Prologue
今日も明日もこれからも今を見て
今を頑張って、けど誰にも褒めてもらえなくて、
けど褒められたらハードルが上がって
孤独にそんな毎日を送っていくんだ。
第1章〜転校生〜⭐︎瑠衣目線
僕の名前は瑠衣。
ごく普通の中学生。
今日もいつもと変わらない。
そう思っていたら、
「こんにちは!」
今日僕の学校に転校生が来た。
転校生は2人。
「結衣です!休み時間に話しかけてくれると嬉しいです!
よろしくお願いします!」
「愛衣です。よろしくお願いします」
おそらく結衣は陽キャで愛衣は陰キャだろう。
きっと僕は仲良くなれないだろうな。
第2章〜比べられっ子〜⭐︎愛衣目線
私と結衣は双子。
私が姉で結衣は妹。
確か8歳の頃あたりに比べられ始めた。
「結衣は凄いね!テストで100点!」
「ありがと!」
「それに比べて愛衣は、勉強も運動もできない。
はーぁなんでこんな''出来損ない''に生まれて来ちゃったのかな」
「ごめんなさい、」
私と結衣ではお似合いの言葉が違って、
結衣はありがとうなのに私はごめんなさい。
どうして数秒差でも言わないといけない言葉が違うの?
テストだって頑張ってる。
なのにテストになると緊張しちゃって頭が真っ白になるの。
しかも結衣はカンニングしてるの知ってるよ。
だって頭がいい子が休みの日、いっつも結衣は赤点だもん。
どうして大人は表しか見ないの?
第3章〜ハードル〜⭐︎結衣目線
いっつも私とお姉ちゃんは比べられていた。
けどもう辛い。
悲しそうなお姉ちゃんを見るたび、
嬉しそうなお母さんを見るたびに、
胸がいっぱいになっていくの。
ハードルが高くなっていくの。
だからカンニングするしかなかった。
だってこうしないとお母さんに好いてもらえない。
本当はお姉ちゃんとわからないところを教え合いたかった。
けどお母さんの言う通りにならないと
今の環境がなくなって1人になるかもって思った。
だからこうするしかないんだよ。
私はずっと頑張り続けないといけないの?
第4章〜水の泡〜⭐︎瑠衣目線
いつも頑張ってるのに結局泣いたもん勝ち。
泣いた人はやらなくたって褒められる。
頑張ってんのにそれが当たり前みたいになって、
意味わからない。
結局僕の努力も水の泡。
これならみんな泣いたらみんな幸せになれるだろうな。
けど腫れ物扱いは嫌だから頑張った。
なのに、誰も褒めてくれなくてけど次は褒められるかなって思って
頑張っての繰り返し。
いつになったら平等の世界になるの?
第5章〜まさかの〜⭐︎瑠衣目線
「ねぇねぇ瑠衣さんその本好きなんですか?」
「ぇ、はい」
「私もその本好きです!」
「そうなんですね!この人が書く本面白いですよね!」
「はい!タメ口で話しませんか?」
「うん!」
そして僕と愛ちゃんは仲良くなった。
そしてこれがこうでああなって結衣ちゃんとも仲良くなった。
そしてなぜか色々ぶっ飛んで休日に
3分クッキングをすることになった。
「で、3分クッキングで何作るの?」
「TKG!((ドヤ」
どうやら3分かけてTKGを作るらしい。
3分かかるかなぁ。
「で誰がどこ担当?」
「愛衣が準備担当で、私が料理して瑠衣がBGM担当!」
「OK!」
「Ok、わかってない!」
2人ともわからなそうな顔を浮かべる。
「だってBGM担当って聞いたことないわ!」
「家出は主流だよ?」
「うん!主流!」
「へ、へぇ」
そんなこんなでたくさん結衣と愛衣と遊んだ。
第6章〜夜空探索〜⭐︎愛衣目線
前まで学校が辛かった。
だけど転校してから毎日が楽しくなっていた。
けどやっぱり家は変わらない。
毎日比べられる。
結衣ももう呆れている。
ちなみにお父さんは仕事が忙しいから基本家にいない。
だから夜中にコソッと外に出て夜空を眺める。
そしたら全部全部忘れられるの。
いつか私もあの星みたいに輝ける時が来るのかなって。
このことは全て私の心に閉じ込めてたつもりだった。
けどとある日家の前に列車が現れた。
名前は
「真夜中列車「?
というらしい。
思い切って乗ってみた。
そしたらね夜空を一周してもといたところに帰って来たの。
運転手のクマは言った。
「また、悩んでいたらここにおいで。
そしたらまた一緒に列車に乗ろう!」
その1言でその行動で救われた。
きっと裏を見ている大人もいるんだね。
第7章〜秘密を辿って〜⭐︎結衣目線
何かがおかしい。
いつも家にいる愛衣がいない。
そうだ外に出てみよう。
私は難しい場所に行ってると思って身構えた。
けど庭にいた。
なぜか列車に乗っている。
「いいなぁ」
私はそう思い、
次の日聞いてみた。
「昨日どうして列車に乗っていたの?」
「あの列車はね悩みを解決してくれる列車なんだ!」
「そうなんだ」
私も悩みを解決してもらいたいその一心で愛衣と夜空を眺めた。
そしたらね来てくれた。
「真夜中列車」
乗っていたら全て忘れられた。
いつも頑張っていなくてもいいんだなって思えた。
第8章〜解決〜⭐︎瑠衣目線
愛衣と結衣から話しを聞いた。
そして一緒に乗ることになった。
来てくれるかは別として。
それで待ってみた。
やっぱり見てくれてるんだね。
来てくれたよ。
それで思い切って聞いてみた。
「世界はいつ平等になりますか?」
「それはわからない?
だけだった。
結局僕の悩みはこのまま解消しない。
そう思っていた。
けどね大ヒントを結衣と愛衣が教えてくれた。
「それは、世界中のみんな次第だから」
「確かに」
僕はその言葉を聞いてわかったよ。
1人1人が意識しないと平等な世界にはならないって。
最終章〜真夜中列車〜⭐︎読んでいる人目線
とある記事で見かけた真夜中列車。
とある人が乗ってみたら悩みが解消したらしい。
ちょうど悩みがあったし乗ってみたいな。
集合場所は星見公園。
行ってみよう。
行ってみたら沢山の人が集まっていた。
その場所で色々な人と交流した。
親から相手されない人や期待を多く持たれている人、
兄弟児、怖いことがある人、たくさんたくさん来ていた。
世界には沢山の人がいる。
同じ趣味の人もいれば気が合わない人もいる。
みんなで世界は成り立っている。
これからも未来のために前を向く。
真夜中列車に乗って。