インドでも闘う ㈱トウメイエンジニアリング:岐阜の設備屋さん奮闘記

インドでも闘う ㈱トウメイエンジニアリング:岐阜の設備屋さん奮闘記

社長御乱心でインドへGO!

岐阜で設備設計・製造・設置を行ってます。
従業員は20人。

社長はPurdue UniversityにてMBA取得後、米国企業で修行のビジネス系。でも設計能力は?

エコメールを筆頭とする変わった商品群と技術力、みんなの頑張りがウリの会社です。

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海外での仕事で必要なのは胆力であると思われる。

海外での仕事は何を行うにしても初めてのことが多い。文化も日本と異なり、誰を信用して良いのかがわからない。特に私達製造業では、相手の力量がまず測れない。無論、これまでの経験をからの判断もできないため実績を評価することもできない。

加えて市場は成長をしており、有象無象の輩が跳梁跋扈しているので、誰が本物かを見極めるのがとてもむずかしい。躍動感がある市場はとてもおもしろいのだが、下手に手をだすと火傷をおう。

最終的には、自分の判断力と最後の意思決定力が全てモノを言う。できるだけ分析を重ね、最後は人を信じるか、一気に崖から飛び降りるようなジャンプをするしかない。時には投資も必要である。失敗もする。しかし、そこで確実に自分の胆力が練られていると感じる。

日本は胆力が練りにくくなってきている。実績ベースで物事がほぼ100%判断でき、リスクを負うことが少ない。また限りなく安全な道筋が存在し、そのラインを踏んでいれば特に大きな痛手や失敗を被ることはない。

自分は経営者であるが、同じ若き経営者の多くが小手先の分析や判断力でビジネスを行い、縮小均衡に近い形でビジネスを展開するのを好む姿をみて、違和感を感じることがある。ビジネスの本来の目的である「創造」の意図から外れているのではないだろうか?

自分は、成功か失敗か定かではないが、海外で、このインドという土地で面白い経験をしていると思っている。一つ一つのアクションが自分の胆力、最後のふんばりと判断力を磨いていると信じている。

株式会社トウメイエンジニアリング
www.tomei-eg.com

私達の会社は、工場などに設置される専用機とよばれるカスタムメイドの機械を作っている。インドは設計センターを設置したが、設計に続き、専用機の設計・開発・製造も同時に行なっている。



ホームページ: www.tomei-eg.com



 インドの機械製造において、面白いことが最近感じている。インドはITが有名で、エンジニアリングの国のイメージが強い。実際設計者もCADを使用したり、図面を書くことには長けている。しかしながら、機械の構想、すなわち一番初めの機能・仕様定義は不得手である。

 インドは第一次産業から第三次産業に飛び移った国であり、二次産業が弱い。現在、インド政府も輸出基盤とすべく二次産業の育成に力を入れている。しかし家内制手工業的な製造業が中心であったため、近代的な生産、すなわち設備を通じた生産をおこなっていなかった。よって、設備業・事業が育っていないのが実際である。よって、設備に対する必要要件を理解できていないと思われる(
ただし、製造業の成長や外資の進出、インドメーカーの底上げもあり、少しずつ機械メーカーもでき始めている


 設備の構想設計の分野は日本の企業がインドで、また海外で、活躍できる分野である思っている。その後の組図・部品図などはインドの優秀なエンジニアに任せればよい。私達は強弱を補う形で、現在、インドと日本の工程分化を完了した。

 また現在はインドで部品製作・設備組み付けを本格的に行なっている。幾つかのプロジェクトを終了し、日本で製造するような複雑な専用機を近々に日系のメーカーさんに収めるべく現在業務を進めている。




 写真は
弊社のタイアップしているインドの設備組み付けと画像処理メーカー。このスペースで弊社の機械部品の組付を行う。部品の製作は完全にアウトソースする。


 インドと日本の事業を掛け持ちするようになって2年半がたった。

 最初の一年はインドの国情・市場の面白さに感動し、ブログを発信することが多かった。しかし、2年目に入り、具体的なお客様とのプロジェクトの話が主体となり、ブログ上でその内容を書くことがはばかられ、自然とブログから離れてしまう結果となった。

 現在、新しい試みとして、インドの設計センターの立ちあげを行なっている。現地のエンジニア5名を採用し、日本からの設計・IT関連のアウトソース、インドでの機械製造を行なっている。過去2年間の経験とプロジェクトの結果からお客様の引合も増えてきており、新しい膜が開けようとしています。

