みなさん、こんにちは

ゆーつーです

最近、朝散歩にとにかくハマってます

今朝は1時間以上かけて10,000歩以上歩きました

僕のペースだとだいたい1時間15分で10,000歩に到達し

距離にして7kmちょいを歩きます

時間が無い時は短めにしますが

それでもだいたい5,000歩は歩きます

画像1

僕は今一時帰国している身なので(フィリピンはまだ入国禁止なのでしばらく日本にいる予定)

今は川崎市にある実家で寝泊まりしてますが

徒歩圏内には森林溢れる広大な公園があり

この公園とその周辺を歩くのが朝のルーティーンです

画像2

マニラにいた頃も朝散歩をやるようにはしていましたが

都市部に住んでたこともあり

これだけ自然に溢れた中で散歩をするのは本当に気持ちいいです

さて、何故僕が朝散歩を始めたか?

近年、僕は不眠に悩まされ続けていました

原因は明確には分かりませんが、仕事の重圧や悩みといった精神的なことはもちろん、スマホやパソコンに長時間触れているなど、生活習慣的なものもあると思います

僕の場合は、以下の症状が出ていました

①入眠障害:寝たくても眠りにつけない状態

②中途覚醒:夜中に起きてしまう現象

③早期覚醒:十分な時間寝ていないのに早朝に起きてしまう現象

睡眠は言わずもがな体力回復や免疫維持に欠かせない存在で、

1日最低6-7時間、質の良い睡眠が必要と言われています

僕は健康へのケアや投資をしっかりやっているつもりでしたが

せっかくそれをやっていても

睡眠不足が続いてしまえば元も子もなく

体調を崩しやすい日々が続きました

そんな中、藁にもすがる思いでこの本を読んでみました

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樺沢紫苑先生は精神科医でありながら、作家やYouTuberとして大活躍されています

本は2-3 ヶ月に1冊、YouTubeやブログはほぼ毎日更新、そしてメルマガも配信している上に、必ず毎日1本映画を見ているそうです

その樺沢先生が毎朝必ず行っているのが「朝散歩」だそうです

大げさな言い方かもしれませんが、

僕はこの朝散歩は

今後変化がより大きくなっていくこれからの数年において、必要不可欠な存在だと思っています

変化の大きい現代において、ストレスは質量ともに以前とは比べ物にならないものになっている

そこに追い打ちをかけるかのようにコロナウイルスがやってきて、各業界に打撃を与え始めており、今後それがますます肥大化していくと言われている

その超ストレス社会を生き抜くために、僕は朝散歩は有効であると考えています

では、朝散歩のどんなところが良いのか?

今日はそのメリットを5つご紹介します!

メリットその①:睡眠の質が上がる

冒頭にも言いましたが、僕が最も効果を実感したのが、睡眠の質の向上でした

朝散歩をやることで何故睡眠の質が上がるのか?

