とても長い文になってしまいました。



ついこの前、凪がうちに来て丸4年も経った

という話をしていたところなのですが


5月17日土曜日の夕方、

凪は5歳2ヶ月で虹の橋を渡ってしまいました。


つい数十秒前まで元気だったのに、

私の目の前で、

あまりにも突然の出来事でした。



なかなか気持ちの整理がつかず、
なんなら今も整理しきれていない気もしますが、
こうしてご報告の記事を書こうと思えるまで2週間もかかりました。
また、たった2週間でこのことを報告できるのが奇跡的と感じるくらい、凪を亡くした直後は、現実を受け入れ難く、耐え難く、ずっと呼吸が苦しく、涙が止まらず、喉がつまって、私が死んじゃえば良かったんだ!ってくらいに落ちまくっていました。

亡くなった原因は、心臓発作らしいです。
私が原因を作りました。



ことの発端は、凪をワクチン接種に連れて行こうとしたことでした。
凪は我が家に来て4年も経つのに、その間ワクチンを1度も打っていない、ということに気づいたのが今月に入ってから…。
ワクチンは2−3年に1度の接種を推奨されているので、4年間未接種という状況はあまりよろしくありません。

そのため、車をだしてくれるという友人のくまさんとの都合が合う5月17日の午後診で、凪を病院に連れていくことにしていました。



16時半からの午後診に合わせて、くまさんにマンション下まで車で来てスタンバイしてもらい、16時過ぎ、超絶ビビりん坊の、凪の捕獲に取りかかりました。

まず最初に、逃げ込まれると厄介なケージは全ての扉を閉めて、凪の退路を断っておきました。

凪はこの時、食器棚の上で寝ていました。
(↓こんな感じ。写真は別の日)
食器棚の上は高すぎて手が届かないので凪を軽く追い立て、下に降りてきてもらい(※この時点で既に凪は怖がって逃走モード)、捕獲のためのバスタオルと洗濯ネットを持って凪に近づくと、ビビった凪はゲージに飛び込もうとしたものの、ゲージの扉が閉まっていることに気づき、困ったようにニャンニャン鳴きながらゲージの裏側とリビングを行ったり来たりして私から逃げ回りました。

すばしこくて全然隅っこに追い込めないなあせる
と思っていたら、ふだんあまり入らない洗面所へと逃げ込んだ凪。

狭い洗面所は捕獲に好都合です。
凪を追って洗面所に入り、洗面所の扉を閉めてから、凪がどこに逃げたかまわりを見回すと、洗濯ネットを収納している箱にすっぽり収まっている凪を発見。

私と目が合うと、困ったような顔でニャンニャン鳴きました。いつも怖い時はウーっと唸るのに、か細い声でニャンニャンないて、「やめて、やめて」って言ってるようでした。

手を近づけても、いつもなら飛んでくる猫パンチやシャー!がなかったので、
今日はやけに大人しいな…と思いながら
凪が入ってる箱に大きな洗濯ネットをかけました。

これでほぼ捕獲は成功したようなもの。
あとは、洗濯ネットをかぶせた状態の凪をキャリーに移すだけ、のはずでした。


凪が入った箱の横にキャリーを置き、ネットごと凪を持ち上げてキャリーに移そう…
とした、その時、

凪は突然飛び上がり、洗面台の上にシャンプ!!
その勢いで洗面台の上にあったコップやうがい薬が倒れて流しに転がり、カンカラカーン!と大きな音が立ちました。
その音に驚いた凪、洗面台の上には逃げ場がないこともあり、今度は慌てて飛び降り、洗面所を出ようと扉に向かったものの、扉は閉まっており、勢いあまって1度扉にぶつかったあと、洗濯機の上に飛び乗り、さらにはつるつるの洗濯機の天面で足を滑らせ、パニック状態で床に飛び降り、あっという間に洗濯機の下に潜ってしまいました。

洗面台の上にジャンプしてから洗濯機下に潜るまで、わずか5秒くらいの、ほんとに一瞬の出来事でした。


ショボーンあー、洗濯機の下なんて、めんどくさい所に入っちゃったなぁあせる

と思い、どうやって凪を洗濯機下から引き出そうか考えていたら、

ゴー!…(数秒の沈黙) ゴー!…(数秒の沈黙) ゴー!…(数秒の沈黙)

