。
母を倒れるまで追い詰めてしまった主人公は、母を助けることができるのか。
人間味溢れるキャラクターたちに囲まれながら成長していくストーリー。
そんな内容です。
唐突に、恋愛要素が投げ込まれます笑


父親の聞き分けのなさ、姉の怒り、主人公の甘え、上司の期待、後輩の魅力が記憶に残りました。
うまくいかない就職活動、傲慢に新入社員研修を批判する姿には覚えがあります。

自分の商品価値を分析、客観的に評価し、それに合わせて振る舞う、売り込むことが社会では必要なスキルだなーとしみじみと思います。
市場では無価値なものが何を言っても見向きもされない、当たり前だけど見落としがちになってるかもしれません。

次は池井戸潤の架空通貨です。
マスカレードホテル 東野圭吾
このホテルが連続殺人事件の次の舞台になるかもしれない。
その推理を元に事件を未然に防ごうと刑事がホテルマンに扮する。
ホテルにはなにかありそうな人物が何人も出入りする。
警察は事件を防ぐことができるのか。
今までの事件で現場に残された数字列が意味するもの、事件が一本の線につながるとき、犯人の思惑にゆるりととらわれ始める。
そんな内容。

ホテルマンの矜恃を見たときや見逃していた可能性に気づかされたときには痺れました。
お客様は仮面を被ってやってくる。読んでいるとなるほど、と思う表現です。
事件の真相よりもホテルマンとしてお客様に接するシーンの方が印象的でした。

次は有川浩のフリーター、家を買う。です。
十角館の殺人 綾辻行人

著者と推理バトルした結果、負けました。

館もののミステリ。
離島に閉じ込められた人間が次々に殺されていく話。
アガサの「そして誰もいなくなった」を意識して書かれています。
離島と本土の二方向からストーリーが進んでいる。
「犯人が誰ならば殺せたのか」が焦点になる。

私の稚拙な脳みそでは、本土側で事件に絡んでいる人物を当てるので精一杯でした。
本題の島ではアガサトリックに引っ張られて、犯人死んだふり説とか、共犯からの裏切り説とか数珠型殺人説とか考えていました。
二つのフィールドを一つにつなげれば自然と答えは出てましたね。。
そこまで自信持てなかったです。
ある人物を疑った理由は、サークルのメンバーで合宿不参加、怪文書の所持、ミスリード、あからさまな絵の進捗アピール等々。動機もほとんど予想通りでした。

ここで一つ。
本文中にエラリイがトランプでマジックをするシーンがあります。
観客の選んだカードを当てるあれ、いくつかのバリエーションの内の一つです。
またグラスを使った毒殺トリックで、十角形の形ばかりのグラスの中に十一角形のグラスを混ぜることで、十角形のグラスしかないと思い込んでいた裏をかく、周りが気づきにくい目印を用いるシーンがあります。
私はマジックに詳しくないので調べた結果を書きますが、トランプのトリックでは、グラスのトリックと似た、思い込みを利用した一見わかりづらい目印を使うことがあるそうです。
今回のエラリイのマジックがこの思い込みを利用した目印トリックだったかは定かではありませんが、きっとそのような、何かしらの人間の自然な認識を裏切るトリックを使っていると思います。
そうした「自然な認識を裏切り」、できないだろうという「予想を超えて」実現してしまうこと(本文ではマジックであり毒殺トリック)が最近は大事かなと考えています。
※日本の携帯(ガラケー)市場に突如出て市場を攫っていったiphone(スマホ)とかね。
今までの自然な認識が裏切られ、予想を超えたものが現れるとワクワクするし、未来への可能性を感じます。
そういうものをもっと見たい、自分も創りたいと思います。
今の世界の絶対的な変化がなくても見方一つでいくらでも変えていける、そう信じています。

なんかだいぶ強引に話を進めました、本の内容とはあんまり関係ないところに着地しました。笑

次は東野圭吾のマスカレードホテルです。