私は乳がんになった直後、
ゴッホの言う『春になった。人々が悲しげに歩く。』
と全く同じように、感じました
街で交差点を渡るときです
『何もなく暮らしているように、今までは見てた
けれど、辛い思いをしている人が、この中にもたくさんいるんだ___』
交差点を歩く大勢の他人を、羨ましいとは思いませんでした
みんなもこんな苦しい思いをしているんだと、
なぜ今まで気づかなかったのかと、
ましてや、私は看護師にも関わらず・・・でした
また、ゴッホの理由なき悩みについて。
私はメンタルのお薬を頂いてから、
心理や精神の本を読むようになりました
その中で、“無意識”について。
無意識は、潜在的で、それを言葉で表すことは、出来ないそうです
にもかかわらず、日常の大半の行動や意思決定が無意識によって、なされるようです
無意識が日常生活に影響を与え、私たちを動かしています
しかし無意識は言語化出来ないため、なされた意思決定や行動の理由は、自分では分からないのだそうです
ゴッホの“理由なき悩み”は、“理由を自分では、知ることが出来ない悩み”と言い換えられるかもしれません
心理学・精神学的にも、人間の本質をゴッホは見抜いていたのかもしれません
逆に、『理由なき悩みなど無い』という考えについて
それは、心の健康と関係しているのではないかと、私は思います
本に書いてあったのですが、
心が健康であるというのは、
自分を抑圧した部分が、
そうではないもの(ごめんなさい、用語を忘れました)より、小さいことだそうです
忘れちゃったので、解放にでもさせてもらって(^_^;)
抑圧の方が、解放に比べて大きいと、心が健康ではない=精神的に良くないそうです
本当の自分が、他者においても自分自身においても受け入れられている場合は、
抑圧よりも解放が大きい、となります
本の内容を正確に覚えていないのですが、
自分を表に出している部分が大きい=
目に見える部分が大きい=自分を意識化できる部分が大きい、と↓
悩みの理由も意識化できる、ということになります
それが悩みの理由が明確化している=『理由なき悩みなど無い』になります
しかし抑圧されていると、本当の自分の悩みは、無意識にしまわれたままです
そのため、その悩みの理由に、自分ではたどり着けません
ゴッホの絶望を聴いて、本で学んだことを用いて、私なりに解釈してみました
m(__)m