という変な呼吸音みたいなものが洗濯機の下から聞こえてきました。

最初は、埃っぽい洗濯機下で凪が埃を吸い込んでむせてしまっているのか? それとも、吐いてるのか?? と思いました。

どちらにしても、めっちゃ心配。

窒息しちゃうんじゃないかと思い、慌てて「凪!凪!」と呼びかけながら凪の身体に手を伸ばして洗濯機下から引き出すと、

もっと抵抗されると思っていたのに、いつもなら力強くガッシリした体格なのに、まるでぬいぐるみのようにぐにゃぐにゃの凪の身体が、ズルズルと洗濯機の下から出てきました。

目はぱっちり開いていて
口は半開き
全く身体に力が入っていないのがすぐ分かりました。

明らかに意識がなく、なんなら呼吸もしていない感じ。冷静に確認する余裕はありませんでした。

ここから先は私がパニック状態になってしまい、
「凪!凪!なんで?なんで!?」
と大声でわめき散らしながら凪の身体を抱え揺さぶって、どうにかすぐに意識を取り戻して欲しかったですが、そのまま全く反応のない凪をキャリーに押し込み、ほぼ半狂乱で家を出ました。

目を見開いてぐったりしているので、もしかして心肺停止しているのかも!!と頭によぎったけれど、確認する余裕もなく

人間のように救急車があればいいのに、、
猫の心肺蘇生法を知っておけば良かった、、
と色々思いながら、どうすれば良いかを誰かに教えて欲しくて、ふみふみスタッフに電話をかけて状況を伝えましたが、今思えば「なぎが動かなくなっちゃった!」と半狂乱で電話口で叫んでただけだった気がします。

マンション下で待っててくれたくま
んの車に飛びのり、すぐに病院へ向かってもらいました。
車中、ずっと泣いて叫んで凪をゆさぶって、自分でも何を言っていたのかほとんど覚えていません。泣きすぎて取り乱しすぎて頭も顔もぐちゃぐちゃでした。
クタクタのぬいぐるみみたいになった凪を前に、どこか「もうダメかも」と思いつつ、凪!とか 早く!とかどうしたらいい? なんで?なんで? と叫びまくっていた気がします。

病院に到着して入口の自動扉を入ると、私の異様な様子で全てを察してくれたのか、受付の女性が飛び込んできた私にすぐに駆け寄り、無言でキャリーを受け取り処置室に凪を運んでくれました。

受付に残った私、受付の女性に名前を告げてカルテを探してもらいましたが、カルテが見つかる前に処置室の扉が開き、獣医師さんと看護師さんが出て来て、

「残念ですが、、、もう亡くなっています」
と言われました。


いざ、「亡くなっている」と言われるとめちゃくちゃショックで。


嫌だ!嫌だ!絶対いやだ!
なんで? なんで? なんでこんなことになるの?
なんで死んじゃうの?
「もう無理ですか!?もう、何も出来ないんですか!?」
って、ぎゃーぎゃー泣き叫んでしまい、ずいぶん病院にもご迷惑をおかけしました。

なんで? と こんなの絶対いやだ! 嘘だ!
がひたすら混ざり合って、その場から動けませんでした。


くまさんがすぐにふみふみに電話で連絡をしてくれて、代表とふみふみスタッフのマシュマロさんが来てくれることになりました。

2人の到着をまっている間、獣医師の先生が別室に私と凪とくまさんを移してくれて、そこで;


・突然死というのは、人間と同じでほとんどの原因は心臓か脳にあること
・年齢的に脳の可能性は低いのでおそらく心臓が原因であること
・こんなに(見た目上の)健康状態が良いコが急に死ぬからには、このコには元々産まれもって心疾患があったのだと思う
・以前病院に連れてきた時は大丈夫だったのに今回は亡くなってしまったということは、元気そうに見えても実は少しずつ心臓が悪くなっていたのでないか、ということ
・猫は実は心筋症がけっこう多く、しかも心雑音がないことが多いので発見がすごく難しいこと(心エコーでたまたま心筋肥大が目視できて判ることはあるらしい。犬の心筋症は心雑音がするので分かりやすい)

といった説明を受けました。
下を向いてボロボロ泣き続けるしかしない私に対して、すごく丁寧に時間たっぷり使って説明してくれました。

病院に連れて行こうとしたから死んでしまったわけじゃない。
どこかで何かをきっかけにこうなっていたのは間違いないから、言い方は良くないかもしれないけど遅かれ早かれだったと思う。
このコの寿命だと思って欲しい。今日亡くならなかったとしても10年20年生きられたわけではない。

とも仰っていました。

原因が全くわからないのも苦しいので、予想される原因を丁寧に説明してもらえて良かったのですが、寿命だと言われても全く納得できませんでした。
私が追いかけなければ間違いなくまだ生きていたからです。