それは「セロトニン」という脳の神経伝達物質の分泌量が日光を浴びることで増えるからです

セロトニンは生活リズムに合わせ、時間を経て夜になると「メラトニン」という睡眠を誘う作用が働くホルモンの形成を助けます

また、朝散歩は体内時計のリセットの効果もあり、日光を浴びてからだいたい約16時間でメラトニンが分泌され眠気のピークを迎えるそうです

なので24時に就寝したい人は、朝8時には日光を浴びておくと良いとか

また、樺沢先生曰く、30分の朝散歩でセロトニンの活性化が行われると言われているようです

最低でも15分はやったほうが良いとか

朝散歩を習慣化したおかげで夜同じ時間に眠りやすくなり

入眠に関しては何の問題もなくなりました

日にもよりますが、途中で起きることも少なくなりました

メリットその②:運動効果

これはもう言うまでもなく、ですね

「散歩はつまらない!やっぱジョギングでしょ」

という方もいると思います

ジョギングの方がもちろん運動効果が高いので、できる方はジョギングでも良いと思います

しかしお年寄りの方や怪我をしてる方、体調がいまいちな方、精神疾患を抱えている方などは

ジョギングは難しいと思います

そういう方にはウォーキングがおすすめです

また、ジョギングは運動効果が高い反面、活性酸素を多く発生させてしまうというデメリットがあります

加えて、膝や足腰、そして心臓や肺への負荷もかかりがち

ちなみに、10,000歩歩くと僕の場合は7km以上の距離に達します

カロリー消費としてはだいたい500kcal

ウォーキングでも十分運動効果が見込めます

精神疾患などがある方は、特にウォーキングがオススメ

繰り返し歩を進める「リズム運動」は精神面での安定性をもたらすと言われています

ただ、精神疾患を発生した当初は運動にはなかなか行けないと思うので

そういう方は「できるところから」始めていきましょう

ウォーキングが無理なら

5分だけ玄関の外に出て日光を浴びるのでもOK

メリットその③:幸福感をもたらす

いきなり「幸福感」というワードを聞くと、「えっ?」と思う方もいらっしゃると思います

散歩するだけで幸福度なんて上がるの?と思うかもしれませんが

先述の「セロトニン」が脳内で分泌されると、幸福感に満ちた感情が生まれやすい、という研究結果も出ています

実際に散歩を毎日やっていると

「あ、こんなことをブログで書いてみようかな」

「あ、●●さんにはこの情報が役立つかも」

そんなアイデアが浮かんできたりします

アンハッピーな気持ちでは、こういうアイデアはなかなか思いつかない

セロトニンの活性化でもたらされる幸福感によって、仕事やプライベートにも良い影響が与えられるようです

メリットその④:達成感を味わえる

これは上記「その③」とやや被りますが

XXXX歩歩く、という目標を立てて、それをやり遂げれば

「やった!」という達成感が味わえます

これを毎日続けたら、高い自己肯定感や自尊心を維持することができ

仕事やプライベートにも好影響をもたらしてくれます

ここで注意したい点が2つ。

①いくら前日と同じか、それより低い目標値だったとしても絶対に自分を責めないこと

いかなる目標であれ達成した自分を必ず褒めるようにしてください

②到達が難しい目標は、絶対に立てないこと

いきなり30,000歩歩くという目標を設定すると、当然キツイです

頑張れば達成は可能かもしれませんが

いきなりそれをやると、時間もスタミナも体力も使うので

継続が難しくなります

必ず「絶対到達可能な目標」を設定しましょう

忙しければ、1,000歩や2,000歩くらいでも全然OK

大事なのは、目標を立ててそれに向かって行動したこと

それが出来れば十分です

ちなみに目標設定には歩数がオススメです

なぜなら距離や時間だと走ったり焦ったりしてしまい、ウォーキングにならなくなるから

歩数計測アプリは色々ありますが

僕は「StepsApp」というアプリを使用していて

正確に歩数が測れるだけでなく

カロリー消費量や距離、時間なども計測してくれて

何より自分の成果をきちんと記録してくれ

アプリのデザインもかっこいいのでオススメです

‎StepsApp 歩数計‎1000万人以上のユーザーが、すでにStepsAppを楽しんでいます。 StepsAppはあなたのiPhoneをシンプルapps.apple.com

メリットその⑤:日常から解放される

これは僕個人的には非常に大きいメリットです

というのも、僕は「自分の時間が無いと、死んじゃう!」と思ってしまうタイプでして(笑)

朝散歩に行って孤独になることで、日常から一時的に解放され、リセットすることが必要だからです

例えば昨日仕事でミスをして怒られた、失敗して落ち込んだ

家では家族に怒られたり些細なことでもうるさいことを言われる

スマホを開けばひっきりなしに通知が来るし

SNSを開けば他人のリア充っぷりが目についてしまう

我々は数年前〜数十年前に比べ、ストレスを感じやすい社会環境にいます

そこから意識的に自分を解放してあげないと

いつしか心が病んでしまうことも

特に今はコロナウイルスの影響で

様々な局面で不安や悩みを抱えている人も多いはず

ちなみに僕のオススメは、散歩中に強制的に仕事やプライベートのことを一切考えないようにする工夫をすることです

「仕事のことを考えるな」と言われても、どこからか昨日のあの仕事のシーンが降りてきたりして、どうしても考えてしまう、なんてことはありませんか?

