インドでも闘う ㈱トウメイエンジニアリング:岐阜の設備屋さん奮闘記 -3ページ目

インドでも闘う ㈱トウメイエンジニアリング:岐阜の設備屋さん奮闘記

社長御乱心でインドへGO!

岐阜で設備設計・製造・設置を行ってます。
従業員は20人。

社長はPurdue UniversityにてMBA取得後、米国企業で修行のビジネス系。でも設計能力は?

エコメールを筆頭とする変わった商品群と技術力、みんなの頑張りがウリの会社です。

 バンガロールでの現在の機械設置の仕事も昨日のMeetingで完了になりました。とにかく今回は、自動車会社のさんのプロジェクト管理体制を勉強させていただき、本当にためになりました。

日本だけで動いていたらこんな機会絶対にありえないですからね。



 さて、プロジェクトのメドがついたので、お客様と業者のマネージャをつれて、インドの居酒屋に。DABAと言うらしい。15人で食って飲んでして、おまけにジョニ黒をあけた。一体いくらかかるか心配だったのですが、こんな機会は一生に一度あるかないか(いや、まだまだあるか)なので、お金のことは度外視、やりたい放題やらせてあげました。最終的に、20,000円もかからずインドの物価安さにおどろき。ちなみに今回のPartyは弊社の主催でした。


インドのDaba。写真からはわからないけれど、店からの景色が綺麗です。
仕事帰りのビールがおいしい!



 仕事は前倒しで終わっているので、お客様からは高い評価をいただけました。次案件の話も既に入っていて、次はニューデリーとインドネシアジャカルタの工場立ち上げ。加えて、インドでの設計センターの立ち上げの仕事も入ってきています。またすべてゼロからのチャレンジで、経験値が生きない大変な仕事ばっかですな。



 Partnerで弁護士のHomiはコンサルティングをやりたくてずっと待っているのに、エンジニアリングの仕事ばっかりで、少しかわいそうです。私もしんどいので、本当はトレードかコンサルに移りたいのですが。


インド・香港・日本の橋渡しコンサルをやりたくてずっと待っているPartnerの弁護士Homi。もう少し待っててね。



 しかし、どんな仕事でも全力で頑張ろうとおもいます。



 


 さて、インドでのプロジェクトが始まり1ヶ月ちょい。英語の喋れなかった弊社の熊崎も現地業者のワーカーやマネージャーと溶けこんで仕事をできるように成りました。



  もう、一人で現場+5人くらいのワーカーさんを任せても大丈夫になったので、最近は2手に分かれています。私はもっぱらスケジュール管理と業者間(3社)の調整役。



  熊崎の日本での愛称は「くまちゃん」なので、私はこちらでも仕事の際、「くまちゃん」と読んでいます。現地のワーカーさんもそれが彼の通称と思っているらしく、彼のことを「Kuma-chan」と呼ぶようになりました。



 



 親近感がわき、コミュニケーションも増えて良いと思っています。しかし、「Kuma-chan, Driver!, とか「Kuma-chan, Tape!」と言われて現地のワーカーさんに言われて対応している熊崎を見ていると、どっちが使われているんだかわからなくなります。おもろいです。



  しかし、「くまちゃん」「Kuma-chan」が浸透してから確実に現地の人達とのコミュニケーション量が増えているのでいいことでしょう。もうすぐ、30人くらいを使うことになりますが、半分は「くまちゃん」に任せようと考えています。



彼のヘルメットには、私の書いた「Kumar-Zaki」の名称が。
ちなみにKumarとはヒンズー教の神様の名前で、インドではとても一般的な名前です。
「くまちゃん」はあんまり一般的ではないと思います。


インドはルピーがどんどん安くなっている。



 どうやら、インドルピーはWSJによると世界全体でみても負け組通貨 Worst 3 くらいにはいるらしい。まぁ、常時、経常収支が赤字で貿易赤字となればしかたなし。欧州危機でリスク回避の傾向、加えて現在の円高の影響もあるのでダブルパンチ、トリプルパンチですな。



 とにかく、2年前が1ルピー3円だったのが、半年前には2円に、そして今は1.5円と恐るべき勢いで下がってきているのだ。今回の見積もりを出したのが半年まえなので、3分の2に円ベースで売り上げが激減した。



 ちなみに弊社はインドの現地法人を立ち上げてしまったので、支払いは全部ルピーなんですな。



 とにかく円高の今、日本にお金を持ち帰れない。インドの潜在成長力を信じて、暫くは現地での投資を行っておこうと考えています。インドの投信はHDFC BANKによると利回り15%保証。無論、インフレ率も高いし、リスクも高いのでどう判断するかなのですが。とにかく預金だけしておいても、インフレだけで価値がどんどん目減りしてしまうので、何とかせねばならんと感じている今日この頃です。



 


今回のインドの仕事は弊社の部長の熊崎(熊ちゃん)と一緒に行なっています。

私は機械の事が全くわからないので、細かいことはどうしても熊ちゃん任せになります。

しかし熊ちゃんは英語が話せません。少なくとも渡印した一ヶ月前はそうでした。

最近は仕事が出てくると、無理やり熊ちゃん一人で対応させ、インド人の業者に指示をさせるようにしています。

そうしているとだんだんとコミュニケーションが出来るようになってくるんですね。
英語が格段に上手くなるわけではないのですが、徐々に単語でコミュニケーションを取り始め、ジェスチャーを交えた説明で仕事を進められるようになってきています。

チャンレンジ次第で人はどんどん変化し、進化するんだなぁ、と改めて思いました。

熊ちゃんもインド人とも仲良く仕事ができているようでマルです。
インドで機械の仕事を進めていくうちに様々な部品や道具が必用になってくる。

そんな時には、シティ・マーケットに買い物に行く。

ここがマーケットの中心。


よくわからない物も売っている。多分カレー用のスパイス。

ここは、食料品から始まり、工具、インテリア、配管、電気、パソコンと何でも揃うエリア。
広大なエリアの中にそれぞれのジャンルの市場が区画を決められて配置されている。

お客様の要望で物を調達に行ったのだが、「こんなもん、インドで手に入るのかなぁ」というものもきちんと売っている。私達が使っている業者もこのマーケットで部品を調達している。


露天でも工具を売っている。日本から持っていく必要なし。無論、店舗もある。ネジ一本から工作機械まで何でも揃う!


バンガロールの物流の中心、シティ・マーケット。用事が無くても遊びに行くだけで一日簡単に時間が潰せる。


PCマーケット。日本の秋葉原みたい。私はここが大好き。お店を冷やかして一日遊べます。