その後、かけつけてくれた代表も獣医師の先生と全く同じように仰ってくれましたが、このコの寿命だったとしても
「でも今日じゃなくて良かった!私が病院に連れて行こうとしなければ今ごろ凪はハンモックで気持ちよく寝ていたはず!!」
と全く現実を受け入れられませんでした。

今でも、私があんなことをしなければ、今ごろまだ凪は元気に走り回って遊んで、たくさん食べてたくさん鳴いて、私の足元にいたのだろうな、と思います。



その後、「力になれなくてすみません」と言ってくださる病院の先生にお礼を言って、代表に促されて凪を連れて、ふみふみのシェルターに向かいました。

到着したふみふみの事務所では、凪を膝に乗せて座りました。
怖がりで怖がりで、、絶対に私の膝になんかに乗ってきてくれなかった凪が、私の膝の上に横たわっているのがとても不思議な気持ちでした。

ふみふみでは、シェルターの猫たちが、「だれ、これ?誰?誰?」みたいな感じで凪に寄ってきました。
すごく可愛かったけれど、凪は知らない猫さんに近づかれても怖くて逃げちゃうようなコなので、凪に近づかないでと思ってしまいました。

膝の上に凪を乗せて代表と話をしているうちに、凪がどんどん冷たくなってきて。少しずつ固まってきて。

手慣れた代表が目と口が閉じるように凪の顔にマスクを付けてくれて、足が伸びた状態で固まっててしまわないよう、固まる前にきゅーっと後ろ足を縮めてくれて、凪のためにベッドを用意してくれて、凪を安置できる状態にしてくれました。
私は何もせずひたすら泣いてることしか出来なかったので、とてもとても頼もしくて支えになりました。凪がふみふみの猫で良かったと心から思いました。


最後に「凪は連れて帰る?辛かったらシェルターで預かることも出来るよ。」と私の意向を聞いてくれました。
でも凪はめちゃめちゃ怖がりなので、知らない場所になんて置いておけない、安心できる私の家の猫部屋に連れて帰りたいと思って、即答で「連れて帰る。」と答えました。

すると保冷剤をたくさんたくさん用意してくれて、火葬の日まで、保冷剤をどこに当ててどのくらいのタイミングで入れ替えていけば良いのかも教えてくれました。

葬儀と火葬の希望日も私に合わせてくれました。
土曜日に亡くなって、あまり火葬を先延ばしにすると凪の身体が傷んできてしまうのも不安で辛いので、早くしなくてはいけないと思い、月曜日の夕方で火葬の予約をお願いし、その日は夜遅くに凪を連れて帰宅しました。

それからは
家に凪の身体があるのに凪がいない。

すごく変な感じで、ついさっきまで走り回っていたのに今は冷たく固くなってしまった姿が見るのも辛くてどうすればよいのか分からず、ずっとずっと泣いていました。


その後、葬儀と火葬は、他のふみふみスタッフもお別れに参加したいけど月曜日夕方だと都合が合わないということで、水曜日の夜に延期になりました。

結果的に火葬の日が伸びて良かったです。月曜日ではぜんぜんまだお別れの心の準備ができてませんでした。
凪を連れて帰った土曜日の夜。布団には入りましたが、寂しさと悲しさと罪悪感と後悔でほぼ全く眠れませんでした。
翌、日曜日は知らせを聞いたMさん(凪の保護に携わった方)がお花を持ってわざわざ家まで来てくれました。ボロボロに泣きながら話す私に、手をぎゅっと握りながら何十分も付き合ってくれて気持ちが少し救われました。

月曜日になると、凪のお世話をずっとしてくれていた同居人T氏(夫)が出社前の朝イチから、近くの氷屋にドライアイスを買いに行ってくれました。頻繁に保冷剤を交換するよりドライアイスなら交換無しで1,2日もつからです。
最初に月曜日にドライアイスを3キロ。
翌、火曜日の朝にも2キロ。
水曜日の朝にも1キロ。
毎朝出社前にバイクをとばしてドライアイスを買ってきてくれました。

ドライアイスを床に敷き、山用の銀色のエマージェンシーシートでくるんで凪を保冷しました。寒がりの凪が寒そうで可哀想に見えました。
ごめんねごめんね、ってひたすら謝りながら毎日頭を撫でて、身体を拭きました。


