つづき。

術後の経過は順調で、傷口の痛みもあまり感じず、次の日には尿の管が取れトイレまで歩けた。
その次の日にはお粥から食事が始まって、また次の日には点滴が抜け、その次の日にはお腹のドレーンの管が抜け、シャワーにも入れた。
そして気がつけば、手術から5日で退院の日を迎えた。

入院中、医師から今後について、持病の手術の影響で右の卵管もほぼ癒着していて、自然妊娠は望めないと聞かされた、むしろ今回妊娠していたのも奇跡的だと言われた。
ショックというよりも、やっぱりかぁといった感じ…。
早く治療に切り替えて会えるように、赤ちゃんが背中を押してくれた気がした。

体外受精がある時代に生まれて本当に良かったと思う。

これからまだまだ大変なことはいっぱいあるだろうし、不安が無いといったら嘘になる。
でも今回の経験が、可能性がゼロでは無いということを私に教えてくれた。

健康な人と同じように、持病で薬漬けの私にもチャンスはある。
それだけで私はまた前に進める…







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