ですが、それを回避する方法があります。

僕はマインドフルネス瞑想を先月から始めていて、そこからヒントを得たのですが、

散歩のみに、絶対的に集中する」んです。

僕がやっているのは、「100歩歩いたら、50歩軽くジョギングをする」とか、「歩数をひたすら数える」といったように、「散歩以外のことを強制的に考えなくさせるルールを設ける」ことです。

これをやることによって「他の思考が自分を邪魔する余地を与えない」状態になるので、散歩にひたすら集中できます

つまり、悩みや不安が降りてくる余裕を自分に与えない

そうすれば、セロトニンが活性化して心が幸福感に満ち溢れるなど、「散歩で得られるメリット」を思い切り享受でき、不思議と「よし、今日もやるぞ」という心で満ち溢れた状態になっていきます

 

ここまで、朝散歩のメリットについて書きましたが

最後にいくつかQ&Aを書きたいと思います

Q. 雨が降った時は散歩しないほうがいい?

A. いいえ。むしろ散歩はすべきです。晴れて日光が強く出ている時は窓際のひなたぼっこでもセロトニンの分泌が行えますが(ただし散歩と比べると弱め)、曇り空や雨天ではそれは困難。ただし、曇り空や雨天でも、外に出さえすれば、日光を一定量浴びられるので、セロトニンの分泌が始まります。つまり、雨天だからこそ散歩はすべきです。

注意点としては、雨天だと靴がずぶ濡れになるので、濡れても良い靴にしましょう。長靴かレインシューズ、レインブーツなどがおすすめです。

Q. 朝散歩は何時までにすればいいですか?

A. 何時までにしなければならない、というのはないですが、先述のとおり日光を浴びてから約16時間で眠気を誘う「メラトニン」が分泌されていきます。例えば11時に朝散歩をやれば、眠くなるのは夜中2-3時くらい。大抵の人々はもっと早くに寝てもっと早くに起きているので、他人との生活リズムが合わないことで仕事やプライベートに悪影響に出るかもしれません。

それを鑑みると、だいたい9時頃までに朝散歩をスタートさせ、遅くとも12-1時には就寝する、というのがベストだと個人的には思います。

Q. 朝起きるのが辛くて、朝散歩に行けませんが、どうすればよいですか?

A. 最初のうちはひなたぼっこからスタートするのがオススメです。先述のとおり、日光を浴びるだけでセロトニンなどが活性化して体内時計がリセットされるので、30分自宅のベランダや近くの公園でひなたぼっこをするところから始めていきます。そのうち「歩いてみよう」という気になると思いますよ。

Q. どれくらい続ければ良いですか?

A. 明確に「これくらい続ければ良い」という基準は無いですが、個人的には「まずは3日続けてみる」ことをオススメします。もし3日続けてみて多少の効果を感じたら1週間続けてみて、1週間続いたらさらに1週間、それが続いたら1ヶ月、という感じで、だんだん期間を伸ばしていくと良いと思います

そうすれば、知らない間に習慣になっていて、今度は「散歩に行かないことのほうが気持ち悪い」という風になってるかも?

また、続けるための理由を意識的に持つこともオススメします。例えばお気に入りの音楽を聞くために散歩に行こう、とか、家族や友人との時間から離れて、一人で思案する時間を作ろう、とか、その理由は何でもOKです。

ちなみに僕は海外での長期ロックダウンの隔離生活から解放された反動があったせいか、1日目から散歩できること自体が本当に嬉しかったですが、やはり継続するためにはやるための理由を色々つけていました。

 

以上、朝散歩のメリットについて書かせていただきました。

朝散歩というと、年配の方が健康維持のためにやっているイメージがあると思います

しかし、いざやってみると、とっても奥深くて面白い、というのが正直な感想です。

超ストレス社会で、コロナの影響で先行き不透明なことが多すぎる今、こういった「原点に帰れるエクササイズ」こそが、未来を生き抜くために必要不可欠な存在なのかもしれません

ご興味を持たれた方、是非トライしてみてください!

