大嶺がロッテと仮契約…契約金1億円、背番1
ロッテから高校生ドラフトで1巡目指名された沖縄・八重山商工高の大嶺祐太投手(18)=184センチ、80キロ、右投左打=の入団が15日決まった。瀬戸山隆三球団社長らが石垣市内の同校を訪ね、契約金1億円、年俸1000万円で仮契約を結んだ。背番号は1。
大嶺は「日本選手で一番速い球を投げたい。島の子どもたちに夢や勇気を与えたい」と抱負を語った。27日にはバレンタイン監督が石垣市を訪れる予定。(金額は推定)
(2006年11月15日21時07分 スポーツ報知)
ソフトバンク小久保誕生、契約合意発表
小久保は「残りの野球人生をソフトバンクで骨を埋めることに決めた」、ソフトバンクの王貞治監督は「一緒に戦うことができると思うと、うれしい」とのコメントをそれぞれ発表した。
一方、慰留に失敗した形の巨人の原辰徳監督は「本人から、ソフトバンクを選んだと丁重な電話をもらった。彼が残した足跡はとても大きく、3年間残してくれたものに感謝する」と話した。
小久保裕紀内野手「残りの野球人生をソフトバンクで骨を埋めることに決めた。王監督の「福岡で一緒に戦おう」の言葉で僕の心は決まった。どんな役割でも担う覚悟で福岡に帰ります。巨人関係者には感謝の気持ちでいっぱいです」
ソフトバンク・王貞治監督「今のホークス魂をつくり上げてきた仲間であり、また一緒に戦うことができると思うと、うれしい。心強い限り。3年間優勝を逃しているだけに、一緒になって来季こそ優勝そして日本一をつかみ取りたい」
電撃トレード!巨人が谷を獲得へ
巨人が再建へ向けた最大の補強ポイントに挙げているのが、右の外野手。1日に都内のホテルで行われた日米野球の前夜祭で、滝鼻卓雄オーナーは「補強するとしたらポイントで、線ではなく点でやる。育成が最優先だが穴はある。それを補強で埋めるしかない」と語ったが、まさに「右の外野手」として白羽の矢が立ったのが谷だった。
谷はここ2年は不振で、特に今季は右ひじの故障もあって、打率・267、6本塁打、30打点に終わった。だが、これまでの実績は十分。01年から4年連続で打率3割台をマークし、守備でも01年から04年まで4年連続でゴールデングラブ賞を獲得している。また02年は41盗塁で盗塁王にも輝いている。巨人は谷の再生が十分に可能と判断した。
外野手は、巨人の大きなウイークポイント。今季は高橋由が右脇腹などの故障で、2度も戦列を離れた。故障の影響もあって自慢の守備が衰え、シーズン途中に左翼コンバートされた。また開幕前には右翼の定位置争いを繰り広げると期待されていた亀井、矢野の2人は、思ったほどの成績を残せなかった。シーズン途中から中堅の座をつかんだ鈴木も故障がちだ。
さらに右打者不足も深刻。小久保がFA流出する可能性が高く、残るは二岡と、矢野、スイッチヒッターの鈴木しかいないという状況だ。
来季はプレーオフが導入され、Aクラス入りが至上命題。今オフは補強に積極的に取り組んでいるが、最大の補強ポイントに、貴重な戦力が加わったといえるだろう。
一方のオリックスは清原、中村の加入で、チームリーダーとしての谷の存在感が薄れつつあったこともあり、放出に踏み切った。今季は先発、中継ぎが不足で5位に沈んだことから、交換要員には高橋尚成投手(31)、木佐貫洋投手(26)、真田裕貴投手(22)、酒井順也投手(25)ら、投手の名前が挙がりそうだ。
巨人 仁志がトレードで横浜移籍
巨人の仁志敏久内野手(35)がトレードで横浜に移籍することが6日、明らかになった。
同日、両球団から発表される。
仁志は茨城・常総学院高から早大、日本生命を経て、1996年に巨人に入団。2005年まで10年連続で100試合以上出場し、主力として活躍した。しかし今季は64試合出場で打率1割8分5厘と不振だった。
李、松井超え契約
巨人・李承ヨプ内野手(30)が5日、東京・大手町の球団事務所で来季の契約交渉に臨み、今季の年俸1億6000万円から4億9000万円増となる6億5000万円プラス出来高(金額は推定)という大型契約を結んだ。契約年数も4年という異例の長期を基本線とし、チームが日本一を達成した場合、メジャー移籍か残留かを改めて話し合う付帯条件が加えられた。2002年の松井秀喜外野手(現ヤンキース)の年俸6億1000万円を突破した主砲は来季、背番号を「25」に変更し、日本一のけん引役になることを誓った。