 新しい市場でのチャレンジは本当に面白い。加えて異国の若い従業員、特にホワイトカラーを雇うことで、日本の若者との違いを比べることができ、興味深い毎日を送ることができている。

 いま、日本は停滞している感があるが、優れたところも数多くあり、卑下することはないと思う。しかし、経済成長が鈍化してきているといえ、躍動感があり、学ぶこと、そしてよりよい生活を求めることに努力を惜しまない新興国の若者たちにはいずれ抜かれてしまうのではないかという危惧がある。

 より広い見識を得て、更に研鑽を重ねねばならないと思う今日この頃である。




本日、関わっていたすべての設備設置が終了し、インドでの第3の大物プロジェクトが終了しました。

昨年6月からの入札から始まり、2月末までの半年間、ほぼこれに向けた準備と実践で自分はいっぱいでした。
準備にかけた時間、そして成果を出すことが出来るかどうかの不安は計り知れなかったですが、今日、検収打合せを終えた時点で全てが昇華したような感じを受けます。

そして、このプロジェクトのために、英語も話せないのに無理やりインド人の中に放り込んで、仕事をこなしてもらった我社の熊崎さんに感謝。最初はおっかなびっくりだったのですが、途中からインド人を見事に使いこなし仕事を回せるまでに成長しました。不安を感じすぎたり安定を求めすぎて、挑戦をやめてはいけませんね。やってみることが大切です。

クロージングミーティングでは、お客様からご指摘の点は一点もありませんでした。ミーティングの後に、1時間帰るのを待っていてくれと言われたので、残務があると思いきや、私達への感謝のプレゼントを準備してくれていました。涙がながれそうになりました。

プロジェクトの途中には苦しい時もあり、へこたれそうになったことも何度もありました。でも、この一瞬のために仕事しているんだ、と思わせてくれました。

これからまだまだやりたいことは一杯あります。多分、これまでより苦しい仕事を選ぶことになると思います。しかし、やり遂げた一瞬の喜びのために、戦い続けたいと思います。

我社の社員さんの一人が、独立して自分で事業を開始することと成りました。辞めたのは12月末なので少し前ですが、徐々に事業の準備も進んでいるようです。




とても優秀な人だったので、本当は残ってもらって一緒に仕事をして欲しかった。しかし独立して新しい市場にチャレンジするという前向きな話を聞くと、止めることはできないですね。逆に応援しなければいけないと思います。ぜひ成功して欲しいです。




経営者の中にもサラリーマン的な考え方が蔓延っている
のが現在だと思います。特に、経営環境の悪さから、守りの戦略にはいる人も少なく有りません。この社員さんのように自分たちの才覚を賭けて何かをやり遂げようとする姿をみると、まだまだ日本の中にも頑張る若者がいることを感じて、快いです




自分は、リスクテイカーであるとずっと信じてきました。しかし、サブプライムローン問題から始まる危機の中でもがきながら、海外へのチャレンジ(下駄履き投資)や会社の新しい価値と方向性を産み出そうと更なるリスク・チャレンジをするように成りました。経営者として今なお影を落としている金融危機に直面したことで、自身がより大きなリスクを取り、新しい価値観を生み出す努力のできる人間に変わったと思っています。私はこの不況には大きな感謝をしています。




私の会社には、このようなリスクテイカーが数人います。
そのような人たちが新しい時代を作ると信じて、私は重用するようにし、会社の要職を任せるようにしています。中には、彼のように自分の事業を立ち上げる人もいます。失ったものは大きいのですが、それは歓迎するべきだと思っています。それが我社のDNAなのですから。




社内で革新を促せる人には、半端ない、できるだけ重たーい仕事を与えるようにしています。また新事業の立上は、コア・コンピテンスを生かしていれば無条件で歓迎しています。外でも中でも新しい価値が生み出せる会社作り。それが自分の最終的な会社作りの方向性だと思っています。



自分も頑張らなくては。今回のインド滞在は後一週間で終了。その間に新しい価値を生み出す仕組みを創り上げるよう動きまくります。また、日本に帰ったら、日本での事業の再定義、そして、--香港のシナジーを生かした価値創造をしていきたいと考えています。打てる手は無限大!やらない理由はない!といった所です。