みなさんこんにちは。

Yukiです。

 

先日7月1日に日本に帰国しました

一応一時帰国ですが、場合によってはこれが本帰国ということになるかもしれません

 

突然帰国して驚かせてしまった友人・知人もいるので

今日は僕が日本に帰国した理由についてお話ししたいと思います

 

僕が日本に帰国した理由は

生活拠点のフィリピンで「重度のうつ病」と診断され

昨今のコロナの状況を鑑みて

日本で療養することがベストという結論に至ったからです

 

実は僕は10年ほど前に「パニック障害」という精神疾患を患ったのですが

それ以降この病気とずっと闘ってきて

4-5年ほど前にはほとんど症状も出なくなり

仕事も順調に進んでいました

 

そして、病気のこともあって胸の奥にずっと閉まっていた

海外で仕事やビジネスをしながら生活する

これに挑んだのが2年前のことでした

 

当時フィリピンでプチ起業をして

思いの外順調にその事業が大きくなり始め

今後経済発展が著しくなることが予想されたこともあり

 

また、30代も終わりに差し掛かっていたこともあり

今がチャレンジできるベストタイミング」と一念発起で海を渡りました

 

やっと海外に行ける!

その思いが叶ったときは

本当に嬉しく興奮した気持ちでいっぱいでした

 

その後、現地のグローバル不動産会社のフィリピン支社の

代表兼COOを任されることになり

 

自分なりに120%の努力をして

何とか成果をあげていこうと

毎日必死でした

 

就任当時は大赤字だった会社の経営状況を改善するなど

一定の成果をあげることができました

 

しかし同時に「無理をしていた」ことも事実です

 

去年の春あたりから

不眠が続き

何も悲しくないのにいきなり涙が溢れたり

常に倦怠感が抜けないなど

兆候は始まってました

 

それでも成果をあげなければという重圧からか

睡眠剤や抗不安薬でごまかしながら

何とかやってました

 

フィリピンと日本では仕事に対する価値観が全く異ったこともあり

就任当時から未完のタスクやプロジェクトだらけ

 

それを寝食を忘れ自ら完遂せざるを得ない状況が続きました

 

今思えば

「過去5年間で2日以上連続で休んだ日が1度もない」くらい

仕事漬けの毎日だったので

とっくに無理しすぎでした

 

そこに追い打ちをかけたのがコロナです

 

3月中旬にはフィリピン政府が

ルソン島全域に対し完全ロックダウン(現地ではEnhanced Community Quarantine = 強化された防疫措置)を発令

ビジネスが完全にストップ

 

外出もままならず在宅勤務の日々

しかし不動産仲介事業はお客さんと会って物件を見てもらってナンボの世界

売上が全く上がりませんでした

 

6月にはロックダウンがやや緩和されたものの

事実上遠出やビジネス遂行が不可能な状態が続きました

 

コロナにも関わらず本社からの強い重圧

ただでさえ仕事熱心ではない文化なのにコロナでほぼ諦め状態の現地スタッフ

 

この中でどうやって成果を挙げろと言うのか

 

今冷静になって考えれば

ほぼ「無理ゲー」状態でしたが

 

当時の僕は

それでも気合と根性で何とか乗り切る」つもりでした

 

僕のそういう姿勢を見てくれたのか

現地従業員の意識も今はだいぶ変わり

自ら動いてハードワークをするようになってきました

 

しかしその代償は思ったより大きく

6月のある日

Zoom会議中に意識が遠のき

倒れ込んでしまった

 

頭痛や吐き気が止まらず

信じられないくらいの倦怠感

そして「死にたい」を通り越して「死にたいとさえ思えない」という無力感

 

全てがどうでもいい

もう自分なんかいなくなってしまいたい

ベッドの上でそれしか考えられず

 

気づけば3日間食事も取らず

ベッドから起き上がることもしませんでした

 

コロナの影響で

病院の診察を受けるまで時間がかかりましたが

やっと診てもらい

診断結果は「重度のうつ病」

 

上司には

「実はずっと無理をしていました」

「心と身体が全く言うことを聞いてくれないんです。。」

と泣きながら説明

 

翌日には本社から

即帰国して日本の医者にかかり静養するよう指示

 

そして帰国の準備

フィリピンは外国人の入国を現在も拒否していて

いつフィリピンに戻れるか分からない

 

今後自分の状態もどうなるか分からないので

もうフィリピンに戻ってこなくても良いよう

荷物を整理しました

 

既に家族は日本に帰っていたこと

現地マンションの管理会社がコロナ対策で外部からの訪問者の入室を一切禁じていたことから

自分一人で大荷物を整理するしかなかった

 

身体がヘロヘロの状態で荷物を整理するのは

相当しんどかったです

 

こんな状態になっても

また気合と根性で乗り越えなきゃいけないのか。。

 

うつ状態がより酷くなっていったのが自分でも分かりました

 