巨人に栄光を取り戻すために全力を尽くす。李は「優勝するまで他の球団には行きたくない。(巨人の)みんなと一緒に戦いたいので、この契約にしました」と宣言。チームが日本一になるまで、夢のメジャーを封印することを明かした。この日、代理人の水戸重之弁護士を伴い、球団事務所で清武英利球団代表(56)と会談。破格の大型契約を結んだ。
年俸は305%増となる6億5000万円。今季、球界最高年俸だった西武・カブレラ(6億円)を超えた。143試合に出場して41本塁打、108打点、打率3割2分3厘と成績は文句なし。満身創痍(そうい)でも弱音を吐かず、主砲として存在感を見せつけた。「(02年の)松井秀喜選手と同等か、それ以上の評価をしています。久しぶりの真の4番だから」と清武代表は説明。“ゴジラ超え”という最大級の評価が額面に出た。
4年契約も画期的だ。巨人はここ数年、日本人、外国人を問わず、単年または2年契約を基本としてきた。年数からも李を評価していることが分かる。そして、チームが日本一になった場合、翌年以降の去就、契約条件を改めて話し合うオプションが付いた。夢のメジャー移籍か、それとも巨人残留か―。李サイドが4年契約に縛られず、選択できることになったのも、李の意思を尊重した表れだろう。
残留を機に背番号を「25」に変える。今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で5本塁打、10打点(ともに大会記録)をマークしたとき、背負っていた縁起のいい数字だ。「昔から好きな番号だからWBCでも選んだ。(現在つけている)亀井選手には申し訳なく思っている。昔のイメージを捨てて、新しいイメージで戦いたい」。韓国・サムスン時代は永久欠番となった「36」をつけた。ロッテでも同じだった。しかし、数々の栄光を打ち立てた「36」や今季の「33」と決別し、新たな気持ちで来季に臨む。
母国・韓国のメディアも多数、詰めかけた残留会見。巨人の主砲は母国のファンにも「米国へ行く、と期待していたファンも多いだろうが、私が選んだ道。後悔はしていない」とメッセージを送った。帰国は、13日に左ひざの再検査を受けてからになる。巨人で優勝し、日本一になる。新しい夢に向かい、李が走り出した。
巨人 小笠原に3年20億円を準備
巨人がFAでの獲得を目指す日本ハム・小笠原道大内野手(33)に対し、最大で3年20億円の大型契約を準備していることが27日、分かった。この日からFA有資格者による権利行使の表明期間がスタート(11月7日まで)。その目玉である小笠原の今季推定年俸は、日本人選手では球界トップの3億8000万円。巨人は今季パ・リーグ2冠王に輝いた実績も加味し、用意できる最大限の条件でライバルといわれる中日に差をつけたい考えだ。 小笠原の獲得に動く時点で、金銭面の条件を整えなければならないのは覚悟している。ある読売関係者は「大物選手を獲るとなれば、資金がかかるのは仕方がない」と明言。最大で総額20億円近い巨額契約になることも想定し、小笠原のFA権行使に備えて水面下で準備を進めている。
理想の契約年数は、再度FA資格を取得するまでの4年間。しかし巨人ではかつてペタジーニらと長期契約を結んで効果がなかった反省から、最近では年数の上限を「2年」としていた。昨年FAで獲得した野口、豊田も2年契約。今回はその上限を“破棄”し、2年プラス3年目は球団側に選択権のある3年契約を検討しているという。
日本ハム・岡島、メジャー視野にFA宣言へ
すでに代理人の選定作業を行っている。日本シリーズ第1、2戦ではレッドソックスのスカウトも球場を訪れた。由佳夫人は米国留学も経験しており英語は堪能で、家族の問題もない。また米球団だけではなく国内の複数球団も、大きなカーブを武器にする貴重な左腕に興味を示している。
今季は開幕直前にトレードで巨人から移籍しマイケル、武田久らとともに救援陣をけん引。55試合に登板し2勝2敗4セーブ、防御率2・14と活躍した。球団関係者は「今季は本当に活躍してくれた」と話し高く評価しているが「残留するのは難しいかもしれない」との見解を示していた。