FaceTimeはできても、会えない。その距離が教えてくれたもの
私たちは、もともと家が車で20分ほどの距離にあり、ほぼ毎日のように会っていました。
授業の前の30分だけでも会ったり、夕食を一緒に食べたり、特別な理由がなくても顔を見るだけで安心できる日々でした。
しかし、私の転職で別の州へ引っ越したことで、当たり前だった日常は大きく変わりました。
そこから 遠距離恋愛 が始まりました。
FaceTimeでは繋がれる。でも、やっぱり“会えない”という事実は大きい。
遠距離になってからも、FaceTimeで毎日顔を見ることはできます。
声も聞けるし、表情もわかる。
以前と同じように笑い合うこともできます。
それでも、
画面越しでは埋まらない距離がある ことに気づきました。
同じ空間にいるときの安心感や、隣に座るだけで伝わる温かさは、画面ではどうしても再現できません。
たとえ毎日話していても、
「すぐ会いに行く」ことができない現実は、思った以上に心に影響します。
20分の距離が、飛行機の距離に変わった
以前は「今日どうする?」で会えていました。
今は、スケジュールを調整しても 2,3か月に1回会えるかどうか。
20分の道のりが、今では“準備と移動が必要な距離”に変わりました。
この変化は、遠距離を経験したことのない頃には想像していなかった大きさでした。
距離があるほど、言葉を大切にするようになった
会えない分、私たちは以前よりもコミュニケーションを丁寧にするようになりました。
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不安をためこまない
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思ったことは隠さず共有する
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小さな出来事もちゃんと話す
直接会えば表情や雰囲気で分かる部分も、遠距離では言葉にしなければ伝わらないため、今まで以上に「言葉」が重要になりました。
会える日の価値が、まったく違うものになった
遠距離になってから、会える日は以前にも増して特別な時間になりました。
ただ一緒に散歩するだけでも、
同じ空間にいるだけでも、
「会える」という事実が大きな幸せに感じられます。
近くにいた頃には気づけなかった価値を、
距離があることで強く実感するようになりました。
遠距離で、むしろ関係は強くなった
遠距離恋愛は確かに簡単ではありません。
寂しさも、すれ違いも、不安も、ゼロではありません。
しかし、ひとつだけ確信していることがあります。
それは、遠距離になってから、関係がさらに強くなったということです。
お互いに信頼しているからこそ、
不必要な束縛はまったくありません。
連絡を強要することもなく、相手の予定や人間関係に干渉することもない。
むしろ、
信頼があるから遠距離を続けられるし、遠距離だからこそ信頼が育った
と感じています。
“会えない期間”にこそ、ふたりの関係の土台が固まったように思います。
最後に
遠距離恋愛は、会えない寂しさもありますが、その期間を通して関係がさらに強くなったと感じています。
そして、そんな日々の中で、「どうしても会いたい」という気持ちが大きくなっていきました。
じつは、8月にも再会していましたが、
次に会えるのはまた数か月先の予定でした。
それでも——
今回はどうしても “自分からサプライズで会いに行きたい” と思ったのです。
そして迎えたサンクスギビング。
私は、彼女には何も伝えず、約12時間かけて車を走らせました。
ただ驚かせたいから。
ただ会いたいから。
そして、それがきっと彼女を喜ばせると信じていたから。
“サプライズで会いに行く”
この行動が、遠距離という状況の中で、ふたりにとって大きな意味を持つことになりました。
次回は、そのサプライズの実話をお届けします。
▶ Episode 7:「会いたいのために12時間。サンクスギビングのサプライズ訪問」につづく













