本日往診にて治療
幼児の吃音は、放置しても7~8割は自然に治ると言われています。言語の発達段階における脳機能のちょっとした混乱ということなんでしょう。とはいえ、残り2-3割になる可能性を減らすのは、カイロプラクターの役割でしょう。
どういうことをしたかというと、まずは仮説を立てることからスタート。
1.食事、会話ができることから構音障害は除外。バランス感覚も正常なので小脳障害も除外。(ここまでは、念のため確認した程度、はじめからわかっていたこと)
2.ということは、大脳皮質レベルでの機能的アンバランスがあるのだろうと推測し、そのアンバランスを作り出している部位を特定し、調整を行うことで改善できるだろうと推測。
で、大脳皮質の機能的アンバランスを特定する方法は、神経学的検査の利用あるいは気感(生命エネルギーの流れの異常を感じることで検査すること)の利用ということになるわけですが、素早く検査できることと直接異常部位を見つけられる(神経学的検査を複合的に行い、その結果から異常部位を論理的思考で推測するという作業は時間がかかる)という簡易性があるので、まずは、気感で異常部位を見つけることとした。
異常部位:右大脳皮質頭頂葉下部から側頭葉にかけて(4/10:正常が10)
このエリアは、いわゆる言語野に該当することから、この部位の改善をターゲットとすることに妥当性はあると判断。
つぎに、上記の異常を改善しうる部位を見つけるために気感で異常部位を見つけ(とはいえ、脳機能に影響しやすい部位、つまり平衡系に影響を与えやすい部位は学問的にも経験的にもわかっているので、さほど時間はかからない)、見つけた部位の構造診断を行う(いわゆる変位を判定する)。
結果として、第二頸椎右後方変位が、右足ショパール関節の外側部に離開を起こし、それが右の仙腸関節に離開の変位(いわゆるAS)をつくっていることが、特殊な二点TL(エネルギーの出し入れによってどちらがどちらを支配しているかを見出す方法、TLの概念は、アプライドキネシオロジーからきている、それを自分流にアレンジした方法。支配関係=どちらが原因に近いかを見出すことができる)によって明らかになった。
後は、この第二頸椎への刺激が、右大脳皮質の機能を改善できるかを気感により判定し、その部位への調整が、歩行バランスの右足外側への偏よりを改善させたことを確認して終了となる。(右足がわずかに外反になりながら歩いているのは事前に確認済み)。
以上のような思考過程を経て治療を起こない、1か月後に再評価することとした。ちなみに、治療部位は第二頸椎以外に右ショパール関節、右仙腸関節にも加えた。これは、組織の形状記憶性状(粘性によって生じる性質)を考慮したためである。
まとめると、神経学的に仮説を立て、気感で異常部位を見つけ、支配関係を判定し、調整し、気感で異常部位の改善を確認し、最後に神経学的改善(平衡機能の改善)を確認したということです。
