はじめに

Laravel8のインストールからプロジェクト作成までを備忘録にまとめました。

CentOS7がインストールされている前提の記事になっております。

 

【環境】

CentOS7 + LAMP

※LAMPは、また別の記事に書いてリンクを追記します。

 

プロジェクト作成までを基本的に、「TeraTerm」というフリーソフトを使用して進めて行きます。

※SSHで接続します。

 

 composerをインストール

 

 
インストール手順

TeraTermでwwwディレクトリまで開き、下記のコマンドを実行します。

 

$ sudo yum install composer

 

composerがインストールされたか確認するために、下記のコマンドを実行します。

 

$ composer -V

 

 

 Laravel8のプロジェクト作成

 

 
インストール手順

composerでLaravelのライブラリを読み込むために、下記のコマンドを実行します。

 

$ composer global require laravel/installer

 

Laravel8のプロジェクトをインストールするために、下記のコマンドを実行します。

 

$ composer create-project --prefer-dist laravel/laravel test "8.*"

インストールが成功すると、Laravelバージョン8のtestという名前のプロジェクトが作成されます。プロジェクトに合わせて名前とバージョンは変更して下さい。

 

 

作成したプロジェクトのアクセス権を変更するため、下記のコマンドを実行します。

 

$ chmod -R 777 /var/www/test

変更が成功するとtestプロジェクトのアクセスが許可されます。

 

 

「.env」の情報をviで設定するために、下記のコマンドを実行します。

 

$ cd test

$ vi .env

 

(省略)

 

DB_CONNECTION=mysql

DB_HOST=127.0.0.1

DB_PORT=3306

DB_DATABASE=testdb

DB_USERNAME=test

DB_PASSWORD="Test#123"

DB_DATABASEとDB_USERNAME、DB_PASSWORDはMySQLのDB情報を入力します。

※入力した内容に#が含まれる場合、ダブルクォーテーションで囲んでください。

 

 

Laravelを日本語環境に変更するために、下記のコマンドを実行します。

 
$ vi config/app.php
 
(省略)
'timezone' => 'Asia/Tokyo',
 
(省略)
'locale' => 'ja',

「config/app.php」のtimezoneとlocaleをviで変更します。

 

 

 

ここまで完了です

 

 

 

testプロジェクトに移動して、下記のコマンドを実行します。

 

php artisan serve

 

 

サーバを起動させて、下図の表示がされたら成功です。

 
図: プロジェクトのTOPページ
プロジェクトのTOPページ
 
 

 

 プロジェクトの設定

プロジェクトの設定には、「Visual Studio Code」というフリーソフトを使用して行っていきます。省略して「VSCode」です。

 

 

  • APP_NAMEを変更する
プロジェクト内の「.env」を開き、下記の項目を変更します。
 
APP_NAME=Test

APP_NAMEの項目にTestというアプリケーション名を入力します。

※「.env」内で#を使用すると、それ以降がコメント扱いになってしまうので注意してほしい。

 

 

プロジェクト内の「config/app.php」を開き、下記の項目を変更します。

 
'name' => env('APP_NAME', 'Test'),

envの括弧内に上記同様のAPP_NAMEのTestというアプリケーション名を入力します。

 
 
  • シンボリックリンクを作成する
VSCodeの[表示]→[ターミナル]を開き、下記のコマンドを実行します。
 
php artisan storage:link

シンボリックリンク機能が適用されると、あらゆるファイルをプロジェクト内にアップロードして取り扱えるようになります。

 

 

  • データベースの情報を設定する

「.env」を開き、下記の項目を設定します。

 

DB_CONNECTION=mysql

DB_HOST=127.0.0.1

DB_PORT=3306

DB_DATABASE=testdb

DB_USERNAME=test

DB_PASSWORD="Test#123"

※DB_PASSWORDで#を使用する場合、ダブルクォーテーションで囲んでください。

 
 
  • タイムゾーンの情報を変更する
「config/app.php」を開き、下記の項目を変更します。
 
- 'timezone' => 'UTC',
+ 'timezone' => 'Asia/Tokyo',

timezoneAsia/Tokyoへ変更する。

 

 
  • 言語情報を設定する

「config/app.php」を開き、下記の項目を変更します。

 
- 'locale' => 'en',
+ 'locale' => 'ja',

localejaへ変更する。

 

 
- 'faker_locale' => 'en_US',
+ 'faker_locale' => 'ja_JP',

ダミーデータのfaker_localeja_JPへ変更する。

 

 

  • エラーメッセージを日本語化する

「resources/lang/ja/」に各種メッセージファイルを作成するために、下記のコマンドを実行します。

 

php -r "copy('https://readouble.com/laravel/8.x/ja/install-ja-lang-files.php', 'install-ja-lang-files.php');"

 
php -f install-ja-lang-files.php
 
php -r "unlink('install-ja-lang-files.php');"