それでも何とかやりきり

日本へ帰国

 

厳しい出国・入国管理

PCR検査を経て

日本の実家に戻りました

 

実家到着後はホッとしたのか

最初に2-3日は信じられないくらい寝ていました

 

3月中旬に開始したロックダウン以降続いていた隔離生活が

やっと今日終わり

明日には身動きが取れる状態になれます

 

今はまだ自分が今後どうしていくのか

仕事はどうするのか

そんなこと一切考えられません

 

マニラでの僕は

外見ではそう見えなかったかもしれないけど

心は死んでいたのかもしれない

 

今はただ

日本に帰ってきて

やりたかったことをやり

会いたかった人に会い

楽しいことをやり

生きる喜びを噛み締めたい

 

僕は生きたい

この一度しかない人生

死ぬ時に絶対後悔などしたくないから

残りの人生はとにかく自分らしく楽しみきりたいと思う

 

 

<僕含め、全てのうつ病をはじめとする精神疾患と闘う人たちへのメッセージ>

 

今まで本当によく頑張った

今まで本当によく我慢した

でももう頑張る必要も我慢する必要もない

 

この世界に元々正解や不正解

正しいことやそうでないことなど

存在しない

 

だから

誰になんと思われようと

自分らしく

自分のやりたいことを貫こう

 

それこそが「生きる」ということなのだと思う

みなさんこんにちは。

マニラにある企業の社長兼COOをやっているYukiです。

 

先日7月初旬、久々に日本に帰国してきました。

帰国時の様子を軽くFacebookで紹介したところ、友人・知人数名から「帰国時の注意点が知りたい」という要望があったので、今日は2020年7月現在の「日本帰国時の注意点」をお伝えしたいと思います。

 

*なお、コロナウイルスの状況次第では、政府の対応などが変更する可能性があることをご承知おきください。

 

この記事をご覧いただくと良い方

  • 海外在住で日本帰国を検討されている方
  • 日本帰国又は日本への渡航を検討している友人がいて情報提供をしたい方

自己紹介と帰国の背景

まず、簡単に自己紹介をさせてください。

  • 米国の高校と大学に計7年間留学
  • 新卒で広告会社に入社。広告業界で合計5年弱のキャリア。
  • 社会人6年目で独立し、渋谷でフィットネスジムを経営。
  • 宿泊事業を行うベンチャー企業で再就職。新規案件立ち上げや既存案件の拡大を行い、1年後分社化に伴い新企業の社長に就任。
  • 2018年秋にフィリピンへ移住。首都マニラにある現地不動産企業の社長兼COOに就任。

しかし、ご存知のとおり新型コロナウイルスの影響でフィリピン現地のビジネスも立ち行かない状況であること、そして体調を崩したこともあり、2020年7月初旬に、コロナの状況がフィリピンよりも安定し、且つ医療体制もよりしっかりしている我が母国の日本へ帰国しました。

 

フィリピン政府は現時点で外国人の入国拒否措置を取っていることから、今後フィリピンへ戻るかどうかは現時点では未定です。

日本帰国時の注意点

前置きが長くなりましたが、日本帰国時の注意点を原体験からお話させてください。なお、私はマニラ国際空港(MNL)→東京国際空港(HND)への全日空便で帰国したこともあり、航空便による帰国に限定して説明します。

  1. 帰国便機内で数種類の記入必須書類が渡されます

    • これらの書類は無論記入必須です。記入しなければPCR検査や入国審査へは進めません。
    • 私が渡された書類は以下のとおりでした
      • 質問票
      • 申告書
      • お知らせ
  2. 帰国便到着後、それなりに待ち時間があります

  3. 帰国後、隔離期間が14日間あります

    • 日本人・外国人関係なく、14日間の隔離期間があります。この期間には帰国日はカウントされません。例えば、7月13日に帰国した場合、隔離期間は7月14日〜27日の14日間となります。
    • 隔離期間で禁止されている行為は次の通りです。
      • 不要不急の用事以外は原則外出禁止。ここでいう「不要不急の用事」とは何かを検疫官に訪ねたところ、「基本的にご本人のご判断に委ねますが、例えばご本人又はご家族のご体調が悪化し、病院に行かなければならない、あるいは自然災害などによって隔離場所から避難を余儀なくされた場合などの緊急時」とのことでした。
      • 公共交通機関の使用は禁止。
    • なお、後述するPCR検査で陰性と判明した後も、上記の外出制限は適用されます。
    • この隔離期間でできることは限られているため、予めこの隔離期間を念頭において帰国のプランをされるのが賢明です。
  4. 帰国便着陸直後、PCR検査があります

