ふとしたきっかけでKHS F-20G(だったもの)に乗り始めました。せっかくなのでインプレッション的なものをまとめておきます。改造具合からするにF-20GよりもF-20Rに近い感覚だと思います。

 

■なぜKHS F-20にした?

仕事の都合で都内のマンション暮らしとなり、折りたたみ自転車があったら便利だよな~と思うようになり、各ブランドを調べ始めました。

・近所のアシではなく50km以上ちゃんと走れるほうが良い。

・基本自分で組んだりメンテしたいので専用パーツや特殊工具を要するのはあまり好ましくない。

・基本的に鉄道輪行。車に乗せることは無いのでトランクサイズは関係ない。ロードより輪行に気を使わなくて済むならOK。

・予算的にヤフオクで中古なのでクラックなどの持病がある車種はちょっと怖い。

 

となっていくと…自然と「走る折りたたみ」KHS F-20シリーズに行き着いたわけです。

 

■パーツ構成などなど

F-20シリーズの中でも「G」はもともと、406ホイール&ドロップハンドルのツーリング仕様で販売されているモデルです。しかし前オーナーさんによってほぼすべてのパーツが交換され、451ホイール&105仕様になっています。フレーム&フォーク以外でオリジナルを保っているのは、シートピラーと専用パーツくらいの状態。スペックはF-20Rにも負けません!

 

さらに私が乗るにあたって各パーツ変更しました。

・ハンドル:380㎜幅→ミッジバー(マウンテンドロップ形状)

・ステム:60㎜→120㎜

・クランク:160㎜・53×39T→172.5㎜・46Tフロントシングル

そのほか手持ちパーツや私の好みで、

・サドル:無印→セライタリア・フライトTEAM

・シフター:105のSTI→バーコン

・ペダル:フラペ→TIME・ATAC  など。

 

それぞれ詳しく見ていきますと…

・172.5㎜クランク&46Tフロントシングル

クランク長は他の手持ちバイクとサイズを合わせました。

フロント46Tシングルは20インチミニベロにしてはすこし軽め。トップ11Tで回り切っても35㎞/hほどです。しかしこのバイクで「気持ちいい巡航速度」は27km/h前後。35㎞/hを超えると追い風か下り坂で足を止めることが多くなりますので、実用上は使いやすい範囲に収まっています。ビンディングペダルで脚を回しやすいのもギア軽めで事足りている要因かもしれません。

 

・ブレーキレバー&バーコン

購入時点では105のSTIがついていましたが、超安物ブレーキレバー&バーコンの組み合わせにチェンジ。マウンテンドロップハンドルはブレーキレバーが大きく外側に開くので、何かにぶつけて傷付きやすいというのが理由の一つ。輪行前提ならなおさらです。さらにはフロントシングルであること、単純にバーコンの操作感が好きというのもあり、この仕様に落ち着きました。

 

・ハンドル&ステム

F-20のトップ長は530㎜ですので、身長176㎝の私にとってはちょっと小さめ。本当は130㎜程度のステムを付けたいところですが、折りたたんだ際の収まり(後述)という理由もあり120㎜で妥協。マウンテンドロップ形状のミッジバーは幅が広がることで左右に振れやすくなり、ただでさえ安定性の低いミニベロにはデメリットもありますが、こちらも折りたたんだ際の収まりの妙からセレクト。

 

■折りたたみ&輪行について

フレームを折って、ハンドルを引っこ抜いてフレームに固定…するのですが、ここが問題でありキモです。

F-20Rがなぜブルホーンハンドルなのか?それは構造上ドロップハンドルの下ハン部分のおさまりが悪いからです。ドロップハンドルのF-20Gの場合は系の小さな406ホイールで何とか下ハンを逃がしているわけですね。

ところがなんと120㎜ステム&ミッジバーの場合、各所ギリギリで収まるんです!ラッキー!

 

ちなみに…KHS純正の巨大輪行袋もミッジバーなら余裕で装着できます。デカい・重いとあまり評判よろしくないこの輪行袋ですが私は嫌いじゃないです。適当に詰めるだけで収納袋に入るし、生地も厚くて耐久性高そうです。

 

輪行した際のサイズはこんな感じ。縦は小さいですが、幅はロードの縦型輪行とあまり変わらないです。折りたたみサイズ優先なら素直に別ブランドを買いましょう。

 

 

■ようやく…走った感じ

 ミニベロ自体が初なので、406と451の差といったマニアックな比較はできません! 体感でロード比の巡航速度3㎞/h落ちくらいかなというところ。決して悪くはないんじゃないかと思います。走る折りたたみの面目躍如! 

 

26MTB時代からKHSといえば!な「ソフトテール」。これは効いているのがわかります!フロントと比較して突き上げがマイルドかつ、力をロスしている感じはありません。何より見た目がカッコいい!!

リアにソフトテールが入っているがゆえに、フロントからの入力は大きめに感じます。

小径ホイール+クロモリストレートフォークなのでまぁ仕方なしかなというところ。普段乗っているOSクロモリフォークのロードと同じくらいかな? バーテープにゲルを仕込んだりすれば快適になるだろうなとは思います。私個人的には対策をするほどではないかなといったところ。

 

乗っていて50㎞程度の距離は難なくこなせます。100㎞も問題ないでしょうが、私の場合はやはりポジションが少し窮屈なのが後半じわじわ影響してきそうではあります。

 

総じて、「ロードの代わり」を完全にできるわけではないけれど、「ロードの下位互換」でもない。

ロードとは違った楽しさがある乗り物だなと感じています。適度にユルさを許容してくれるミニベロ&折りたたみの雰囲気と、走り出したら結構走る性能のバランスが絶妙ですね!

 

 

そのほか気になるところ、今後手を入れてもいいかなというところとしては…

●シートピラーはクイック締めでなくアーレンキー締めでもいいかな?

→輪行時にめんどくさいけど、クイック締めはズレてきそうで個人的に今一つ信用できない。あと防犯上。

 

●ハンドルのセンターが合っているかどうかは気にしない!

→最近のモデルはセンターがきっちり出るように改良されているようですね。

 

●メインチューブ上のボトルケージはしっかり選ぶ必要あり。

→現在はミノウラのDURA-CAGEを使用しています。ほぼ真横を向いているので若干固定力が不足している感あり(今のところはボトルが飛び出ていったことはありませんが)。また普通のロードだと停車時(片足を地面に、サドルからお尻を前に落とした状態)、太ももの内側にトップチューブを当てて車体の状態を保ったりしますが、F-20はトップチューブがありません。そのまま車体が止まらず倒れ込んでしまいそうになること数度。さらにその際、通常トップチューブを支える太ももの内側にボトルケージが当たるので、ケージに力がかかって歪んでしまうこと1回。 保持力が高く変形に強い樹脂製のケージを選んだ方がトラブルは少なそうです。

 

 

■ここまで書いてみて思った…

んですが、私の使い方からすると折りたたみのF-20系よりも、折りたたまないが輪行しやすいP-20系の方が使い方もサイズ(56㎝あり)も、パーツの自由度も向いているのかもしれません!? こんな時にもありがたいのがKHS。フレームセット販売もあるので、もうちょっとF-20に乗ってみてしっくりこなければパーツ載せ替えも面白そうです。