マイケルさん7年前に遺言書「遺産は母と子に」 米報道
2009年7月1日9時20分asahi.com
【ロサンゼルス=堀内隆】急死した米歌手マイケル・ジャクソンさんが02年に書いた遺言書が見つかったと、複数の米メディアが30日報じた。遺産を母キャサリンさんと3人の子どもに分け、いくつかの慈善事業にも寄付する内容だという.
また米ウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ、電子版)はジャクソンさんに近い人の話として、02年の遺言書より前に書かれた1、2通の遺言書が見つかっていると伝えた。
一方、AP通信は07年3月時点でジャクソンさんの資産を算定した米会計事務所の資料を入手した。
それによると、資産はソニーとの共同出資による出版社が持つビートルズやボブ・ディランらの曲の著作権(約3億9千万ドル)など約5億6800万ドルで、負債3億3100万ドルを差し引いた純資産は約2億3700万ドル(約228億円)。
ただ「著作権は20億ドルの価値がある」との見方がある一方で、負債額は5億ドルにのぼるとの推計もあり、「資産と負債の全体像を把握するのは困難な挑戦」という点で米メディアの見方は一致している。
米CNNによると、遺族のもとにあるジャクソンさんの遺体は2日朝に、米カリフォルニア州にあるジャクソンさんの邸宅兼遊戯施設「ネバーランド」に移され、3日にファンに公開される。近親者による葬儀はネバーランドで5日に行われるという。