    • PCR検査は新型コロナウイルスが体内に侵入しているか否かの検査です
    • 鼻や喉に綿棒を挿入し3-4秒固定して粘液を付着させ、その粘液からウイルスの有無を判定する検査となります(インフルエンザの検査とほぼ同じ方法だそうです)。私の場合は鼻から挿入されましたが、時間も短かったので思ったよりも痛くも辛くもなかったです。ただお子さんにとってはちょっと辛い経験になってしまうかもしれません。
    • PCR検査の結果は、以下のタイミングで判明します
      • 隔離場所が自宅(=実家など家族の自宅でもOK)の場合:陽性の場合は早ければ翌日。陰性の場合は優先度が下がるため3-5日(私は6日かかりました)。
      • 隔離場所が宿泊施設(後述の注意点があります)の場合:空港で検査結果が出るまで待機することになります。この待機時間が結構長いそうなので、要注意です。陰性と判明した場合、厚労省指定の交通手段で宿泊施設まで移動し、翌日から14日間の隔離生活に入ります
  5. 隔離場所には制限があり、検査や入国審査終了直後にそのまま隔離先へ行けるとは限りません

    • 隔離場所が自宅(=実家など家族の自宅でもOK)の場合
      • 日本国内に自宅や実家、家族の自宅での14日間の隔離生活が可能な状態で、かつ空港からのアクセスが比較的良い場合は、おそらくベストな隔離先かもしれません
      • ただし、空港からは公共交通機関の使用ができません。従って、①ご家族に迎えにきてもらう、②自分でレンタカーを予約して向かう、あるいは③厚労省指定の交通手段で移動することになります。ただ、②は予約がなかなか取れないですし、③は荷物が多い場合は断られることもあるようなので、①が可能なのであれば①がベストです。
      • 空港からのアクセスが悪く、かつ上記①〜③の交通手段が取りにくいなどの場合、以下に記す宿泊施設のオプションを選んだほうが良いかもしれません。
    • 隔離場所が宿泊施設の場合
      • 宿泊施設であればどこでも良い、ということは一切ありません。厚労省が指定する宿泊施設でのみ隔離生活を送ることが可能です。
      • 空港からの移動手段も、公共交通機関の使用ができません。厚労省が指定する交通手段で移動することになるようです。
      • しかも、移動に関しては、前述の通りPCR検査の結果が判明してからとなります。

出発地現地での出発時のルールにも要注意

上記はあくまで日本帰国時の注意点で、出発地現地の政府方針によっては、出発時に守らなければならない注意点がある場合もあるので、最新の情報をご自身で入手されることを強くおすすめします。
 
例えば、私が出発したフィリピンにおいては、以下ルールがありました。
  • 出発時刻の4時間前までに空港に到着のこと
  • 100ml程度のアルコール消毒液を持参のこと
  • マスクを着用のこと
  • 自身の健康状態を示す診断書があれば、それを持参のこと(特に外国人)
正直、そこまで厳密にチェックされていなかったですが、空港は人でごった返していますし、手続きにも時間がかかるため、空港へ早く向かうこと、マスク着用が必須なことは、世界共通かと思います。
 
ちなみにマニラ国際空港のターミナル入り口は人でごった返していて、残念ながらソーシャルディスタンスが全く徹底されていない様子でした。
 

まとめ

上記のとおり、様々な注意点がありますので、日本への帰国又は渡航を検討されている方、あるいはその友人の方は、是非ご参考ください。到着時に「知らなかった」では済まされないこともあり、現に知識不足で到着時にパニック状態になってしまっていた方もいたので、是非事前に種々リサーチいただくことをオススメします。
 
また、冒頭の繰り返しになりますが、こういったルールは常にアップデートされているので、是非ご自身で最新の情報を入手することを心がけてください。
 
「自分の身を守れるのは自分」という意識を強く持って、必要に応じてご家族やご友人の助けを受けながら、皆さんがスムーズな帰国をされることを祈っています。