小学校の4、5年生の頃だったかな
姉と同級生のお母さんが自殺された話を聞いた。
病気とかではなく、家庭内の事を苦にしてと
聞いた覚えがある。
姉の同級生には私より1つ上の学年に妹がいた。
特に話した事はないが、名前と顔は知っていた。
子供心に
かわいそうだよなあ。
という思いと
これから、ご飯とか洗濯とか、お弁当いる時とか
どうするのかなあって
現実問題を心配もした。
その時、母は
どんなに苦しくても、辛くても、悲しくても
子供の事を思えば、思いとどまる
子供をのこして死ぬのは、
普通考えられない。
それは、どんな苦しみより苦しいはず
でももう、子供の事を考えれないほど
追い詰められ、見失ってしまって
よほどの事だったんだなと。
わかったような、わからないような
でも、
なぜか母の言った言葉は鮮明に覚えていて
大人になり、母になり
その言葉がものすごくわかると感じた
ものすごくわかる環境にいるんだって事に
少しショックも受けた。
この子達を守るために、
耐えなければと思って今まできた。
そう思える自分を客観的にみて、
私まだまだ大丈夫。
けっこう大丈夫じゃん
なんとかなる
なるようになる
諦めと、開き直りで
切り抜ける性格で良かったとも思った。

子供達も大きくなり、
四月から上の子は社会人に
下の子はまだまだ大学生だけど
学費と家賃さえ確実に入れば、なんとかなる。
んー、なんとかならないか?
まあ、お金は必要だけど
もう、別に暮らしてるし。
2人ともそれぞれの生活ができる。
そう思うと、守るべきものがないと
今まで必死にしがみついていたものから
手を離してもいいかなと思えたりもする。

でも、それでもしがみつきたいのか
無駄に動きたくないからか、
言い訳だけなのか
次なる思いがくる
この子達が結婚する時
片親という事で、うまくいかなくなれば…
ここまで耐えたなら、もう少し耐えれば
ましてや、自殺、蒸発なんて
今のご時世、シングル家庭に問題はない
むしろ、耐えて我慢して
そんな姿を子供に見せるより
離婚して、笑顔でのびのび子育て
子供と向き合える環境にしたほうが
いいに決まってる。
ただ、今さら…とか
蒸発とか自殺とか
悪い印象しか与えないよねーって
思うでしょ
そう考えれるから、
まだ大丈夫ってことなんだけど

自分の人生
自分だけのものじゃない
旦那も姑も実親でさえ
どうでもよくても、
これから未来ある子供たちの人生思えば…
下手な事はできない
やっぱりそう思うんです

どうするかなあ
なんとかなるかなあ
そんな事ばかり考えてたりする
今日このごろです