私は月曜日は仕事で、本当は来客予定があったので出社しなければいけなかったのですが、精神的にもビジュアル的にも(泣きすぎて顔が変形していたので)、出社できる状態ではなかったので、上司と後輩に来客対応を任せて在宅勤務にしました。
火曜日は朝起きたものの全く仕事ができる気がしなくて、土曜日からほとんど眠れていなかったこともあり、急遽、仕事を午前中お休みしてしまいました。
水曜日、仕事を早上がりで16時に終えました。凪を火葬のためにふみふみに連れていく準備をしながら、凪がついに家からいなくなってしまう、姿がなくなってしまう、と思うと辛くて、18時前に家を出るまで、ひらすらわんわん泣きました。

土曜日の夜から、火葬の水曜日まで、凪が家にいるのに家をあけることが出来なくて、一歩も家から出ていませんでした。

火葬に連れていく車の中でもメソメソ泣いていましたが、ふみふみに着くと、代表が手早く準備をしてくれて、お線香もあげてくれました。
他のスタッフも仕事や家事の合間をぬってお花を持って駆けつけてくれました。

ずっと私の家にいた凪なのに、みんなからめちゃめちゃたくさんのお花をもらって、こんなに凪のためにしてもらって嬉しかったです。


私はひらすら凪の身体を拭いたり撫でたりメソメソしたりしていただけですが、頂いたお花をスタッフみんなが段取り良くパチパチとハサミで花の部分だけをカットしてお皿に並べていってくれていました。火葬の時に身体のまわりに敷き詰める用に、です。
あまりにたくさんお花を頂いたので、まだ咲きかけだったり咲き始めだったりする日持ちのしそうなお花は、集めて一束にまとめて、私が持って帰れるようにしてくれました。

お花の準備をしながら、凪の仔猫時代の話を聞いたり、凪がシェルター暮らしをしている頃にビビり過ぎてやらかした押し入れ閉じ込め事件の話を聞いたりしていると、初めて少し笑えました。
凪が保護された当初、私もシェルターで凪を見ていたし写真も撮っていたけど、代表が撮ってブログに載せていた写真を初めてこの時、見せてもらって、あまりの可愛さに衝撃を受けました。

可愛すぎる。
この可愛さでさえ里親さんが見つけられなかったくらい拗らせていた可愛い凪。

https://ameblo.jp/hana-ryu-love/entry-12598687760.html

私に凪を任せてくれて、凪がうちに来てくれて、私はめちゃめちゃ毎日楽しくて幸せだったと思います。

悲しいお別れの場だけど、みんなの明るさにすごく救われました。最後に代表の提案で、凪のおしっぽの毛を少しカットして貰ってきました。
お別れを終えて、近くの駐車場で火葬車に来てもらい、そこで凪の火葬をしました。
たくさんすぎるお花と、身体のデカい凪で火葬の板が溢れるくらいでした。凪が大好きだったオモチャも添えて、最後はいっぱいのお花に埋もれた凪をお見送りしました。

シェルターに戻り猫たちと触れ合っているうちに火葬が終わり、今度はお骨拾い。

凪の身体はやはり心臓が悪かったのか、胸のあたりと下腹部のあたりが真っ黒になっていました。悪いところは火葬すると黒く残るらしいです。

ふみふみの猫なのですが、お骨は、代表が
「持って帰るでしょ?」と言ってくれて全て家に連れて帰ってくることができました。
骨壺を包む袋もたくさんの柄から私に好きなものを選ばせてくれて、シェルターのコなら無いであろう、お骨の一部を入れるカプセルまで頂きました。


私のために本当に有り難かったです。

お家に連れて連れて帰った凪。
私が選んだ包みと、カプセルと凪のしっぽの毛。
せっかくカプセルを貰ったけど、凪はお外に出るのが怖いコなので、たぶんお家から外に持ち出すことはないかな、。

たくさん頂いたお花も飾って凪がいつもいたケージにお骨をおきました。

仕事の合間の息抜きや、家をでかける前、夕食後や、寝る前など、、少しの合間に凪がいるケージに足が向く癖がついているので、今も思わず体が勝手にケージにむかい、
その都度、写真を眺めてお骨の袋に触れています。


火葬を終えてからようやく家から出られるようになり、少しずつ普通に過ごせる時間が増えてきました。
今でも凪を死なせてしまった後悔は変わらず、今もここにいたはずなのに…と毎日思い、最後の怖がる凪の顔が忘れられず涙が止まらなくなることがありますが、楽しかった思い出にももっと目を向けてあげようと思います。


実は公開してないだけで、書きかけの凪の記事がいくつかあります。書こうと思っていた記事や写真もあります。
もう亡くなってしまったけど、書きかけの記事や載せたかった写真を、今後、少しずつブログに載せてみようかと思っています。

長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。